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ライターになりました。

退職から一年近くになった頃、履歴書の空白期間に焦って、「短時間のアルバイトならいいよ」と主治医から若干強引に承諾を貰ってアルバイトをしました。

主治医の言い方は「アルバイトなら体調崩したら辞めればいい」というニュアンスで、学生時代も含めて2度ほど応募したバイト先から連絡が来ないという経験をした私は、民間のアルバイトに対する扱いってこんな感じなのかと、改めて公務員の世界との違いを感じました。

そんなこんなでアルバイトを始めたはいいものの、採用時と話が違う!というのがどうにも改善されず過重労働がストレスとなって、何年もかけて少しずつ落ち着いてきてた鬱病の症状があっという間にぶり返し、悪化して、結果ドクターストップで辞めることになりました。不甲斐ないです。

短時間のアルバイトさえNGが出てしまって、外で働くことに許可が降りない、しかしながら経済的不安は鬱を悪化させる。
この悪循環を断つために在宅でできる仕事をあれこれ調べて、こっそりwebライターになりました。

クラウドソーシングサイトで「フリーライターの〜」と名乗るたびにドキドキし、そして公務員からフリーライターへ、という転身の振れ幅に自分でも気持ちの高揚が抑えられませんでした。
今まで生きてきて、公務員を辞めたときに何人かに勧められたライター業でしたが、自分が本当になれるとは思ったことはなかったので、クリエイティブな仕事に憧れていた身としては充実感もあり、ありがたく仕事をさせてもらっています。

最初のうちは案件はとれないという先人たちの経験談とは真逆に、隙間産業的なものが書けたおかげか、運が良かったのか、クライアント様方に恵まれて最初から順調に継続案件をいただいています。

体調の悪い日は無理をせずに。
調子のいい日は筆が乗るかぎり。
といった具合で、病気とのバランスを見誤らないように気をつけてます。
しかしここでも完璧主義と几帳面さが出てしまい、四六時中頭の中は仕事のスケジュール管理でいっぱい。頭が休まらないという鬱病の大敵が顔を出します。

病気のぶり返しが落ち着かないうちにこんなに案件をいただけるとは予想外だったので、だましだましな体調に不安はあります。
さらにこのタイミングで、短時間アルバイトもできなかったことから主治医に行政に頼ることを勧められました。

ただでさえ仕事以外の時間はほぼ何にも手がつけられない状態なので、行政向けの書類の準備や、お礼の贈り物を予定している編み物にも手がつけられません。ペンパルへのお返事も滞ったまま…。

病気でキャパシティが小さくなってしまったことがもどかしく、情けなくなります。いい歳して涙が出ます。
そう言って悩んでも仕方がないのはこの数年で学んだので、やるべきことに優先順位をつけてその通りにただ動いていこうと思います。

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