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南イタリアの結婚式参列レポ

8月末にイタリアナポリ・・・・からさらに車で1時間離れた村まで、友人オリー(仮名)結婚式の参列に行ってきました。


オリーはわたしが上海留学時代のクラスメイトで、一番仲良くしていた大切な友達の一人で、この約束は上海留学から帰国する前に、つまり8年ほど前に交わした約束だったのです。




結婚式までには紆余曲折あって、その彼とはくっついたり離れたりを繰り返してました。彼はオリーのことをめちゃくちゃ愛していたんですが・・・


わたしと同じくらい自由人なオリーは

「結婚したくねぇ。
momoがイタリアに来てくれたら一緒に住みたい。あなたと結婚したらわたし一生ハッピー!」

と、時々わたしにメッセージを送ってきてました。



イタリアの男性は愛情はすごいんですが、同時に嫉妬や束縛も激しいのでめちゃくちゃ疲れるんだそうです。
(というか、すごい愛情には同じようにすごい愛情で返さないと不満に感じるらしい。まぁそうか)


オリー
「何をするにもどこに行くにもめんどくさい・・・・」


愛されるのはありがたいけど、彼女にとっては過剰な愛情表現が重荷だったみたい。笑



わたしとの結婚のくだりはもちろんジョークですが、結婚する彼との色々は10年前から聞いていたので、

2年前に「2年後に結婚式するかも」と連絡がきて、
今年の7月に招待状が来た時は

あの二人やっとかーーーーーーーー

っていう思いが強かったです。



というか、
結婚を決めてから式を挙げるまでの期間が2年って長くない?!
と思った方もいるでしょうが、南イタリアの伝統的な式はいろいろと準備が大変で、2年くらいかけるのが通常なんだそうです。




はじめはわたしの勘違いかと思ったので

「2年後の8月なんよね???」

と何度も確認しました。


イタリアまで、
距離はあるしお金もかかるし時間もかかるけど・・・

8年前の約束を果たすため、わたしは即参加の返事をしました!





香港で乗り換えてローマまで約15時間。
ローマから電車でナポリまで約1時間。
そしてナポリから車で村まで約1時間。
こうして書き出してみると、めっちゃ遠い。


実は今回、発着空港はローマを選びました。
ナポリにも空港はあったのですが、ローマ発着だと航空券が10万円くらい安い・・・・

もしイタリア旅行考えてる方がいるならローマ空港発着でチケットを探すといいかもしれません。






イタリアは、一言で言うと


**カ オ ス **

事前にオリーには
「日本と違ってイタリアはカオスだから。
ぶっちゃけ中国とあんま変わんないよ!あははははは!」
と、言われてはいましたが 、

たしかに中国と変わらなかった(?)です。




先進国にも、色々ある。

というか、先進国とは。

日本ってほんとすごいわぁ。
というか、日本の社会を構成している人みーーーーんなリスペクト!!



ちなみに、オリーとわたしの共通言語は中国語。
このノートにはわたしの記憶のメモとして、イタリアでの出来事を書いていきます。









乗り継ぎは、香港で

イタリアローマへの福岡からの直行便はなかったので、今回は香港で乗り換え。

デモ真っ最中の香港で、キャセイパシフィック航空利用。ちゃんと飛ぶのかハラハラしましたが、全然問題ありませんでした。

さすがに国際線エリアにはデモ隊はいないので、前に来た時と特に変わらず。
税関から出ることもないので外の様子は分からなかったです。



香港にはたくさんラウンジがあるから嬉しい。
福岡空港にもたくさんラウンジが欲しいです。(切実

香港空港にはシャワールームがあるので、深夜便の前に利用することができます。
ただし予約必須だったり、時間が22時までだったりするので利用はお早めに。

深夜1時の便だったのでラウンジをはしご。





ローマ空港到着

イタリアと日本の時差は6時間。
早朝に空港に到着したら特急に乗って市内へ向かいます。

フィウミチーノ空港からローマ市内へは30分くらいです。空港の出口でクレカのキャッシングを使ってユーロをゲット。

しかしヨーロッパはカード社会なので、特急電車の切符はクレカで支払いOKでした。




特急列車に乗るときは、社名に注意。
いくつか違う会社が運用している列車がありますが、必ずチケットを買った会社の列車に乗ること。(当たり前

時刻表どおりに動いてないようで、1本前に出てるはずの列車があるとかざらだし、発車時刻よりちょっと早めに出てるのもありました。(なぜなんだ

座席指定じゃないので、 とりあえず乗ってる列車の名前さえ合っておけばok。
行き先は同じです。





ローマ市内へ

ローマ駅に到着!
ローマ駅からは沢山の特急列車があって、ミラノやナポリなどの他の地域に行けるんです。
ローマがそもそも観光地なのも相まって、本当に人が多い。


わたしがナポリに行くのは夕方。
駅で荷物を預けてそれまでローマで過ごします。


6ユーロor12ユーロで荷物を預かってくれる場所があって、値段の違いは

「荷物を取りに来た時に優先してもらえるかどうか」
だそうです。
ディズニーのファストパス的なやつと言えばいいのだろうか。

電車に乗り遅れるのが怖いので12ユーロを選択。


ヨーロッパの街並み、綺麗。



バリバリ工事中のコロッセオ。



日差しがきつすぎて一時避難したカフェテリア。
ほんとイタリア、日差しきつすぎ。

たしかに湿度はないので日陰は涼しいけれど、日なたは「太陽光に刺されてる」と言っても過言ではない。

日傘さして歩いてるなんて日本人くらいよ〜って言われてたので日焼け止めとサングラスだけ持っていって


激しく後悔しました



観光地はどこも人が多くて行列。
行列に並んでる間、じりじりと日差しに焼かれてしんどくなる。。。日傘で日陰をつくれたらきっともっと楽だったと思います。

というかローマ、日本人と中国人の観光客が多すぎてめちゃくちゃ日傘持ってる人に出会う。

光景的に、全然日傘が珍しくない件。



真実の口。
写真を撮るのも行列。陽気なイタリア人の管理人にめちゃくちゃ日本語でイジられる。
そして「早く撮れ!!!!!!」とハッパをかけられるのでゆっくり写真は撮れない。


時間がおしてきたのでタクシー移動にしようかと考えたのに、イタリアはめちゃくちゃタクシーが少ない。
UverやDiDiのアプリの恩恵を受けていることのありがたみがわかりました・・・。

たまたま流しのタクシーを拾えましたが、後から聞いたら流しのタクシーを拾うのは割と危ないとのこと。
運転手さんがいい人で良かったです。




トレビの泉。
観光客しかいない。
むしろアジア人しかいないのではってくらい観光客しかいない。



道端のお土産屋さん。
マスカレードパーティ用のお面でしょうか。

この仮面を取り出してみたら、店員さんにめっちゃ不審がられました。



列車の時間が心配なので、早めにローマ駅に戻ります。





不測の事態発生

ローマ駅からナポリに向かって特急列車に乗ります。

オリーが事前に座席指定のチケットを購入してくれていたのでチケット購入の必要はなし。
(満席になるとチケット取れないそうなんで事前購入がオススメだそうです)



・・・ん?

駅構内がやたらとザワザワ。


どうやらいろんな列車が60分とか90分遅れとかのレベルで遅延中。

もしかして、私が乗る列車も遅れるかも!!
と思ったのですが、私の列車は予定通りの時刻に発車するようです。

わたしの乗る列車はItalo。
予定通りの乗り込んであとはナポリに向かうだけと思っていた。その時までは。




そして、事件は発生した。








わたし
「オリー、無事に列車に乗ったよ!定刻通り発車したから定刻通り到着だと思う!」

オリー
「OK!よかったよかった。あ、降りるのはナポリの手前の駅だからね!ナポリ空港が終着駅なんだけど、そのもう一つ手前のナポリ・アフラゴーラ駅で降りてね!」

わたし
「えっ、降りれるかなぁ。イタリア語わかんないから駅名聞き逃すかも」

オリー
「大丈夫!その列車、止まるのはその駅と終着駅の2つだけだから!ナポリが近づいたらわかるよ!」


わたし
「おっけー!(アプリの地図上でアフラゴーラ駅にピン挿して近づいたらそれ見とこ)」




ローマ発が18:33。
ナポリ・アフラゴーラ駅着が19:26。

約1時間の列車の旅。
ローマからナポリ、そんなに遠くないんだなーと思って揺られていたら。





あれ??




1時間経っても到着する気配無し。
地図のGPSで現在地を確認したら・・・




なんと


まだローマの方が近い!!!!

めっちゃ遅れてるーーーーー!!!!




急いでオリーに
「なんかめっちゃ電車遅いんやけど、、、イマココ(地図アプリのスクショ送る)」
と連絡しました。

オリー
「調べたら60分の遅延らしい。オッケー、20時半に迎えに行くわ」


定刻通りに出発できたと思ったら、まさかの出発してから遅延という罠。オリー、迎えに来てもらうのに申し訳ない。





そして20時半。

オリー
「ついた???」

わたし
「ごめんまだ・・・イマココ」


たしかにナポリに近づいてはいるけど、尺度的にまだこれ結構距離ありますよね??

しかもすでに列車のスピード、めちゃくちゃダウン。
ノロノロ運転で、ナポリにすぐ到達する気が全くしない。




オリー
「まじか。でもナポリ・アフラゴーラ駅は手前だからもう少しよね!!荷物の準備しときなよ」

わたし
「わかった!!」


アプリの地図を凝視するわたし。
うんうん、駅に近づいてきた。
そろそろアナウンスが流れ出すだろう。

と思っていたのになぜかアナウンスが流れない。


ん?

アナウンス無しはイタリア仕様なのかな?
オリーはイタリアはカオスだから!と言ってたのはこういうところかな?

と思ってたら。





まさかの終着駅、ナポリ空港駅に到着。
どこにも一時的に止まることなく、ナポリ空港駅に到着。


わたし
「なぜかナポリ空港駅でしか降りれませんでした」

オリー
「はい???笑」



どう考えてもナポリ・アフラゴーラ駅は素通りしている。というか一度もドアが開いてないのです。



オリー
「オッケー、じゃあ車でそこまでいくから待ってて。1時間くらいでそっちに着くから。

危ないから空港から1歩も出ないでね


と、オリーに釘を刺されたため、おとなしくナポリ空港内で待つ。
そして、オリーと数年ぶりの再会!!!!


時刻はすでに21時半をまわっていて、オリーの彼も一緒に迎えに来てくれたのに、遅くなった申し訳なさと久しぶりに会えた嬉しさと半々の感情のわたし。



わたし
「遅くなってごめんね、、、!
そしてナポリ・アフラゴーラで降りれなくてごめんね、、!でもどう考えても駅で降りるチャンスなくて、、!」

オリー
「めちゃくちゃ遅延してたから、ちっこい駅はすっ飛ばしたのかも。」




そんなことがあるんか。

たしかに空港に向かう列車が遅延するなんて致命的やけど。そんな判断下されるんですか。




わたし
「これが言ってた、イタリアのカオス・・・?」

オリー
いや、このパターンはあんまりない。」



Italoの列車は比較的新しい会社の列車ですが、特急列車の中でも高級な方で遅延もほとんどないんだそうです。

次の日わかったのが、ローマ駅近辺の電気系統の故障したのが原因で、列車全線が遅延していたらしい。
いやーなかなかない特別な日に乗車させてもらったわ。

というわけで、ローマからナポリまでの特急はItalo社のがオススメ。


オリーの車に乗り込んで、オリーの住む村に向かいます。しかしまだまだ、イタリアのカオスは終わらない。


空港の駐車場から出ようとした矢先、運転席の窓から、急におじいちゃんが話しかけてきました。

もちろんイタリア語なので私に意味がわかるはずもなく。
彼はむにゃむにゃとひとしきりオリーと彼に話をしていましたが突如綺麗なお姉さんが現れて、彼の手を引っ張って消えていきました。



わたし
「今の何やったん?」

オリー
「全然知らない人。
なんか今から、俺は自殺する!!!!今からたくさん薬飲んでやる!!!!ってずっと喚いてた」


そんな、ヘビーな会話だったんですか



オリー
「そしたら娼婦が来て、"幸せを感じさせてあげるわ・・・"って言って、おじいちゃん連れて行ったわ」

OH....



しょっぱなからすごいですイタリア。

おじいちゃんの行く末が気になりながらも、ひとまずオリーの村に向かわねば。




オリーの村に到着


オリー
「momoは運がいいよ〜、でも半分だけね。(にやり」



突然何かと思いきや。
オリーの村ではちょうどお祭りが行われていて、その年一回のお祭りのタイミングでこの村に来たことが、運が良いということらしい。


わたし
「なぜ半分だけ??」

オリー
「このお祭りは、この村にあるお城の主を讃えるお祭りなんだけどね。もちろんお城の主はとうの昔に亡くなってて今は遺跡になっているけど、毎年このお城でお祭りをするの。

昨日から始まったんだけど、このお祭りは初日と最終日が最も盛り上がるんだーー」


わたし
「ということは、最も盛り上がる初日が昨日ってことね。」

オリー
「そう。momoはそれを逃してしまった。
そして最終日はなんと・・・・・


わたしの結婚式と被っています!!!
だからお祭りには参加できません!!!
AHAHAHAHA〜」




つまり、お祭りは見られたからラッキー。
でも最も盛り上がる2日間のどちらも見逃してるから半分、ラッキー。



オリー
「ちなみにイタリア人はサッカーが大好きなんだけど・・・・



ナポリのチームの試合が私たちの結婚式と被ってて、参列者からめっちゃクレームが来ています!!!
AHAHAHAHA〜」



イタリア人はみんな、地元のサッカーチームを応援するのが本当に好きで、超熱狂的。
オリーも、大変だ。


普段ここは300人くらいしかいない小さな村ですが、このお祭りがある期間はたくさんの人が来るそうで。

路上に沢山の車が止まってました。
この村に来るには車がないとこれないからだそうです。
公共交通機関でここまでくる手段は多分ない。


そんな場所に、私がいる不思議。
縁ってすごいなぁ。



屋台で売ってるのはもちろんピザ。
そしてフリッタータという揚げ物。
あと、ヌテラというチョコクリームをたっぷり塗りたくったクレープとか。


全体的にカロリー高めです。





この村は人口が少ないので、
村人同士ほぼ知り合いくらいの勢いでネットワークが濃い。


そしてやたらとオリーは

村人は全員モンキー

と表現してくる。



ピザを食べながら話していると


「オリー!!」

と、大体話しかけられ


わたし
「知り合い?」

オリー
「うん、知り合い。知り合いのモンキー。」

というやりとりを、何度も繰り返しました。笑

なぜモンキーか?
オリー曰く、自由人すぎるかららしいです。
ルールもあってないようなもの。



オリー
「ちなみにモンキーとは、わたしも含まれる。」



イタリア人の郷土愛


お祭りを後にし、軽く村を案内してくれたときにオリーが話していたこと。



オリー
「この村は小さすぎる。
公共交通機関もないくらいに小さい。誰も来れない。
みんながわたしのことを知っている。
何をしてるかも大体筒抜け。
なんのチャンスもない。
確かに、 わたしはこの村とみんなのことが好きだけど、やっぱり大都市に住みたいの。」



英語も中国語もできる優秀なオリー。

昔はナポリの都心部に住んでいて、いろんな仕事を経験していたそうですが、お母さんが体調をくずしてしまい、村に戻ってきていたのです。


でも、その気持ちはよくわかる。
都市でないと得られないものはある。



オリー
「でも彼はこの村が大好きなの。
城があって自然や歴史があること、村人との交流が深いこと、何より生まれた故郷をすっごく愛していて、ずっとここにいたいと思ってる。」


なるほど、価値観が真逆なんだな。
だからこの2人、くっついたら離れたりいろいろあったのかな。



わたし
「じゃあ結婚したら二人はどこに住むの?」



オリー
「ミラノ!!」


イタリアの一番の大都市やん





わたし
「彼、それでいいの?納得してるの?」


オリー
「彼はミラノのサッカーチームのファンだから喜んでる。」





彼の郷土愛とは。



なぜかオリーの彼はナポリではなくミラノのチームのファンらしい。
二人の価値観の折り合いが、まさかのここでついた。





到着直後から夜中の2時まで、
お祭りを楽しみ、村を案内され、いろんな話をしたけれど、わたしもそろそろ体力の限界。


この村にはホテルがないため、
今回はオリーの親戚がもってる物件のお部屋に泊まらせてもらいました。ガチの民泊だこれ。



オリー
「この村にはホテルがないの・・・ごめんね!
でも一番綺麗な部屋にしてるから!」

というわけで、2日目につづく。

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学生時代にはスポーツにうちこみアスリートを目指していたがその生活に終止符をうち、中国上海へ。そして日本帰国後、さまざまな経験を経て「社長になりたい」と言い出し最終的に気合と根性だけで法人設立までこぎつけた女子の頭の中を公開するノート。今のところ異文化交流記事多め。

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