リモートで広まるリスニングスタッフとは?

 リスニングスタッフとは、レンタルなにもしない人や、代行の項目でも触れた所謂「愚痴を聞く人」です。実際には「話し相手」であり、愚痴を聞くだけとは限りません。けど本項では、愚痴を聞くだけで収入を得ているユーザーについて触れていきます。

リスニングスタッフの需要と供給

 個人でも気軽に始められる方法としては、やはりクラウドソーシングサイトが挙げられます。ココ〇ラやラン〇ーズ等を覗いても、「リスニングスタッフ」や「愚痴聞き屋」等のサービスが多く見受けられます。ネット占いの項目と同じく、顧客の殆どが悩み深い三十代前後の女性と言い、明らかな需要は見受けられます。


 しかし、これもまた誰でも簡単に出来る故に供給が飽和しており、サービスの価格は急激に右肩下がり、今更の新規参入では稼ぎにくい現状です。

知名度を武器にする者

 となれば、地域密着型の似顔絵師で触れたように、ユーザーを限定した戦術が有効となります。街の占い師のように、実際に店頭を構えて近所の人だけ対象にしても良いでしょう。
 しかし、ここでは知名度を武器に繁盛を遂げた方を紹介します。


 今回に特集するのは、ツイキ〇スで活躍中のRさんです。
 現在は心理学を専攻する男子大学生であり、趣味としてツイキ〇スを嗜む身と言います。心理学に関する内容を配信する訳でもなく、単純に雑談をするだけと言い、フォロワー数は八百人とのことです。


 しばしば配信でリスニングユーザーの愚痴を聞いていたことを着想に、副業で愚痴聞き屋を始めたと言います。すると、一気に問い合わせが来てしまい、追い付かなくなったRさんは、やがてサービスを有料化にしました。
 それでも、毎日とサービスは購入されている模様です。


 クラウドソーシングでは供給が飽和の状態にある「リスニングスタッフ」でも、ファンを囲んだRさんには、不況知らずで安定的に稼げているそうです。

単価、相談内容

 以前は、一分につき200円という単価で電話サービスをしていたと言います。
現在では、時間制限を設けずに、3000円で個人チャットをする方式を取っているようです。
(たまに電話サービスもしていると仰っていました)

 心理学を専攻しては居るものの、顧客の殆どは年上の女性であり、人生相談が出来る程の経験が無い為に、本当にただ話を聞いているだけとのことです。
 このように、市場のバランスが悪い中でも、限定的なサービスの提供、或いは固定ファンを囲っていれば、まだまだビジネスも活かせるという証明になったと思います。

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