【エッセイ】雪の降った夜の話
東京に雪が降った。
白いふわふわが空から舞い降りてきて、世界はしんと静まりかえっている。
私はこの、雪の降る街の静寂が好きだ。
夜になって外に出て、
まだ誰も踏んでいない雪を踏む。
ぎゅむ、とした感覚。キンと冷えた空気とは反対に、心は高揚して温かくなる。私は楽しくなって、たくさん踏みしめる。
真っ直ぐ家へと向かう足跡の中に、踊ったような足跡が追加された。
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