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【アメリカ生活①】オペア留学とは!?初期費用は30万円?

こんにちは。アフリカに移住したいけどアメリカに住んでみた「あもか」です。わたしは24年の6月(つまり今月)からアメリカで働いています。

ワーキングホリデー、海外駐在、現地採用、バックパッカーなどで放浪、海外で生きるために数多くの選択肢があると思います。

そんな中でわたしが選んだオペア留学とは一体何なのか、なぜそれを選んだのか、簡単に書き残してみようと思います。


海外で生活したいと思った2年前の冬

大学を卒業後、就職して商社でデスクワークをしていました。少し特殊?だったのは、3年で500万貯金して、世界一周しようと意気込んでいたこと。

しかし社会人1年目のある日ふと、世界一周は性格的に「いい旅だった!」で終わる。だったらどこかの国にがっつり住んだほうが、自分のためになって面白いんじゃないか?と思いました。

大学院進学→高い。勉強したい分野特にない

青年海外協力隊→今じゃない。(なにを根拠に)

ワーキングホリデー→オーストラリアの初期費用見積もったら150万超えた!そんな大金はその先の人生に残しておきたい!無理!

フォルケホイスコーレ→まだ違う気がする!

と、片っ端から探しては却下して、次第にInstagram のストーリーが私が求めるものを出してくるようになりました。

そんな時に出会ったのが

30万でアメリカ生活!?オペア留学

というストーリーの告知。

オペア、デミペアはオーストラリアでのワーホリ検討時に知っていましたが、信頼できるエージェントを見つけられず断念していました。

そうか、他国にもあるのか。

そう気づき、いろんな国・地域のオンラインオペア説明会に参加。

ファミリーの多さ、保育時間の量、最低給料の額、参加割引に惹かれて、社会人1年目の12月にストーリーに流れてきたIntraxへの登録をしました。

そもそもオペアってなに?

みなさんはオペアって聞いたことがありますか?

英語ではAupair と表記され、わたしが登録しているIntrax / オペアケア の公式サイトにはこう表記されています。

オペアケアは米国国務省に認可された異文化交流プログラムです。アメリカでの保育、ホームステイ、地域との交流を通して異文化理解を深めることが目的です。(中略)
アメリカ国務省の規定を満たしたホストファミリー宅で暮らし、働き、そして学費補助金を利用してコミュニティカレッジなどにも通えるプログラムです。

https://www.intraxjp.com/aupaircare/

簡単に説明すると、

ホームステイ先の子どもを育ててね。代わりに生活費、家賃無料で、毎月お小遣いもあげるよ。

です。

これは詳しい規定は国ごとに異なりますが、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど、様々な国や地域で広く普及している制度のようです。(オーストラリアでは、お小遣いなし、単時間の家事やこどもの面倒のみの、デミペアという制度もあるようです。)

「オペアが行う子育て」の内容は家庭によります。勤務は1日10時間まで、週45時間まで、と規定されていて、未就学児をフルでお世話、学校に通っている子を朝の準備と送迎・放課後の遊び相手、2人以上同時にオペアがいる場合は完全シフト制。など。各家族の都合や、子どもの人数によります。

オペアの参加条件

食費も家賃もかからへんの!?めっちゃいいやん!と思った方。オペアに参加するには、参加条件があります。エージェントや国ごとで違いがあるので、今回はわたしが利用したエージェントの詳細を載せます。

わたしはIntraxという団体経由でアメリカに来ました。


※エージェントや国によって細かいルールや参加条件たが異なります。必ずご自身で事前に確認してください。

①300時間以上の保育経験

Intraxの場合は、0-2歳を200時間以上、年齢規定なしでトータルで100時間以上の計300時間以上の保育経験と、推薦書類2通以上の提出が必須でした。

「保育経験」と聞くと、保育士じゃないから無理だ。と思われるかもしれませんが、実際には兄弟やいとこなどの親戚、友人のこどものお世話なども経験時間にカウントすることができました。

②最低限の英語力

一部日本にルーツがあって、子どもに覚えさせるためにも完全日本語で生活して欲しいという家族もいますが、ほとんどは英語や現地語(ヨーロッパの場合)のみなので、できれば中学英語レベルはカタコトにでも話せるほうが好ましいです。

③19〜26歳であること※米の場合。国ごとによる

アメリカの場合、ビザの関係上なのか、27歳の誕生日を迎えるまでに渡米することが必須です。

アメリカはJ-1ビザという種類ですが、オーストラリアやヨーロッパはワーキングホリデービザを使うことがあるため、ワーキングホリデーにいける年齢までになります。

④高校卒業以上であること

アメリカオペアについては、わたしが調べた限りは全て高卒以上が参加条件でした。

エージェント登録時に、高校卒業時の卒業証書のデータを送りました。

⑤心身ともに健康で犯罪歴がないこと

これも詳細はエージェントによります。登録面談の際に、持病の有無や、犯罪がないことを申告して、問題なければ合格→詳しいプロフィール作成や保育経験を積みに始めます。

持病については、私が登録面談で聞かれた、記憶にある詳細は以下の通り

・大きな怪我や病気で入院したことがあるか
・精神科への通院歴があるか
・虐待をされたことがあるか
・歯科矯正中かどうか

わたしは生後すぐと、幼少期に入院経験がありましたが、今特に通院していなくて、医師の診断書があれば問題なしと判断。
登録時は歯科矯正中、装置が外れてリテーナーの状態になってから渡米予定だったため、その状態であればOKとの判断でした。

犯罪については、日本の警察で「無犯罪証明書」を発行してもらい、エージェントに送ったため、もし前科があって嘘をついていたらバレます。

⑥1年間現地で過ごせること

アメリカオペアは基本的には1年、希望者は現地に行ってから延長手続きをして、最大2年のプログラムなので、1年以上行けることが必須でした。

⑦車の免許を持っていること

アメリカの場合はNYなどの大都市を除いては、車社会で、子どもの送迎や日常生活ではどこにいくにも車の運転が求められます。

そのため、車の免許を持っていて、渡米までに国際免許を取得する必要があります。(国際免許は免許センターで20分で取れた)

かかる費用は?

Intraxの場合、

登録費用
初期面談時に5万円
ホストファミリー決定後に最大25万円です。

この費用には、
・ビザに必要な書類(DS-2019)の発行
・日本と米国間の往復航空券
(途中帰国の場合は、帰国便は自己負担)
・ホストファミリー宅までの移動
・NY近郊での2泊3日研修&オンライン研修
・プライベートルーム
・食事(朝・昼・晩)
・現地スタッフのサポート&イベント
・日本オフィスのサポート

が含まれています。(Intrax公式サイトより引用)

「エリートオペア」と呼ばれる保育士資格・幼稚園教諭免許・小・中学校教諭免許・高等学校教諭免許・看護師免許保持者は−5万円、他にも応募するときのキャンペーンでより安く参加することができます。(準備も含めてかかった総額は後日別の記事をアップ予定です)

わたしは資格なしの計30万円予定でしたが、今月中に登録すれば−4万円!のキャンペーンで、計26万円支払いました。

お給料は?生活環境はどんな感じ?

お給料はエージェント毎で規定が異なります。
Intraxの場合、

最低でも週215ドル以上

と規定されていて、日本円で年間約160万円程のお給料がもらえます。

詳しい金額はホストファミリーを決める時や、2年目延長・他の家族を探す際に交渉して、それ以上にもらっている人もいるようです。

わたしは保育資格なし、ちょっと英語が話せるくらいで、規定以上の交渉をする勇気と、それ以上を対価として払える自信がなかったので、215ドルでスタートしています。

ざっくりいうと、家賃・食費や必要な生活費はかからず、全額お小遣いになります。160万円、月収約13万円と聞くと、物価の高いアメリカ生活では不安になるかもしれませんが、現地で生活する分には困らない。とわたしの周りはみな口を揃えて言っていました。

生活環境については、

オペアは必ず個室が与えられます。

ほかにも、

・1日10時間、週45時間までの労働
・学校やオペア主催の週末クラスに通って、6単位or60時間以上の取得が必須で、その費用を500ドルまで負担してもらえる(追加は自費)
・年間10日間の有給

など数多くの規定が設けられています。

わたしはまだ渡米して1週間経っていませんが、ホストファミリー宅についてから1ドルも払っていません。シャンプーやリンスなどの生活用品、外食時の食事代、SIMカードの費用、などすべてファミリーが負担してくれています。
初め3日間はNY研修だっため、日本→NY、NY→最寄りの空港までの飛行機の受託荷物の超過料金65000円ほどは自腹で払っています。

ぶっちゃけオペアってどうなん?

長くなりましたが、わたしはそんなこんなでアメリカオペアを選び、渡米して1週間が経ちました。

現時点での感想

子ども好きで、費用を抑えて海外に住んで、異国を感じたい、英語を勉強したいわたしには最高のプログラム!!

パーティ、キャンプ、ひたすらのんびりするバケーション、わたしが望めばどこにでも一緒に連れて行ってくれる。しかもその費用もファミリー持ち!めっちゃいいじゃん!!

が正直な感想です。

とにかくこんな留学方法もあるよ。と知ってもらえると嬉しいです。

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