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北海道旭川で、観光の企画をしたり、フリーペーパー作ったり、ブログを書いたりしています。

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最近の記事

地元に「恩返し」をする会社へ 「恩返し」したいわたし

旭川通運株式会社。 日本広しといえど、この会社を知っている方はそういないはず。 名前のとおり、北海道旭川市で運送業を主に担っている会社ですが、旭川市民でも聞いたことがない方もいるかもしれません。 そんなしがない地方の中小企業に、まだ雪が残る今年の4月に入社しました。 前職は東京で公務員をしていたわたし。 環境や仕事に疲れ、地元である札幌に戻るべく色々と仕事を探すも、「コレ」というものに出会えずやきもきしていました。 「道内で冬に雪が降るところならどこでもいいか」 そう割

    • 大雪山のある風景

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        北海道共和町神仙沼にて

        • 砂の中にオトナを捨てたら

          踏む、埋まる、踏む、埋まる。 足を踏みしめ砂丘を登るけれど、赤い砂がさらさら流れて体を沈ませる。 辺りはまだしんとした夜の中。 やっと7分目…と思うや否や、目の前に新たな砂丘が現れた。 ラクダ使いから得た情報によると、日の出まであと40分。 体力と時間の限界を考えて、時には諦めることがオトナの嗜み。 そう言い聞かせていたのに、一向に夜が明ける気配がない。 どうやら、彼は1時間間違えたみたい。 結果オーライ、やってやろう。 踏んで突いて踏んで突いて踏んで突いて

        地元に「恩返し」をする会社へ 「恩返し」したいわたし

          おもいでのち② ロシア

          転職のはざまの3ヵ月。今行きたいところへ行くことに決めました。 色々と悩んだ結果、買ったのはJALの世界一周航空券。 最初に訪れた国ウズベキスタンからヨーロッパに入るためには、ロシア・モスクワを経由する必要がありました。 1.ロシアで顔チェンそんな理由でとりあえずルートに入れたロシアですが、なぜか年越しのタイミングで訪れることに。 特に問題なくドモジェドヴォ空港に着陸し、市内へ行くバスに乗りました。 バスが発車するや否や、隣に座ったおばさまに「ツーショット写真を撮ろ

          おもいでのち② ロシア

          彼女とアイリッシュコーヒーがくれた、忘れられないひととき

          転職先を見つけた。仕事を辞めた。3ヵ月の猶予ができた。 だから今、雪降り積もるフィンランドで、私はアイリッシュコーヒーを飲んでいる。 首都ヘルシンキから、バスで1時間程のところにある片田舎の町「ポルヴォー」。 偶然知り合ったフィンランド人女性が連れてきてくれた。 出会ってまだ2、3日の私達。 人種も違うし言葉も違う。お互いの素性だってろくに知らない。 それでも今、彼女のおすすめだというカフェで、一緒にアイリッシュコーヒーを飲んでいる。 昔の男の話。今の生活の話。これ

          彼女とアイリッシュコーヒーがくれた、忘れられないひととき

          読書。一歩先へ。

          昔懐かしいプロフィール帳や、就活の際の履歴書を書くとき、いつも趣味の欄に「読書」と書いていました。 本を読むのが好きで、幼い時からそれなりに読書量はあったと思います。 読むジャンルは主に小説。 好きな作家は有川浩と江國香織。 … お恥ずかしながら、国内外の名作を読んだことは、数えるほどしかありません。 よし、読もう!と思って、手に取ったことはもちろんあります。 ただ、くらっとする。 だって、難しいんです。 時代背景がわからないとついていけない。 名前が複雑で

          読書。一歩先へ。

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          久しぶりの円山動物園

          久しぶりの円山動物園

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          おもいでのち① ウズベキスタン

          転職前に3ヶ月ほど猶予があったので、行きたいところを行き尽くしてきました。 もう半年ほど経ちますが、写真を整理しているとちょっと懐かしくなってきたので、この場で振り返ってみようと思います。 今回は最初に降り立った地、ウズベキスタン🇺🇿。 1. ウズベキスタンとはそもそもウズベキスタンどこなのという話ですが、カザフスタンの南、トルクメニスタン・アフガニスタンの北、カスピ海の東、タジキスタンの西にあります。 そう言われても私はよくわかりませんが、要はスタンだらけの中東にあり

          おもいでのち① ウズベキスタン

          硬い柔らかい。冷たい温かい。

          私の前職はどちらかというとお堅い職場。 その雰囲気はメールの文面にも現れておりました。 少し例を挙げると、 宛名は 「〇〇課長様」 書き出しは「平素よりお世話になっております」 文中には「ご教示いただけると幸甚にございます」 などなど。 ほとんどお決まりなので、始まりの言葉と文末(どうぞ、よろしくお願いいたします)は署名として登録していました。 私の場合は最初のメール文化がこれだったので違和感はありませんでしたが、外部の方からすればかなり硬すぎたようで。 現職に転職す

          硬い柔らかい。冷たい温かい。

          シャンパン飲んでも、太陽飲んでも、俗な私。それが私。

          飛行機の窓から、地平線を何度見たことだろう。 家族と東京ディズニーランドに行った時。 友人とタイへ卒業旅行に行った時。 彼氏と九州へ滝を見に行った時。 いつだって地平線の景色はすぐそこにあったけれど、隣の誰かとのお喋りに夢中だった。 でも、あの時はただただ地平線一筋。それだけをずっと見ていた。 だって、一人だったから。 そのうえ、目が離せないくらい美しかったから。 フィンランドからアイスランドへ向かう、夕刻発の飛行機の中。 一生に一度のビジネスクラスを楽しもうと、

          シャンパン飲んでも、太陽飲んでも、俗な私。それが私。

          「人の文章を直す」ということ

          現在いる部署では自社HPを運営しており、その中で公開するブログを社員でコツコツ書いています。 内容は、地域のお店や場所を紹介するものから、普段の何気ない日常を綴ったものまで実に様々。 私も2か月前くらいから書き始め、スローペースですが、やっと10本ほど溜まってきたかというところです。 自分の書いている文章が「正しいのか」は、正直全くわかりません。 ただ、ありがたいことに、「読みやすい」とか「いいね」とか言ってもらえることがありました。 自分が伝えたいことを書いて、周

          「人の文章を直す」ということ

          YESの発想

          新しい職場に来て少し経った頃、上司からオリエンテーションのようなものを受けました。 職場の人間関係や北海道の観光に関わる情報、電話対応の極意などなど。 教わった内容には、聞いたことがあるものも、初耳のものもありました。 中でも印象に残ったのが、「YESの発想をもて」というもの。 いわゆるYESマンに対し、全くいい印象をもっていなかった私としては、上司からこの発言を聞いたとき、正直共感を覚えることができませんでした。 なんでもはいはい言えばいいというものではないだろう。

          YESの発想