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【サウナ記録】パブリックハウス アンド サウナ 久米屋@岡山県美作市(1/2)

パブリックハウス アンド サウナ 久米屋に行くまで

 「GWは休めるのか」と随分前から計画をはじめた旦那。異動フラグもあるし、5月1日2日は仕事になるかもしれないよ、と伝えたっきり、GW後半の予定は旦那に任せきりだった。何かしら旦那が考えている様子なのは知りつつ、どこに行くのかあまり気を配る余裕もないままあっという間にGWに。

 5月2日の帰り際、職場で「明日からGWどこか行くの〜?」と聞かれて、「ハイ!岡山にサウナに行くらしいです。でも、旦那に任せっきりなんでどこ行くかどこ泊まるかよく知らないんですよね笑」と答えてみんなに笑われる。いや、ほんとなんも知らないなあ〜と我ながら思う。


岡山へ向けてドライブ

 水着やらポンチョやらを車に詰め込み、いざ岡山へ。
 YouTubeで事前に予習しすぎないほうが、自分の感覚で新鮮に楽しめてよい!という最近の旦那の方針に従い(従ったことにして)、道中の車で、はじめて今日行くサウナの名前と、そこが宿泊施設でもあることを知る
 おー、サウナ入ってそのまま泊まれるのいいね。くらいの情報量しかないまま、緑豊かな里山を走り、久米屋に到着。

可愛らしいフォントの看板



パブリックハウス アンド サウナ 久米屋に到着

玄関脇にも可愛らしい札

 サウナ前まで来たものの車を停める場所がわからなくて電話すると、穏やかな声で電話に出てくださり、道からおーい、と手をふってくださる方が。案内に従い車を停めて、久米屋へと案内される。

 外観に心奪われつつ、わくわくしながらのれんをくぐり、カラカラと開ける扉の様子にさらに期待が高まる。。。

久米屋の外観

 入ってすぐの土間から小上がりに荷物を置かせてもらう。土間からすぐ左にちらりと見える奥のこたつの様子にも心奪われる。すごい、今日、ここに泊まるのか・・・!!!

玄関をカラカラと開けて入ったところの土間

土間から入ったところのこたつ。なんと良い雰囲気。実際は写真の100倍素敵。

 お家の中も気になりつつ、サウナがもう入れる状態ということで説明を受けにいったん外へ。

 案内してくださったおじさまから、地域起こし協力隊の方(丸山さん)をきっかけに空き家をゲストハウスにしたことや屋号の話、お家の脇を流れる川や上の湧き水の話、柿の木の話やツキノワグマが昔出て花火で脅かした話なんかを伺う。淡々となんだけど、なんとも楽しそうに教えてくれる様子にこちらの緊張もすこし解けてくる。


蔵をもとにしたサウナ「久米家」

 さて、本題のサウナへ。
 もともとは空き家を宿泊施設にしたところから始まったんだけど、蔵がサウナのサイズにちょうどいいのでは?っていうことで、作ってみたというサウナらしい

 「丸山くんに教わってみんなでレンガ並べたりね」と楽しそうにサウナを作った際のお話もしてもらったが、予想するにめちゃくちゃ大変だったのではないだろうか。し、サウナなんか作ってどうするんだ?とか、言う人もいたんじゃなかろうか?なんて勝手に思いを馳せる。

 外観は、言われなければサウナとはわからない外観。というか、言われてもわからない外観。外に水風呂と、ごろんとできる椅子のスペースが。

蔵をもとに作ったというサウナ。手前が水風呂。ホースからは湧き水が出ていて飲めるとな。

 扉から中をのぞくと、とってもおしゃれなサウナ前室。シャワーも、着替えるスペースも、荷物を置ける棚もあり、電気スイッチの場所など使い方を一通り教えていただく。

のぞいてみると、とってもおしゃれなサウナ前室。木の扉をあけるとサウナである。
こちらもサウナ前室。シャワーとちょっと上がれるスペース。

 その後、いったん主屋に戻り今度は家のなかの使い方や囲炉裏の使い方を教えていただいたが、長くなりそうなので続編にて宿泊施設としての素晴らしさをご紹介しようかと。


いざ、蔵サウナへ

 さてさて、サウナに入ると、とってもスモーキーな香りで暗い室内。入った瞬間、「……ここ、絶対良いぞ」と感じる

 しばらく入っていると、電球の光に目が慣れてきて、屋根が三角なんだなあ、とか、蔵の中にサウナ小屋が入っているような仕組みなのかな?とか、少しずつ見えてくる。

サウナ室内。

 7人?までと聞いていたけど、実際にはとても広く、手前に2段、奥に1段あり、手前側の段差は大人が寝転んでもまだ余裕があるくらいの広さだったので、二人で入るには贅沢すぎるくらいの広さ

 火入れはすでに完了して煙を出し切ったあとのようで、あとはゆっくり冷えていくらしいが、朝にもまだほんのり温かいらしい。今日の感じなら、明日の朝でも60度くらいはあるという。

ロウリュ用のやかんとひしゃく

 密封感というのか、なんというのか、サウナの中はとっても静かである。90度くらいらしい。
 目を閉じるとスモーキーな香りでいっぱいに包まれているのがわかる

 ロウリュをすると、上からだーっと熱さがふってくるように感じられるが、なんというか、全体的に柔らかい感じ。暗い感じや落ち着く感じが、ふと奈良のume,saunaを思い出させる。

奥から見たサウナ内の様子


里山風景を目にしながらの外気浴

 しばらく身体を暖めた後、外の水風呂へ。
 外に出ると、蔵のなかが静かだったのがよくわかる。目の前に迫る山に、蛙の声、鳥の声、静かなんだけど、里山の音がわーっと戻ってくる。

 それに加え、外の椅子に座っているとちょーーーどよい具合のそよそよ感のある風。暮れゆく山の様子、トンボ、鳥の声、蛙の声、里山の風景に、なぜか強烈な懐かしさを感じて心がほどけてゆるんでいく…

水風呂と里山風景

 なんだか、知らないうちに疲れてたし気を張ってたんだなあと思う。4月は異動して新しい環境で疲れもあったのか、結構仕事の夢も見ちゃっていたしなあ。

 サウナに入ってあたたまりながら、外気浴でそよそよしながら、ようやく身体がしっかり休みモードに入ったというか、自分の身体や心の様子に目を配れるようになる。


手作りサウナドリンク いちごジャム炭酸割り

 その後、サウナの後に飲むといいよ、とサウナに入る前にいただいていたいちごジャムと炭酸でいちごジャムジュースを作る。いちごジャムがコップの下にたまっちゃうんだけど、最後にたまったジャムを食べると、甘さがぶわーっと身体に染み渡る・・・栄養が入っていく感じがする〜〜

自家製?のいちごジャム
いちごジャム炭酸割り(と旦那の手)


すっかり心がほどけてゆるんだ感じに

 スモーキーな香りとサウナ、何よりこの風景と音を感じながらの外気浴にすっかり心がほどけてゆるみまくりである。
 GWの予定、かつかつに入れて岡山までドライブして疲れるだろうし、家でごろごろする日も欲しかったなあ、なんてちょっとだけ思っていたのを思い出して反省。
 存分に身体と心を休めてリフレッシュすることができました。

サウナ前室の椅子に座ってそよそよ外気浴
外のベンチに座ったときの風景。里山の音が残せないのが残念。


 この後、お部屋やごはんでも強烈なノスタルジーに駆られるのですが、長くなりそうなので、宿泊編は別で記載することに(↓)。よかったらこちらも見てね。

パブリックハウス アンド サウナ 久米屋
〒707-0204 岡山県美作市右手156-1
http://nakaute.com/nakaute_inn_sauna.html

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