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澎湖漫步生活 ~ポンフーそぞろ歩き生活~「澎湖編その③」

台湾の離島 澎湖諸島(ポンフーしょとう)は、台湾島の西方約50kmに位置する台湾海峡上の島嶼群。 そんな素敵な島で中文語学留学のため48日間の予定で滞在中。 澎湖の暮らしを肌で感じながら、 現在進行形(2023年3月)の漫步Mànbù(ゆったり散歩)生活を綴ります。

その土地の日常ごはん

台湾はみなさんご存じのように外食文化である。
「うちのお母さんだってあまり家で作らないよ」という家庭も普通。
中学校や高校に通う子供達はパン(饅頭や豆乳)を買って登校して
学校で朝ごはんを食べているようだ。
私が住んでいる宿舎の向かいは高校なので、その様子を毎日目撃している。

この台湾の文化、なんか本当にいいと思う。
朝お母さんが子供のために頑張って朝ごはん作らなくていいし
その分「作るエネルギー≒時にはストレス」が軽減される。いいことだ。
日本人はどちらかというと、朝ごはんは作って食べさせて、
さらに渾身の手作りのお弁当…というのが当たり前だけど、すっきり割り切っているこの文化はある意味とても気持ちがいい。
だから三食とも外食(テイクアウトも)当たり前。

そう、気づいたのだが、日本ではスーパーでお惣菜が売っているのが当たり前だけど、台湾のスーパーでは(もしかして澎湖だけかしら?)お惣菜という類がまったく売っていない。
その代わり各店舗が充実した安くて美味しいお総菜(小菜)をテイクアウトで提供してくれる。

宿舎の最寄りの葉子的店
コスパと味、店の清潔感と三拍子そろった店
魚鬆飯(Yú sōng fàn/ユーソンファン)と蛋花湯(Dàn huā tāng/ダンフォアタン)
驚異の二つで50元
雞肉飯(Jīròu fàn/ジーローファン)を外帶(Wàidài/ワイダイ)テイクアウト
ここの店の揚げ豆腐は臭くない方 にんにくタレ付き 
右は無名菜包の素菜包子(Sùcài bāozi/スゥツァイバオズ)
が野菜包子の中では暫定一位(自分調べ)

材料費、光熱費、固定費、人件費、労力もあってこの価格。
つい、私も店を経営しているからその側面から見てしまう。
そして日本との違いは何かとついつい考えてしまう。
近年は台湾も材料費等が高騰しているようで、ちょっとずつ値段を上げているところも増えてきたように思う。

今現在の澎湖での暮らしは宿舎に台所がないので
とにかく毎日が外食である。
そして幸いにしてこのようにやさしい価格設定なので本当にありがたい。

一列に15種類のおかずが3レーン、上の棚には揚げ物など10種類以上ほど
毎日合計約60種類以上のベジタリアンのおかず!
大人気の蔡記饌蔬食坊

たべることは、いきること

あらゆる「欲」の中でも私の中では重要度が高い「食欲」。

2011年3月に起きた東日本大震災では渦中に居た為、あの震災を経験した。
物資が私たちがいた場所に届くのが遅れ、自衛隊が水と食料を届けてくれたのは地震発生後4日目だった。
唇がまずカサカサに剥けてきて、顔と手がしわしわになり、極限まで身体中の水分がなくなることを経験した。
食べることの有難みと恵みはあの時期、一生分の重みとして今でも身に染みついている。

このひとつひとつの食材にどれだけの労力と、育った野菜の恵みや天候の恵み、つくり手の想いがあるか。
いつも噛みしめて食べる。
だからごはん一粒も残せない。

そして伝統として受け継がれている料理の方法を現代の人がまたそれを受け継ぎ、今はこうして台湾の文化を食べて学ばせてもらっている。
違う国の食文化を体験できる今を本当に貴重に思う。

量り売りで計算 おかずのみでこちらの量だと85元くらい
台湾でよくある湯葉みたいな豆皮(Dòu pí/ドウピイ・というもの)
台湾に欠かせない飲み物 豆漿(Dòujiāng/ドウジャン)
ほんのり甘くて豆の味がして出来立てはほんのり温かく美味
手のひらほどの大きさの豚肉丼 焢肉飯(Hōng ròu fàn/ホンロウファン)
(店名失念)
お肉の下には筍を甘辛く煮たもと肉燥(肉を甘辛く煮たもの)
讃哥焼肉飯 
澎湖はイカが有名でイカを揚げたものが乗ったごはん
イカの蓋を取ると野菜などたくさん隠れている 上のは豆干というもの
こちらは台湾式おにぎり飯糰(Fàntuán/ファントァン)
鰆をクリスピーな衣で揚げてあるのが入っている香亭土魠魚羹の人気料理
澎湖美食毛毛的店 の小管(イカ)麺線:(Miàn xiàn/メンシェン)

たくさんの培ってきた台湾の食文化。
その土地の風土と名産をたくさん盛り込んでいる。
どの国でもそうだが、はやり敬意を称してその国の特産品はぜひとも食べてみたい。
文化や背景が見えてくる。
麵線は澎湖の名産のひとつでもある。
風の島が創る芸術的な食べ物であると言っても過言ではないと思う。

奥深い食文化の興味は
胃袋100個あっても足りないかもしれない。
まだ日本食が恋しいと思えてないのは、もう身体が馴染んだ証拠だろうか。

澎湖編その④につづく


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