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リターンではなく、「愛おくり」で成り立つ経済循環をつくりたい

ももばち企画の事業では、できる限り、どんな経済状況や家庭状況にいる人にでも届けられるように、
サービスに対するリターンではなく、「愛おくり」で成り立つ経済システムを目指しています。

通常の資本主義の考え方に則るならば、
お金を多く払った人がより多くの/質の高いサービスを受けることができ、
経済的に苦しい状況の中で規定の料金を払うことができない人は、サービスを受けられない、もしくは払った金額相応の限られたサービスしか受けられない、というのが当たり前の考え方だと思います。

お金を持っている人は、それだけ頑張って仕事してるんだから、相応の対価を得られて当然でしょ、と考える人もいるでしょう。

でも、本当にそうなのでしょうか?

経済的に厳しい状況に置かれている人たちは、頑張っていないのでしょうか?
怠けているからお金がないのでしょうか?

少なくとも私がこれまで出会った人たちの中にも、毎日身を粉にして一生懸命働いているにもかかわらず、様々な理由で貧困から抜け出せずにいる人たちがたくさんいました。

経済的に余裕がないために、心の余白もなくなり、人間関係も希薄になり、社会的に孤立して、経済的にも、精神的にも追い詰められている人たちがたくさんいるのです。

もちろん、良い物やサービスに高い値をつけることを批判している訳ではありません。
価値あるものに相応の値段を付けないと、せっかく良いものを生み出していても、それを提供し続けることが難しくなってしまいます。

ただ、私が届けたい価値と、届けたい人たちを考えた時に、「お金のない人が救われないセカイじゃ意味がない」と感じたのです。

私があらゆる事業を通して届けたいのは、「誰もが自分を自由に表現し、自分のヤミも人のヤミも愛し合い、しんどい時にはしんどいって言える環境」、一言で言うなら、誰もが「自分を生きられる環境」です。

私はこの環境を、インフラのように、どんな状況下にいる人にでも届けたい。

お金がないから、家族の理解が得られないから、
自分を生きることができない。

そんなの、おかしい。

本来は誰だって、自分を生きる力を持っていて、それを実現できる環境さえあれば、
誰もが自分を生きられる!

その環境は、すべての人の手が届くところに、インフラのように置いておきたい。

それを実現させる手段として思いついたのが、「愛おくり」という発想です。

これは、「恩送り」の考え方から着想を得たものです。
誰しも、先輩や上司にご飯を奢ってもらった経験があるのではないでしょうか?

私が大学生の時、先輩に奢ってもらうことに罪悪感を感じてしまい、奢ってもらうことを頑なに拒否していた時、ある先輩が、諭すように教えてくれたのです。

「俺が今このご飯代を奢ろうとしてるのは、俺も昔、同じように先輩たちからたくさんご飯を奢ってもらったり、いろいろ助けてもらったことがあるから、その恩っていうバトンをその先輩たちに返すんじゃなくて、次の人たちにおくってバトンを繋いでるだけなんだよ。そしてその先輩達も、さらにその上の先輩たちからもらった恩を送ってるだけ。
だから、恩返ししなきゃとか思わなくていいからさ、いつか余裕ができた時に、いろんな人からもらった恩を、次の人におくってバトンを繋いでくれたら、それでいいんだよ。少なくともここは、そういう恩送りで回ってるんだよ。恩送りは、おくり続けることで、誰も損をしない仕組みになってんだよ」

この話を聞いて、あぁ、なんてあったかい世界なんだろうと感じたのを覚えています。

恩返し(リターン)ではなく、次の誰かにおくっていく。
恩返しではなく、恩送り。

人は誰しも、精神面や経済面で、余裕がある時とない時がある。
今は余裕がある人も、ひょんなことから精神的にも経済的にも追い詰められる、なんてことはいくらでも有り得る。

そんな世界の中で、
たまたま今、お金に余裕がある人が、これまで自分を支えてくれた人たちに感謝の気持ちを抱きながら、必要としている誰かのために、「愛」を送るような気持ちでお金を払う。

そのお金は、今、経済的に苦しい状況にいる人たちが、自分を生きる環境を手に入れるための救いの手となり、
その人もいつか、余裕ができた時、自分に「愛」をおくってくれた人に思いを馳せながら、次の誰かに「愛おくり」をしていく。

おくる側も受け取る側も、あたたかい「愛」の循環を感じながら、
経済的余裕がある人もない人も、
また、何かのタイミングで経済基盤が崩れた時にも、安心して愛おくりの恩恵を受けられる。

余裕がない時は遠慮なく誰かの愛を受け取り、
余裕ができたら感謝とともに愛をおくる。

そんな循環の中に、上下関係は存在しない。

誰もが対等に、自分を生きるために必要な環境を手に入れることができる。

一時的ではなく、長い目で見た時に、おくる側の人も、この循環の恩恵を受けるタイミングが来るかもしれない。もしそのタイミングが来なくても、これまでいろんな人に支えられ助けられて生きてきたその感謝の気持ちで、この愛おくりの輪に加わっていただけたら嬉しいです。

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