霰と朝

ガラスをノックするような音で目覚めた。
霰が降っている。

今日はやけに寒く、雨まじりにパラパラと霰が降っていた。
最近は暖かかったせいか、少し薄着になっていた。暖房が入るまでの辛抱だ。

それにしてもだ。
三月に入ったのに、冬はずるずるとついてくる。
いい加減、帰って欲しいのに。
だが、文句を言ってもしょうがない。
今日も今日とてコーヒーを入れ、雨音に耳を傾けながら朝のニュースを観る。
このルーティンをしっかり守りながら、今日が休みだと思い出した。