自分の殻を破るには、イヤな人の力が必要なのかもよ
最近はやりの考え方に、イヤな人からは距離をとりましょうと言う教えがありますよね。あれ、めちゃくちゃいいですよね。
もともと、人間関係が得意ではありませんでしたから、この言葉にどれだけ助けられたことでしょう。
合わない人とは向きあうことをやめたし、離れることの後ろめたさもかき消されて救われました。
そんなことを繰り返しているうちにストレスはなくなり、楽にはなったけれど、ある時、ふと気づいたんです。
嫌なものから離れ散らかした結果、人間関係自体が乏しくなってるやん、てね。
もともと、HSP気質なこともあって、一人で行動することは好きだったから、あまり気にはしていなかったんですが、その思考を加速させたみたい。
最近、それって本当にいいのだろうか、という疑問がわいてきたんです。
見方を変えたら、「自分の殻に閉じこもってしまっている」ような気がして。
分かり合える人とだけといるのは楽なんだけど、どう考えても、自分の心のキャパが広がっていかないよね。
『自分の意見とちがうものを受け入れていかないと自分の殻は破れない』
客観的に見た時に、今の私は、殻に閉じこもっている状態だよな、って感じちゃって、ちょっと焦りがでてきました。
このままだと、自分の器が広がっていかないというか、成長できないというか、なんか違うんじゃないかなと感じています。
そうなんですよ、異質なものを取り入れていく姿勢もないと、視野が狭くなっていくでしょ。
イヤな人が何をどのようにとらえているのか、この人は何を大事にしているのか、自分が、その視点からモノを見て、観察することで、一つの考え方を知ることが必要なんだと思っている。
好きになれっていうことじゃなくて、さまざまな価値観をコレクションしていく感じに近いかな。
そうやって、客観的に見ることができれば気づきがあり、取り入れられることが、あるかもしれないじゃない。
無理はしなくていいけど、少しずつ自分の器を広げていくことが必要だと思う。意識するだけでも、気づきが得られるはず。
そうしているうちに、いつの間にか、ちがう価値観の人と付き合える力がついてくるんだと思う。それって成長だと思いませんか。
振り子の極まで振り切ったから、ゆり戻される感じで、ちょっとずつ人とかかわる選択をしてみようと思っています。
ちょっとだけがんばってみて、しんどくなったらまた、離れればいいから気軽に試してみようと思っています。
目的は、合わない人の考え方を理解することで、自分に取り入れられることはないかと、前のめりに考えることと、寛容な心を養っていくことだからね。
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