ももんがの気まま
ももんがの気まま ソルフェージュ関連の記事。
こんにちは!ももんがです。 みなさんにとってお馴染みの音階…ドレミファソラシド。 ドレミファソラシド は一体どのように生まれたのでしょうか? 今回はその起源を辿っていきたいと思います♪ 時代は11世紀… イタリアの修道士・音楽教師である グイード・ダレッツォ(991頃〜1033以降)が、視唱を教えるために ut、re、mi、fa、sol、la という音節を使ったそう。 この ut、re、mi、fa、sol、la は、 《貴方の僕(しもべ)たちが(Ut queant
こんにちは!ももんがです。 前回は、古代ギリシア旋法の素材となる テトラコルドについてお話ししましたね。 ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ では、テトラコルドはどのようにして 古代ギリシア旋法になったのでしょう? そもそも、 テトラコルドが4音で構成されていたのは 古代ギリシアで使われていた リラやキタラと呼ばれる弦楽器が 4弦だったため、と言われております。 ※アポロンとはギリシア神話に登場する男神 しかし、キタラの弦の数は 時代とともに増え、最
こんにちは!ももんがです。 みなさん、旋法をご存知ですか? 頻繁に使われるドレミファソラシド… 実はこれも、旋法が発達して生まれました。 では、旋法とはどのようなものなのかを 詳しく書いていきます♪ まず、旋法とは音の配列のことです。 音階とよく似た特徴を持っており、音階と同じ意味で言葉が使われることもありますが 旋法には長調(明るい響きの調性)や 短調(暗い響きの調性)のような 調の判別がありません。 そして、音階は ドレミファソラシドというように 音が音の
こんにちは!ももんがです。 前回まで、 3回に分けて音律について書きましたね。 ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ ピタゴラス音律では4度、5度が 純正律では3度が美しく響く、 というお話を①、②に分けてお書きしました。 これまで、3度、4度、5度など 音程が出てくることはありました。 しかし、実は音程の度数の前には より正確な音程を示すために 「完全」「長」「短」「増」「減」と書かれるのです♪ 音程は3度、4度、5度の他にもたくさん存在します。
こんにちは!ももんがです。 前回は純正律のしくみについて お話ししましたね♪ ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ 純正律では 3度を美しく響かせることができる反面、 転調(調律した時に基準となる音以外が主となる調)してしまうと うなりが生じたり、 音程関係が変化して響きが違うものになってしまうのです。 そこで新たに登場するのが平均律です。 平均律とは、 1オクターブ(ドレミファソラシド)を 均等な周波数比で分割した音律です。 その中でも、今回書いて
こんにちは!ももんがです。 前回はピタゴラス音律のしくみについて お話ししましたね♪ ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ 有名な古代ギリシャの数学学者である ピタゴラスが考案したピタゴラス音律ですが、 なぜ現在は使われなくなってしまったのでしょうか? 前回までのブログでお話ししましたように、 ピタゴラス音律は 5度の周波数比を計12回積み重ねた音を 並べ替えたものです。 そのため5度と4度はとても美しく響きますが、 12回積み重ねた中で4番目とな
こんにちは!ももんがです。 前回は、数学学者として有名なピタゴラスが 音階の起源を発見したお話をしました。 ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ ピタゴラスが弦の長さを区切った時、 切片の長さが2 : 1という単純な比の時は8度、 4 : 3の時は4度、3 : 2の時は5度 という協和音程が生まれたことで 音階の起源に繋がった、お話でした♪ では、どのように協和音程が 音階の起源であるピタゴラス音律に繋がるのでしょうか? 今回はそれを詳しく解説していき
こんにちは!ももんがです。 前回は世界最古の楽譜である 「セイキロスの墓碑銘」について お書きしましたね♪ ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ 世界最古の楽譜は、 アルファベットが音の高さを その上に記された記号がリズムを示した 現在とは全く違う楽譜でしたね! 世界最古として知られている セイキロスの墓碑銘はギリシャの音楽ですが、 ギリシャの音楽は 即興的なものが多かったためか 後世にはあまり残りませんでした。 しかし、ギリシャの音楽思想や音楽理論
こんにちは!ももんがです。 前回の記事では 音部記号の起源についてお話ししました。 前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ G、F、Cのアルファベットが、 徐々に形を変えて 現在のト音記号、ヘ音記号、ハ音記号になったというお話しでした。 しかし、さらに昔の楽譜には 音部記号は存在しなかったのです! 一体どのような楽譜だったのでしょうか? 遡ること紀元前1世紀ごろ。 世界最古の楽譜である 「セイキロスの墓碑銘」は トラッレス遺跡の近く、 トルコ共和国にあっ
こんにちは!ももんがです。 今回は音部記号について書きます♪ 楽譜で必ず目にする、音部記号。 ト音記号やヘ音記号、ハ音記号… よく見てみると 不思議な形をしていると思いませんか? 今回はそれぞれの起源を辿ってみたいと思います♪ ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号の 「ト」「へ」「ハ」のそれぞれのカタカナには 日本の音名である ハニホヘトイロハが使われています。 ↓日本の音名については こちらの記事で書いております。 よろしければご覧ください♪ まずはト音記号。
こんにちは!ももんがです。 前回の最後に、 悪魔の音程と呼ばれる全三音の存在が 現在の♯(シャープ)や♭(フラット)の 誕生と、 ドイツ音名(CDEFGAH)の シの音が「H」である理由に繋がる というお話をしました。 ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ 嫌われていた全三音の響きを避けるには、 シの音を低く、もしくは高く変化させる必要があります。 シの音は英語の音名で表すとBなので、 Bを変化させた音色に基づき 低くすると、柔らかい音色になる… →
こんにちは!ももんがです。 前回の記事にて 日本の音名、英語の音名をご紹介しました。 ↓前回の記事です。 よろしければご覧ください♪ 英語の音名はCDEFGABと表します。 アルファベット順のようにABCDEFG… ではなく、なぜ Cから始まるCDEFGABなのでしょうか? 英語の音名がアルファベット順のように ABCDEFG という順番であった場合、 日本の音名に改めると ラシドレミファソ となります。 そうなると、私たちの馴染み深い ドレミファソラシドの順番と
こんにちは!ももんがです。 私たちが歌を歌う時によく使う、 ドレミファソラシド。 さて、ドレミファソラシドは 一体どこの国の言葉だと思いますか? 日本の音楽の授業にも使われているので 日本語かな?と思ってしまいますが、 サウンド・オブ・ミュージックという 有名なアメリカのミュージカル映画でも Do-re-mi-fa-so-la-tiと歌われていることから 日本語ではないことが分かりますね♪ では、英語でしょうか? それも違うのです。 前回の記事にて、 ドレミファ