見出し画像

ぶっつけ本番で行くから病むねん。

教典  102  「ぶっつけ本番で行くから病むねん」

何かを始める

何かを始めたい。

そんな時は、たいてい「事前準備」や「お試し期間」というものをやってから挑むものだが、こと、「働く」とか「稼ぐ」ということになると、とたんに

ぶっつけ本番で行く

人が多い。

もちろん、それで失敗してもへこたれない精神の持ち主だったら、どんどんチャレンジして、どんどん失敗しても全然アリなんだろうが、私のようにド貧弱な精神の持ち主だと、速攻で病む。

では、なぜぶっつけ本番で行ってしまうのか?

理由は2つ。

ひとつは、やはり生活のため。

とにかく稼がなきゃ!という思いだけで飛び込む。

もうひとつは、成功する未来しかみえていない!



ひとつ目の生活のためっていうのは、本当によくわかる。

実際、私が今のバイト始めたのも8割生活のため。

そして、ふたつ目の成功する未来しかみえてないっていうのは、前職でうつ病になった職場に対してだった。

このふたつの共通点は、

生活のためだろうが、成功する未来しかみえてなかろうが

結果、病んでしまったらなんにもならん!

ってこと。

うつ病抱えながら働いている人もいるかもしれない。

いや。いるでしょう。

でなきゃ生活できないからって言って。

けどさ、通院費、薬代、

結局お金かかるやん?

だったら私は、あらゆる公的機関に頼りまくって、それこそ、生活保護でもいいと思う。

とにかく治療を先にする。

した方がいいと私は思うけどね。(あくまで私の意見であって強制ではありません!)




それから

成功する未来しかみえていない。

これは、前職がそうだったんだけど、私はこの仕事をするために、資格まで取得して働くつもりだったので、資格さえ取れれば大丈夫というわけのわからん自信にあふれていた。

なんなら、一生の職にするとまで思っていた。

だから、入社して1ヶ月もたたずに、こっぱ微塵に砕かれた時は、体が言うことをきかなくなっていた。←結果、うつ病になった。

これがまさに、私が言う

ぶっつけ本番で行ったから病んだ

わけです。


それから私は、またバイトを始めたわけだけど

うつ病になって、またバイトを始めるまでに3年かかりました。

3年たって、やっぱり「働きたい」という思いが強くなってきました。

けど、やっぱり「怖い!」

うつ病って、人からは甘えてるって思われがちだけど、うつ病になってよかったなんて思う人1人もいないですよ。

それどころか、二度とかかりたくない!

だから「怖い!」んです。

そうやって、「働きたい」けど「怖い!」という思いを半年間巡らせた時、新聞の広告に「夏休み限定」のアルバイトの募集が掲載されていたんです。


これなら。

と思って、だんなに内緒で応募しました^^;

だんなは、うつ病のこと知ってましたからね。

絶対反対されるのは目に見えてました。

面接の結果、採用されて、だんなには「夏休みの間だけだから」と言ったら、しぶしぶOKしてくれました(^^)

それが、ただいま7年目に突入した今の職場です。


私が言いたいこと。もうおわかりですよね?

みんな、人それぞれ、いろーーーんな事情を抱えながら生きていることは重々承知してます。

けど、それでもあえて、私が言いたいのは、

これだけ!

にするんじゃなく

まずは、

短期間やってみること!

です。

別に、口にだして言わなくてもいいんですよ。

心の中で、

「とりあえず1ヶ月やってみよう」「ダメだったら1ヶ月で辞めよう」っていう心もちが大事ってことです。

それをもたずして、いつまでやるかもわからない、とりあえずお金貰えればいい、嫌なら辞めればいい、なんて言って飛び込むと、心砕かれた時の衝撃がハンパないですよ。

逆に、そういう心もちで飛び込んでみると、多少嫌なことがあっても「想定内」だったりして、気がつけば1ヶ月たってたりします。


本当はね、みんながみんなキラキラ、生き生きして働ければ1番いいんだろうけど、まぁ、そんな会社、ピラミッドの先っちょくらいの数しかないと思うよ。

なのでね、

ぶっつけ本番で飛び込む前に、心も体もストレッチしてから飛び込んでみてはいかがでしょうか?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?