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神戸ストークス グッズ会議 議事録【他チームも参考になるはず】

⚠️本投稿で使用されている写真は全て私が撮影したものです。被写体ご本人及びチームメイトの方以外は無断での保存、二次利用、転載をご遠慮下さい。

はじめに

遡ること、2024年4月23日。森山HCの退任が発表された日の夜。WolfyさんがTwitterで行っていたスペースにストークスの共同オーナーの1人である川上聡一朗さんが飛び込み参戦してきたのだ。そこで話題になったのが「ストークスのグッズ、ぶっちゃけどう?」「どんなグッズが欲しい?」ということ。正直私もどういう流れでこの話になったのかはもう忘れてしまったのが、これがかなり盛り上がった。川上さんがその中で「議事録が欲しいな…」とおっしゃっていたので、noteに書き起こしてみようと思う。書き漏れはあるかもしれないが、ストークスの発展に少しでも繋がるなら…という気持ちで書ききった。そして字数は見事1万字を超えた____________
運営はこれを読んでグッズのニーズについて1度真面目に考えて欲しい。

Special thanks : Wolfyさん(スペース主)、川上聡一朗さん(ストークスのオーナー)、さなえさん(スペース参加者)、Kz.@MONSTERさん(スペース参加者)、コメントを残してくださった全てのストブーさん

ブースターが欲しいグッズは2種類ある

具体例は後述するが、この会議を通して分かった事として、ブースターの求めるグッズというのは大きく分けて2つあるということだ。1つは推し活要素が強いもの(観戦で使うアイテムもここに含む)、もう1つは日常生活に溶け込みやすいものだ。ここの線引きをしっかりしていないと、買い手のニーズに応えられていない中途半端な商品になってしまうと私は思う。

例えば「ネームタオル」だ。観戦グッズの定番であるネームタオルは多くの人が「選手に『ここにあなたのファンがいるよ!』とアピールするため」に買うものだと私は認識している。だからネームタオルは「視認性が命」だ。何よりもコートにいる選手から名前が見えやすいことに重点を置いたデザインであるべきだ。…が、ストークスに限らず、近年のBリーグを見ているとそこを履き違えているチームが多いように思うあの会議を通してそれをすごく強く感じた。本当にファン目線で欲しいグッズを考えて頂ければこうはならないような気もするのだが…やはりある程度のヲタク経験がないと感覚では分からないのかもしれない。各チームのグッズ担当者の中に今すぐヲタクをぶち込んで欲しい限りである。

結局、ブースターが欲しいグッズはこれだ!〜開幕戦までには絶対に揃えておけ編〜

ここからはグッズの具体例をあげていくが、最初にあげるのは「観戦グッズとしてマストなもの」ばかりだ。タイトルにもあるが、これらは常連からすると最初の試合観戦から使いたいものだ。さらに開幕戦となると世間の注目度も高く、ご新規さんも来られるだろう。試合を通して気になる選手が出来たらしれっとグッズ売り場へ寄ってお買い物して帰ってくれるかもしれない(私がそうだった)。だから今から書くものは是が非でも開幕戦までに揃えて欲しい。そのためには早くロスターを確定させないとね!新外国籍はまだですか?

①ネームタオル

上にも例で書いたが、ネームタオルは視認性が命だ。凝ったデザインにする必要はないので、選手がコートから見た時に気づきやすいデザインにして頂きたい。ネームタオルこそシンプルイズベスト!

あとこれはカメラ民・最前民からの切なる願いとして書くが、名前が縦書きのネームタオルが欲しい。これはストークスに限らず、どこのチームにもお願いしたい(さなえさん曰く京都が縦書きネームタオルを出していたとか…?)。横書きだと膝にかけた時、コートに立った選手たちから名前が見えづらいからだ。選手にアピールするために持っているものなのに選手から見えていなければはっきり言って意味が無い。「手に持ってアピールすれば良い」と思われるかもしれないが、横幅があると隣の人の邪魔になりやすいし、何よりそれで両手が塞がってしまう。せっかく選手が気づいて手を振ってくれたとしても、写真や動画に収めておくことが出来ないのだ。どうしても横向きデザインを出したいのであれば、差別化を図るためにナンバータオルを出すのもアリかなと思う。実際、千葉Jはネームタオルとは別にナンバータオルも出している。

余談だが、チームロゴのタオルは好みがかなり分かれると思う。私自身は「限られたお金を出して買うほど欲しいものでは無い」と考えている。個推しの私にとって会場でチームロゴのタオルを掲げるタイミングが全くないからだ。 もちろん箱推しの方も一定数おられるので「チームロゴタオルは出す必要のない商品です」と言うつもりはないのだが、万人受けと見せかけて実はかなりターゲットが限られる商品だと思う。
ただ、2月の青森戦でサンワカンパニーさんから配布されたストーキーの絵が一緒に入っていたあのタオルは良かった。私が選ぶ、今シーズンの配布プレゼントで嬉しかったものランキング2位だ。両日観戦した私は各日1枚ずつで計2枚貰ったのだが、3月のA千葉アウェイ戦で急遽私と一緒にストークスを応援してくれた親友(その日がBリーグ初観戦、神戸市出身の葛飾区民)に1枚プレゼントしたら「ストーキーが可愛い!良い記念!」と結構喜んでくれた。チームロゴタオルは来場記念品としてすごく良いと思うし、需要もあると思う。

②ユニフォームベア(通称:ユニベア)

「ぬい活」「ぬい撮り」という言葉をご存知だろうか。

推しの概念であるぬいぐるみをお出かけのお供として連れて歩きたい。どうせなら試合会場(特にアウェイ)や移動中の記念写真もたくさん撮りたい。ユニベアはそんなヲタクのワガママを叶えてくれる存在だと思う。可愛いテディベアが推しのユニフォームを着ていたら愛おしいに決まっているのだ。特に女性のブースターや子供のブースターからは支持されているグッズのひとつだと思う。

トガベアat大阪駅🧸
夜行バスの乗車地が大阪駅だったので記念に撮影。まん丸でなんとも愛らしいフォルム。

千葉Jのユニベアは例年受注生産で手元に来るのがシーズン後半になってからという悲しさはあるものの、人気すぎるあまり即完売で買えなかったり、転売ヤーの餌食になったりという怖さの方が正直かなり大きいので、仕方ないと思っている。ストークスにはその心配もないかなと思うので、なんとか開幕までに出して頂きたい。ただ、今シーズンのベアはフォルムやら顔やらがイマイチだったので、その辺は女性スタッフに意見を聞きながら上手いことやって欲しい。

23-24シーズンのノリベア🧸
顔や耳が左右非対称なのも気になる。
落とす心配がほぼ無いので
ボールチェーンじゃなかったことは高評価。
でもそれ以外は…。


余談だが、AKATSUKI JAPANは公式グッズとしてユニベアとは別で選手のぬいぐるみ(もはやテディベアという選手の「概念」ですらなく、ちゃんとヒト型)を販売している。


最近発売されたばかりのAKATSUKI JAPANぬいぐるみ。
BELIEVEの応援上映では映画館内に死ぬほど居た。
プリンくんの耳は私がカスタムでつけた🐶
(本当はキティ派)

③オーセンティックユニフォーム

受注生産品とはいえ高級グッズの部類なので開幕に間に合わせるべきなのは当たり前すぎて書くか迷った。個人的に今シーズンのユニフォームデザインにおける残念ポイントは前面のナンバーが客席に座った時、選手からほぼ見えていなかったこと。過去に千葉Jでオーバーサイズのオーセンを購入したらナンバーがおへそあたりに来てしまったので、今回はその反省を活かして小さめサイズを買ったのだが、それでも私の座高だと前からはチーム名しかほぼ見えていない。座った時に前からナンバーがよく見えるかどうかなんてわざわざ考えてデザインせんやろな〜とは思うし、川上さんがスペースの中で仰っていたけど、今シーズンからユニフォームサプライヤーが変わっているので仕方ない部分もあったのかなとは思う。でも来シーズンはその辺も少し考えて頂けたら嬉しい。

④ベースボールシャツ

アパレルグッズにはオーセンやレプリカなどのユニフォーム系だけでなく、パーカーやTシャツなど様々なものがある。男性や子供は自宅から着て来る方もチラホラ見かけるが、女性は多くの人が会場内で着脱をしている。もしくは上からジャケットなどの私服を着て、アパレルグッズが見えないような状態で来る・帰る方が多い。このことから分かるように女性は外でアパレルグッズをファッションとして身につけたいとは思わない人が多く、会場内で着脱しやすいタイプを求める傾向にあると考える。そこで私がオススメしたいのはベースボールシャツだ。

千葉Jは選手個人モデル以外にジャンボくんモデルなんかも出していたりする。ベーシャツはどこの会場でもよく見かけるのでBリーグの定番のアパレルアイテムだと思うのだが、今シーズンのストークスでは販売されていなかった。

ベーシャツの良いところはまず買いやすい価格だ。ユニフォームの相場が1.5~2.5万円なのに対し、ベーシャツは5000円前後で販売しているチームが多く、アパレルアイテムとしては比較的買いやすい部類に入る。次にナンバーやチーム名が大きく入っていること。縦重心のユニ系と違って横幅重心のデザインが多いので、コートからもおそらく見やすいだろう。さらに前が開くので、Tシャツやパーカーと違って着脱がしやすい。デザインとしてもオシャレで可愛いものが多く(これに関してはデザイナーの腕も試されるところやけど…)、例えば遠方に住んでいるブースターで「ユニフォームにはお金をかけられない」という方や学生からも人気のあるアイテムであると私は認識している。22-23シーズンまで阪神タイガースのお膝元である西宮市で活動していたのだから、野球ファンからも支持されやすいアイテムではないだろうか?

⑤光り物(ペンライト、バングルライト、リングライトなど)

神戸ストークスのクラブスローガンは「ALL GREEN」だ。このスローガンと「全緑神戸」を掲げてトータル来場者数9万人プロジェクトなんかも行われた。熱心に応援しているブースターにはそれなりに染み付いている言葉だと思っている。しかし、客席を見てみるとそんなに緑に染まっているという印象は無いのだ。シーズン終盤は無料で見に来ている人が多かったので仕方ないのかもしれないが、アウェイで同じB2の滋賀(来シーズンはB1復帰!おめでとうございます!)を見た時にかなりのショックを受けた。

2024.4.14(日)vs滋賀レイクス at滋賀ダイハツアリーナ
個人の顔を判別できないように一部ぼかしを入れています。

青い。シーズン最後のホーム開催だったからというのもあったかもしれないが、客席のどこを見ても青かった。でもこれが理想のホームであり、ストークスの目指すべき形だと思う。強いチームはブースターも強い。もちろん例に漏れず千葉Jも(天皇杯やCSなど大舞台は特に!)死ぬほど赤くなる。

2024.3.16(土)天皇杯決勝 vs琉球ゴールデンキングス
atさいたまスーパーアリーナ
一部ぼかしを入れています。
2024.3.16(土)天皇杯決勝 vs琉球ゴールデンキングス
ぼかしを入れています。確かこの辺は自由席だったはずです。

余談だが、この日のたまアリは客席が赤と白(=琉球側)の真っ二つに割れていて圧巻だった。「応援の圧」をただ座っているだけでも感じられた。強いブースターたちが一堂に会すると絶景が見れるのだ。

話を戻そう。ストークスはワールド記念ホールで試合をする時、オープニングやスターティングファイブの発表などで暗転の演出を用いている。そこでペンライトやバングルライトなど何かしら光るアイテムを公式から販売して頂きたい。ブースター数名が自主的に持ち込んでいるのは見かけるが、公式になればもっと広まる文化だと思う。会場内で制御ができたり、アウェイチームの色にも変えられるような多色対応のものがベストだが、経費などの問題もあると思うので最悪緑1色でも良いだろう。暗転しているのに照明が会場のスポットライトだけ…というのはなんとも寂しい感じがする。光り物は会場を緑に染めるという意味でも活躍すると思う。え?来シーズンは神戸市立中央体育館がメインホームやって?知らんがな!体育館でも暗くできるやろ!!!

⑥鳴り物(メガホンなど)

スペースの中では話題にならなかったが、個人的にこれは取り上げておきたかったので書いておく。ストークスは来場特典としてハリセンを配りがちだ。それ自体を悪く思うことはないのだが、個人的に気になるのは試合後に会場内で捨てて帰る人が多いことだ。ゴミ箱がハリセンで溢れかえっていて、酷い時は入り切らずに地面に落ちていたりもするのだが、スタッフもゴミ袋を替えに来ないので、ゴミ箱付近がものすごく汚い。そんな状態なのに会場内やSNSで「ハリセンはご自宅までお持ち帰りください」というアナウンスもされていない。正直、ご新規さんがあの惨状を見て「またこのアリーナに来たいな」と思えるのだろうか…。中にはハリセンを有料で売っているチームもあるらしい(横浜BCがそうだったような?)が、言ってしまえばただの紙なので、個人的にはハリセンを売るぐらいならプラスチックのメガホンとかをまず売り物として出して欲しいなと思う。ただハリセンの方が大きな音が出やすいことは間違いないし、いずれにせよアリーナが汚いのは嫌なのでまずは持ち帰るようにアナウンスで呼びかけて欲しい。

ちなみに千葉Jもハリセンは配布しているが、有料の鳴り物も結構充実している。特によく見かけるのは「ジャンボくんハンドクラップ」。見た目が可愛いのと音が出やすいことで人気を博しているようだ。使いまくって割れた結果、2代目や3代目を購入している人もFF内でしばしば見かける。ストーキーの手では音鳴らへん気がするけどね!🐥

以上、6点が開幕までに揃えていて欲しいマストアイテムだ。川上さん、あの会議の場にいた人としてどうにかこうにかよろしくお願いします。

結局、ブースターが欲しいグッズはこれだ!〜急ぎでは無いけど普通に欲しい編〜

ここからは「開幕までに揃えてくれとは言わないけど、シーズン中に出して欲しいな」と思うグッズをスペースで見た意見優先で書いていく。急ぎアイテムは観戦中に使うものが多かったが、ここからは日常生活で使うものが多く書かれる。

①お菓子系

お菓子系はホームのブースターだけでなく、アウェイのブースターから求められることも多いようだ。確かに観戦のお土産として消耗品はちょうど良い。例え違うチームを応援している人へのお土産であったとしても、お菓子であれば困ることもないかなと思う。配れるようなクッキーとかはストークスの布教や話題作りにも良い。洋菓子の街、神戸ならではのお菓子をぜひ販売してみてほしい。ストーキーがデザインされた風月堂のゴーフルとかどう?結構可愛いんちゃうの!?🐥
お菓子系は川崎の得意分野という意見がスペースにあがっていたので、参考に貼っておく。確かにこのおまんじゅうとかめっちゃ可愛いしお土産に貰ったら嬉しいかも🥺⚡️

ちなみに私が「お菓子」で最初に思い出したのは静岡のおいもチップス。おいも大好きでお馴染みのベルティが広告塔となっている。地域貢献にも繋がってるし、味もかなり美味しいとTLでも話題になっていた。

②マスコットのぬいぐるみ

わざわざ言う必要も無いかと思ったが、さすがにどこのチームに行っても売ってるので、ストークスだけ売らないというのは勘弁して欲しい。マスコットが人気のチームだと家に置いておくようなデカいやつからカバンに付けれる小さめサイズまで豊富に展開していることもある。ウチのジャンボくんは限定生産だった特大ぬいぐるみも含めると4サイズ展開だ。

さすがにこのサイズ感と価格帯だと私も買えないので、まずは10cm前後の手が出しやすい価格(1500円前後)のぬいぐるみから販売をお願いしたい。これぐらいのお値段ならアウェイのブースターさんも買って行ってくれるかも。あ、くれぐれも可愛いフォルムでお願いします。見た目の可愛さを追求するならロウルとかシカッチェあたりを参考にすると良いと思います。丸み命!NO胴長!

③ブランケット

スペース内でめちゃくちゃブランケットを欲しがってる人がいたので書いておく。私は暑がりなのもあってあまり使うことはないけど、確かにデスクワークの人とかには重宝されそう。OLウケを狙うならさりげなくストークスを感じられるような日常に溶け込みやすいデザインが良いのかなと思う。

④アクリルスタンド

スペース内でも少し話題になったアイテム。個推しからは特に人気のあるアイテムだ。数が見込めないなら受注生産でも良い。ただ、松崎賢人選手の引退記念で出していたアクスタはさすがに高級すぎた(高さ16cmで4950円)ように思うし、価格を理由に買うのを辞めた人も私は数人知っている。矛盾するようで申し訳ないが、金額設定は慎重にお願いしたいと思う。ロット数とかの兼ね合いもあるやろうし、手頃な価格で売るのはランダムじゃないと難しいんかな…。チームの看板選手を推してる故に氏名買いさせて貰えるとありがたいけど...。

⑤選手名の千社札ステッカー

こちらもスペース内で提案している方がおられた。名前の千社札ステッカーというと宝塚界隈のお姉様、いわゆるヅカヲタがスマホの裏に挟む鉄板アイテムの印象が個人的には強いのだが、確かに千社札であればスマホ裏に挟みやすいサイズ感で、ステッカーなら値段的にも手頃で買いやすいと思う。多分原価も安いやろ!

⑥ペンライトの中に入れる名前シート

こちらもスペース内で実際に「欲しい」と上げている方がおられたアイテム。ドルヲタ経験者にはおそらく「キンブレシート」という言い方の方がしっくり来ると思われるが、ここでは分かりやすく書かせていただく。

ジャニーズ筆頭にアイドル界隈では「市販のペンライト(その中でも人気なのがルイファン・ジャパンから販売されているキングブレード、略してキンブレ)の筒の部分に推しの名前シートを入れてオリジナルのペンライトを作る」という文化がある。かくいう私もアイドル界隈では推し仕様の自作キンブレを使っているのだが、私含め大抵の人はシートを手作りしている。

YouTubeにはこんな感じの作り方動画がゴロゴロあがっているのだが、とにかくめんどくさい。さらに普通紙ではなく、OHPフィルムという光が透ける素材に印刷をするので、ある程度の環境が整っていないと作りづらい。私も家では印刷が出来ないので、いつもキンコーズに印刷を依頼しに行っている。

ではもしこれが公式のペンライトと一緒にグッズとして販売されていたらどうだろう。個推しの人にはかなりウケると思う。会場を緑に染めることもできるし、記念写真を撮るのにもオリジナリティが出て良い。特殊な形のペンライトを出すより、柄の部分をストークス仕様にしたペンライトを1種類販売して、推し選手シート別売りとかの方が経費としても安く済むのではないだろうか。

ちなみにBリーグだと香川がこれを導入しているらしい(ソースは見つからなかったけど)。しかも選手のメンカラまで決まっている。いやもうやってることアイドルやん!!!

⑦サンリオコラボグッズ

「他所に頼るんかい!」と言われそうな気もするが、実はサンリオとのコラボは他球団も結構やっている。私が知ってるだけで千葉J、京都、滋賀と少なくとも3球団は存在する。

サンリオとコラボすると球団のファンでなくともキャラクターのファンが買ってくれる可能性がある。実際、私(キティちゃん推し)は京都のファンではないが、京都vs千葉Jでかたおかアリーナへ行った時にはんニャリンとキティちゃんのコラボハンカチを買った。めちゃくちゃ可愛いので満足度も高い。サンリオであればたまたまバスケを見に来たご新規さんにも刺さりやすいコラボであるはず。個人的にストークスと相性が良さそうなのはタキシードサムかなと思っている。マリンルックがストーキーと並んだ時に映えそう。なお私は無類のキティちゃん好きだが、そこまでのワガママは言わない。

まとめ

具体例などを出しながら書いてきたが、最後に要点をまとめておく。

1.グッズにお金をかける人は個推しが多い(と界隈では言われている)

グッズの売上というのは数字として露骨に表れる。そのため、個推しの方々はグッズにもお金をかける方が多いように思う。実際にストークスのグッズ売場を見ていても、よく売れているのはなんだかんだ選手のネームタオルだったりする。余談だが、川島聖那選手のタオルは売り切れがデフォルトだった。いつ入荷してるん…?

さなえさんがスペースの中で「応援している選手が入団することになったチームのブークラに新しく入る時、必ず『○○選手が入団したため』と加入の理由欄に書くようにしている。○○選手が魅力でチームのファンになっている、というのがちゃんと伝わるように。」と仰っていたが、グッズの購入もそういう要素があると私は考えている。売上は数字として露骨に表れるからである。「この選手のグッズは売れる!」とチームに思って貰えるようにするためには「ファンがグッズを買う」しかない。個推しのファンでグッズにお金をかける人が多い理由はおそらくここに直結している。チームはそれを分かった上で、グッズ戦略を練るべきである。

2.選手もグッズを見つけたらちゃんとファンサービスをするべき

「スポーツ選手にファンサを求めるな!」という声は度々見受けられる。「試合に勝つことが最大のファンサ」とか「お手振りなんて全く要らないから試合に集中して」とか本当に色んな意見を目にしてきた上で持論を言うと、私は「過剰なファンサをする必要は無いけど感謝を伝えるためにはファンサも必要」だと考えている。理由は単純で、エンタメは客商売だからだ。客商売である以上、お客さんに喜んで帰って貰えるように最大限できることをやるべきである。「試合に勝つこと」はお客さんに喜んで帰ってもらうために最も必要な要素だが、例え負けてしまったとしても自分が持っている応援グッズを見てお辞儀してくれたり、指さしてくれたり、手を振ってくれたりしたらファンはそれだけでとても幸せな気持ちになれるのだ。「自分の応援は力になれているのかも」と勇気も貰える。ただ、アイドルの現場で見かけるカンペうちわのような過激な要求には答えなくて良いと思っている。主題から外れるので今回その辺は詳しく掘り下げない。

ストークスの日本人選手は試合後のお手振りコート1周がちょっと雑だ。雑というか、流れ作業感が強いのだ。外国籍勢や松崎賢人選手は1列目のお客さんとハイタッチして行ってくれたり、話しかけてくれたりとかなり手厚いファンサをくれるが、それ以外のメンバーは…という感じだ。私は基本手を振らずにカメラを構えているが、多くの選手は俯いていたり、他の選手と喋りながら適当に手を振っていたり、明らかに自分の友人や知人、家族など関係者にしか興味がなくてそこに行き着くまでのファンは全然見ていなかったり(これは仕方ないのかなとも思うけど、やっぱりちょっと寂しいというのが本音)と「やらされている」感が強い。スペースのコメントにも「シーズンシートで毎試合同じ席に座っていても何のレスポンスもなかった」と悲しんでいる方がおられた。

正直に言うと、千葉Jでこんな風に感じたことはただの1度もない。みんな自分のタオルを掲げているファンには丁寧に手を振ったり、会釈したりするし、自分では無い他の選手のファンにも手を振っている選手だっている。流れ作業のようにやっている選手は1人もいない。あの富樫勇樹選手だって、めちゃくちゃファンが多いのにちゃんと客席を満遍なく見渡して、みんなの呼び掛けに答えて、手を振っているのだ。常連さんにも一見さんにも。大人にも子供にも。例え負けても、だ。過去に在籍していた大宮宏正選手(引退)やラシード・ファラーズ選手(現・京都ハンナリーズ)もファンサがとても丁寧なことで人気を博していた。特にラシードは誰よりもゆっくりと時間をかけてコートを回るところが京都でも健在で、京都で試合をした日にはアウェイ側のファンやジェッツ時代のグッズを持っている人にも笑顔で手を振ったり、ピースサインを向けて楽しそうにファンと交流していた。

B1トップチームの選手たちが出来ることなんだから、(ほぼ間違いなくそこよりファンが少ない)ストークスの選手たちに出来ないわけがないのだ。ファンサと言えど何もアイドルのような過激な要求に応えろと言っているのではなく、「『あなたを応援しているよ』とアピールしているお客さんにレスポンスしてあげてほしい」と言っているだけなのだ。本当に小さなことだけど、客商売を生業にしているプロとして必要なスキルのひとつだと思う。こうしたレスポンスをしっかりすることで、ファンは「応援って届くんだな」と実感できるし、グッズの売上にも繋がるようになるはずだ。

3.販促するならきちんとする(今は中途半端すぎ!)

これは選手というより運営に対して思うことだ。せっかく「3000円分のグッズを買うとその日のサイン会に参加できる」という最高の特典をつけているのに、何故かTwitterやInstagramなどのSNSやチームのホームページでそのイベントの存在を告知していないことがある。にわかに信じ難い話だが、たまたまグッズ売り場に行ってみたら張り紙があって、そこに参加選手の名前が書いてあるのを見て初めて今日はサイン会の日…と知ったことが私は2回ほどあった。え、どう考えてもプロスポーツクラブとしてこれはおかしいよね?そんなことある!?!?普通は事前にネットで言うよね!?!?だってこのサイン会はファンクラブのVIP特典とは違って販促の要素もあるはず。「サイン会があるってことを知らなかった、特に欲しいものもなかったのでグッズ売り場を見ずに帰ってしまった。知ってたらサイン会参加権のために何か買ったのに…。」という話も何度か聞いた。これでは販促として中途半端にも程がある。

そもそもストークスは広報の仕事があまりに雑だと思う。趣旨から外れるので今回は細かく書かないが、とりわけ広報活動に関しては「Bプレミアに行きたいと言っているチームの仕事ではないな」と思わされることが多々ある。最近は「明石市の商業施設で行われた選手のトークショーが公式からの事前告知0で、事後報告のみだった」ことも記憶に新しい。プロ球団なのに営業活動を適当に考えているという普通ではありえない話だ。ファンダムがそれほど大きくない球団なので怒りを露わにする人や大きな声を上げる人が少ないだけで、Twitterを見ているとモヤモヤしているファンもたくさんいるのだ。運営はサイレントマジョリティーの存在にちゃんと意識を向けなければならないと思う。「言われないからこれで良い」ではダメだ。

おわりに

厳しいことも沢山書いたけど、私は神戸ストークスが千葉ジェッツやアルバルク東京に並ぶぐらいの人気チームになってくれたら嬉しいなと思っている。ヴィッセル神戸やオリックス・バファローズ、阪神タイガースに肩を並べて欲しいと心から思っている。大好きだからこそ、こうして思いをぶつけている。スペースにコメントを残して下さったストブーさん達もみんなそうだと思う。ジーライオンアリーナもできるし、素質ならある。あとは戦績の向上とファンの数をどこまで増やせるかにかかっている。選手だけでなく、運営の意識改革も間違いなく必要である。私はバスケに詳しい訳では無いので、昨今のTLは来季のロスターに変動が少なすぎることで盛り上がっているが、戦法やロスターについてはあれこれ言うつもりは全く無い(というよりかろうじてバスケのルールが分かるだけの素人なので、その辺はよく分からなくて何も言えない…)。でもこのチームにはバスケ以外の面でも足りない部分が多すぎる。来季は少しでも改善されることを願う。

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