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#866 最低賃金の改定が素直に喜べない理由!

最低賃金が全国平均で初の1000円台になると予想される話

単純に時間給で働いている人にとっては、メリットでしかない話である

ただ、あくまでも、全国平均が1000円台ということなので、全ての地域で1000円になる訳ではないということを理解しておかなければならない

一番のポイントは扶養内で働いているパートタイマーの方だ

いわゆる103万や130万円の壁と言われているもので、その範囲内であれば扶養控除が得られるため、そこを超えないように働き方を考えている人も多いはず

その人達にとっては、時給が上がったところで収入は増えない
その代わりに働ける時間が短くなるため、働いている本人は多少メリットがあるだろうが、働いてもらっている、雇用主側の懸念材料に人手不足が浮上してくる

いずれ、その扶養控除にメスが入るのであれば、賃金を上げたところでその分だけ税金として徴収されるのであれば、本末転倒である

最低賃金が上がることは喜ばしいのであるが、それに付随して他のところで不具合が生じ、また、税金として徴収される幅が大きくなるのであれば、本当に最低賃金が上がった意味がないどころか逆に損をしてしまう可能性がある為、その辺りをしっかりと注視していかなければならない問題である

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