都市と地方がかき混ざる、とは。 | 47キャラバン #24@屋久島
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都市と地方がかき混ざる、とは。 | 47キャラバン #24@屋久島

Momo

はじめまして、ポケットマルシェ事業開発チームの上坂です。

昨年11月、代表の高橋が全国の生産者さんを訪ねてまわる「REIWA47キャラバン」と題する全国行脚の一環で、屋久島を訪問することができました!
少し遅くなりましたが、そこで感じたことを私なりにお届けします。

REIWA47キャラバン とは
ポケットマルシェCEOの高橋博之は、全国を行脚し、これまでに700回以上の車座を開催し、生産者・消費者の声を聞いてきた。47キャラバンでは、東日本大震災から10年の節目を迎える2021年3月11日までに、高橋が改めて47都道府県を行脚し、参加者との対話を通じて改めて人間とは何か、を問いかける。

 ↑開催実績の中に、47キャラバンに同行した社員の記事(生き様)が載っているので是非ご覧あれ!めちゃ面白いです。

なぜ屋久島に同行したのか?

私は高橋の言う、いわゆる典型的な「都市型人間」です。
忙しない日々を駆け抜ける中で、完全栄養食で手軽にバランスよく栄養が取れるならOK! と(結構本気で)思っている部類の人間です。笑
(ちなみに、美味しいものを食べること自体は大好きですが、一人だと優先順位が下がります…)

そんな中、高橋の47キャラバンで屋久島を訪問するらしい!と聞き、すぐさま手を挙げました。屋久島は高橋にとって、彼に火をつけた師匠とも言える方との出会いがあった思い出の地であり、私にとっても思い入れのある土地だからです。

皆さんは、屋久島を訪れたことはありますか?

私は昨年7月に初めて、ふと思い立ち屋久島を訪れました。
都会の日常を生きる上では、人工的なもの(オフィスやPC、スマホ等)と向き合う時間がほとんどであり、自然と向き合うことはほぼありません。多少窮屈に思うことはあれど、それでも不便はありませんし、極端な話何も困りません。

そんな私も、屋久島の最高峰である宮之浦岳に登った時、久しぶりに「心の底からお腹がすく」体験をしました。頭でお腹がすく、を感じるのではなく本当にエネルギー切れでお腹がすくんです。食べ物全てが美味しく感じられ、その時、確かに食べたものが血肉となって巡り、私を生かす感覚があったのです。

あぁ、これが「生きる」ということか ---
自然から力をもらい、屋久島で生活することへの憧れが生まれた瞬間でした。

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地方で暮らすということ

屋久島は、島の4割が移住者で構成されており、いわゆるIターンが多いそう。そんな中、屋久島でお茶の生産をされている八万寿茶園 渡邉さんはUターンだそうで、なぜ戻ってきたのか?と高橋が問うと色々教えてくださいました。

島には元々24の集落があり、昔はそれぞれ独立し、独自の文化を形成していた。豊かな自然溢れる島だからこそ当時は島内を自由に行き来することが難しく、海伝いでないと集落を行き来できなかった。今も島の外周部にある道路に乗らないと島1周もできない。外との交流も少なく、その生活に窮屈さを感じた渡邉さんは島を飛び出しました。

飛び出してしばらく、渡邉さんの世界は広がったもののふと実家の茶園が気になり、ご両親には何も言わず都内でお茶の販路を広げるなど今までなかった視点を持って、新しい挑戦をはじめました。

しかし、新しいことを始めるときには、何事も困難が立ちはだかります。

良かれと思ってはじめた挑戦も、いざ島に帰ってご両親に話すと、親と子で考え方ややり方に小さくない違いがあることに気付きます。渡邉さん曰く、「今の時代を生き抜くためのやり方が違うが故の、ぶつかりがある。」と。
それでも、茶畑を背景に、将来を見据えて話す渡邉さんの姿に未来を感じました。

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屋久島の「風」 と 「土」

渡邉さん以外にも、屋久島で唯一の女性漁師をされている伊藤さん、師匠の中島さん、無農薬&自給自足を目指す屋久島デフファームの中村さんご夫妻を訪問させていただきましたが、実は皆さんIターン。屋久島の魅力に惹かれて移住を決めた先輩方です。
私も、屋久島に来ることで生きる力をもらいました。きっと、これが高橋のいう「都市と地方がかき混ざる」現象だ!と思う反面、ふと、地方側はどう感じるのか?疑問に思いました。

ヒントをくださったのは、ポケマル一同を泊めてくださったモスオーシャンハウス代表の今村さん・齋藤拓蔵さん、屋久島のやっくんこと福元さん。今村さん・拓蔵さんもIターンをされたうちの1人です。

(上坂)Iターンとして他の地域から人が移住してくることに対し、島の人たちはどう感じているか?

(福元さん)正直なところ、受け入れ難いと思う。ただ、それは個人に対する抵抗ではなく、様々な変化に対する抵抗。ちなみに、旅人は定住しない「ゲスト」だから、島の人も特に優しくなる。

(今村さん)「風土」という言葉がある。
硬い土に突然刺激を与えても変化は起こせない、とにかく時間がかかる。一方で、土も風がなければ新しいものに馴染むことができない。風が外から吹くから土が舞い上がって、ゆっくりと馴染み、初めて風土になる。
屋久島では、移住者という風が入ってきている。もちろんすぐに馴染むことは難しいが、皆島のことを考えているというところでは同じ。だからこそ、先に馴染んだ僕たちが次に吹く風の掛橋になれたらいい。

都市と地方がかき混ざる、とは

ポケットマルシェでは、「個と個をつなぐ」をミッションに掲げています。高橋の講演でも「都市と地方をかき混ぜる」ことについて度々お話させて頂いていますが、では社員の私は何ができるのか?47キャラバンでの体験を元に改めて考えました。

どうしたら「風」と「土」が混ざり合うのか?

屋久島ではIターン/Uターンをする人が要であり、開拓者でした。
風と土、その間に立つ彼らには双方からの抵抗や理解の違いもあると聞きましたが、それでも誰かが行動しなければ、この先屋久島の自然を守ってそこで持続的に暮らしていくことは出来ないと思い行動している、とも仰っています。

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ポケマル社員の使命とは、ビジネスを通して屋久島にIターン/Uターンをする人のような存在を生み出し続けることである、と改めて強く感じ、背筋が伸びる思いです。
その実現に向けて、日々の活動をさらに頑張ろう!と気付きを得られた、心に残る47キャラバンでした。屋久島の皆さんも、ありがとうございました!

屋久島集合写真


おまけ

オフィスに戻り屋久島の写真を見返すと、どうやら他のエリアに比べてややはしゃいだ写真や動画が多いかも?とドキドキしています。笑

本当に仕事か?と思うくらい楽しい訪問で、一番心に残っているのは、早朝海岸沿いに降りて、海水で炊いたお米が主役の朝食です。

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屋久島の綺麗な海だからこそできる、最高の贅沢。
この光景が、この先何十年何百年と守れますように。

高橋も一緒に海でお米を洗い、

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火をおこしたのはいい思い出です。笑

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Momo
仕事は楽しくしたい。趣味も磨けば特技になるかなと思いつつ、気侭に書きます。