音程(楽典の基礎編①)
こんにちは!ももんがです。
前回まで、
3回に分けて音律について書きましたね。
↓前回の記事です。
よろしければご覧ください♪
ピタゴラス音律では4度、5度が
純正律では3度が美しく響く、
というお話を①、②に分けてお書きしました。
これまで、3度、4度、5度など
音程が出てくることはありました。
しかし、実は音程の度数の前には
より正確な音程を示すために
「完全」「長」「短」「増」「減」と書かれるのです♪
音程は3度、4度、5度の他にもたくさん存在します。
今回は8度までお書きしますので、
詳しく見ていきましょう!
①完全1度
ドとドや、レとレのように
全く同じ音、同じ高さで構成される音程は
完全1度といいます。
②長2度、短2度
白鍵(白い鍵盤)の隣り合う音のほとんどは長2度です。
しかし、ミとファ、シとドのように
黒鍵(黒い鍵盤)を挟まない音同士は短2度と呼ばれます。
このように、何も音を挟まない短2度は
半音ともいいます。
そして、間に鍵盤を挟んだ
半音2つ分となる長2度は
全音ともいいます。
この半音、全音は
今後の説明でとても重要になりますので、
覚えてみてください♪
③長3度、短3度
長3度は長2度2つ分、
もしくは半音4つ分の音程です。
音で例えると、
ドとミや、ファとラが当てはまります。
短3度は長2度1つ分+半音、
もしくは半音3つ分の音程です。
音で例えると、
レとファや、ミとソが当てはまります。
音律②でお話しした純正律で
美しい響きが求められたのは、この長3度でした。
↓純正律について書いた記事です☺️
④完全4度
完全4度は長2度2つ分+半音、
もしくは半音5つ分の音程です。
音で例えると、
ドとファや、レとソが当てはまります。
そして、完全4度からもう半音分増やすと
増4度という音程が生まれます。
音で例えるとファとシで、トライトーンと呼ばれます。
私のブログを続けて読んでくださってる方は
既にご存知かと思われますが、
トライトーンは悪魔の音程といわれる
特殊な音程なのです👿
↓トライトーンに関して詳しく書いた記事です☺️
⑤完全5度
完全5度は長3度と短3度をそれぞれ1つずつ、
もしくは半音7つ分の音程です。
音で例えると、
ドとソや、レとラが当てはまります。
音律①の記事でお話ししたピタゴラス音律では
④の完全4度と⑤の完全5度の
美しい響きが求められていました🎵
(説明が終わるまで、あと少しです😆)
⑥長6度、短6度
長6度は完全5度+長2度で、
半音9つ分の音程です。
音で例えると
ドとラや、レとシが当てはまります。
短6度は完全5度+短2度で、
半音8つ分の音程です。
音で例えると
ミとドや、ラとファが当てはまります。
⑦長7度、短7度
長7度は完全5度+長3度で、
半音11つ分の音程です。
音で例えると、
ドとシや、ファとミが当てはまります。
短7度は完全5度+短3度で、
半音10つ分の音程です。
音で例えると、
レとドや、ミとレが当てはまります。
最後です!!!🏃♀️🏃🏃♂️💨
⑧完全8度
完全8度は、
高さが1オクターヴ違う(同じ音名で高さが1回り違う)同じ音です。
音で例えると、
ドから1つ上のドや、レから1つの上のレが
当てはまります。
音程の説明はここまでになりますが、
完全、長、短の他に書かれていた
増、減が未だに現れていませんね😀
実は、音程が半音ずつ変化するごとに
完全◯度は…
減←完全→増
長◯度、短◯度は…
減←短↔︎長→増
というように
書かれる言葉が変化するのです!
(←は半音減り、→は半音増えることを示しています)
ここまで説明した音程ですが、
実は今回お書きする予定だった
古代ギリシアの旋法について理解することに
とても役に立つのです🥰
さて、
音階と旋法は何が違うのでしょう?
次回はこの古代ギリシアの旋法について書いていこうと思います♪
また読んでくださると嬉しいです😊
最後までお読みいただき、
ありがとうございました💕
2023.04.30. ももんがの気まま