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日本はなぜ世界から見てオーガニック後進国なのか?

こんにちは。
株式会社signの藤井です。

私はエシカルセレクトショップの経営をしているため、オーガニックなものを使ったり買ったりするのは日常なのですが、まだまだ日本は世界から見るとオーガニックに対する積極性で言うと、かなり遅れをとっているように感じます。
なぜなんだろうと思っていたのですが、先日ある記事を見て、そうだったのか!!と思ったのでシェアしたいと思います。

オーガニックをなぜ買うのか?

オーガニック先進国と言われているドイツ。
日本とドイツのオーガニックを買う理由が違いすぎて驚きました。

まず日本。
80%以上の人が回答したのが、
「健康のため」
「食の安全のため」
だそうです。
「美容のため」
と答えた方も20%程度いるそう。

そしてドイツ。
80%以上の方は
「アニマルウェルフェアのため」
「地域の農家支援のため」
「環境保全への貢献のため」
「生物多様性保全への貢献のため」
などと複数回答されたそうです。

ちなみに、アニマルウェルフェアとは以下の意味。
まだ日本では馴染みがないですよね。

アニマルウェルフェア(動物福祉)とは、一般的に、人間が動物に対して与える痛みやストレスといった苦痛を最小限に抑えるなどの配慮により、動物の待遇を改善しようとする考えのことをいう。動物福祉は、近代以降に西洋で生まれ、家畜動物を対象として大きく発展した概念である。

オーガニックに対する消費者意識の違い

ドイツの消費者は、自分のためというよりも、地球環境のためや社会貢献のためにオーガニックを購入するという、ソーシャル的な側面を大事にしていることがわかります。
一方に日本は、まだまだ自分というものが軸としてあり、オーガニックを購入しているんです。

この違いは日本人がそもそも知識として学ぶ場がない、ということがあると思います。
ヨーロッパではオーガニックな給食が常識になりつつあるなど、学校教育の段階から食の大切さ、地球環境のことなど、ソーシャルなことを学ぶようなので、日本でもそういう方向に向かうともっとオーガニックに対する意識が変わるのではないでしょうか。

オーガニックは高いのか?

また、日本人の意識の中になるのが
「オーガニックのものは高い」
というもの。
ですが、海外のオーガニックを買う人たちの意識は全く違い、オーガニックの方が適正価格という考えなのです。
一般の食品や化粧品が安いのには理由があります。
オーガニックのものは健康や環境などに対するコストをちゃんとかけているものなので、実はそちらが普通なのです。
なので、この意識を変えていくような教育も必要だと私は考えています。

まとめ

私も仕事で関わるようになってからいろんなことを知識として持つようになったことと、子供を産んで使うものを気にするようになってから、かなり意識が変わってきました。
日本でも地球環境に良いもの、社会的に良いもの、自分にも良いものを当たり前に使うような常識が早く当たり前になるように、微力ながらエシカルセレクトショップの運営を通じて引き続き努力してまいります!

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