基本のキホン!今更聞けない「UI」とは?

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UI(ユーザーインターフェイス)とは何か

UIはユーザーインターフェイス(User Interface)の略語です。

”ユーザー”は商品やサービスなどを使う人。

"インターフェイス"は接触面。

つまり、UIとは商品・サービスと使用者との接触面を表します。

ユーザーの目に触れる部分のデザインはすべてUIです。

今回はwebデザインのUIということを前提に説明していくので、PCやスマートフォンに表示されるレイアウト、フォント、ボタン、イメージ画像など、使用者の目に映る全ての情報が「UI」と呼ばれます。

では具体的に優れたUIにはどのような特徴があるのでしょうか。


UIの5つのポイント

1.役に立つ

→人々が心のどこかで望んでいたことを体現できている?

2.習得しやすい

→使い方が容易で何度も覚え直す必要はない?

3.効果的・効率的

→時間と労力にあった働きを瞬発的に提供できている?

4.魅力的

→人々がこれいい!と思える需要が得られるか?

5.楽しい

→使っていて心地いい?面白い?


総じて言うと、UI=ユーザーの直感に訴えるための工夫

ユーザーが快いと思うものを、いかにユーザーに気付かれずに提供できるかということが鍵になります。

ユーザーに気付かれずに提供するためには、ユーザーの思考を先回りする必要がありますね。


ユーザーの目線を知る

webページを閲覧しにくるユーザーの挙動には揺るぎようのない特徴があります。

それではユーザーのどうしようもない事実を3つ紹介します。


1.人はページを読まないざっと見るだけ
→何か特定の目的がある

ユーザーはたいてい何かを出来るだけ早く成し遂げたいと思っています。

そのため、全部を必要以上に読んでいる時間はありません。

→全部を読む必要がないことを知っている

ほとんどの場合、ユーザーはサイトのごく一部にしか興味がありません。

自分の興味を引く、あるいは現在の目的にあったほんのわずかな部分に用があるため他の部分は斜め読みをします。

→人は斜め読みに慣れている

SNS、雑誌、本など、斜め読みで興味のあるものを発見してきて、それでうまくいくことを知っています。


2.人は最良の選択をしない。適当なところで満足する
→たいていの人は急いでいる

最適なものを選ぶのは難しく、時間がかかります。なので最初に目についた妥当な選択肢を選びます。そして選んだものの中でもっとも都合の良いもを選び満足します。

→間違いを選択してもさほどリスクがない

「戻る」ボタンを押せばすぐにやり直せるため、間違ったものを選択することに対したペナルティはありません。

→推測する方が楽しい

選択肢を比較するより楽だし、正解すればその方が早かったことになります。

また偶然意外な掘り出し物を見つけるという喜びがあるかもしれません。


3.人はものごとの仕組みを事前に理解しようとしない

→知らなくても対した問題はない

ほとんどの人にとって使えれさえすればものごとの仕組みはさほど重要ではないのです。

→一度うまくいったやり方を変えなくなる

人間はうまくいったやり方を見つけると、なかなかそれよりいい方法を探そうとしなくなる傾向があると考えられています。


以上の3つの特徴からわかるように、ユーザーは適当にページを流し読みします。

ということで、UIでは流し読みに適したわかりやすいデザインが必要になります!

わかりすいデザインに人は集まります。人が集まるところには信用が生まれます。

つまり

わかりやすさ=信用

ということになります。


UIで信用度を下げる要因と上げる要因

信用度を減少させる要因

→知りたい情報を隠してある

→指定のやり方でないとエラーが出る

→個人情報をやたら求められる

→写真が多すぎて邪魔になる

→サイトの完成度がプロの仕事とは思えない


信用度を増加させる要因
→ユーザーの求めているものを理解しアクセスを単純明快にしておく

→ユーザーが知りたい情報を提供する

→手順をできる限り簡略化する

→努力を怠らない

→ユーザーが疑問に思う点を予測し、回答を用意しておく

まとめ
以上、簡単にUIについて説明させていただきました。

最後に、UIの技術を手に入れるために初心者が今すぐにできる4つのことを紹介します。

1.人々が戸惑うポイントを常に予測する
たくさんのWebサイトを見て目を肥やす
自分だったらどうするかを考える
2.制作物を人に見てもらう
実際にそれを使う人の目線に注目する
自分の気付かない不快さを知る
3.本を読む
インプットを増やす
多方面からの知識を頭に入れる
4.簡単にできることから手を付ける
見出しを正しく使う、色について学ぶ
色々な人に話したり話を聞いたりする

以上のことを意識してスマートなUIデザインを学んでいきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。