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お互い働いてたら結婚ってかなりハードだと気付いた話③【プロポーズ編-後編-】

筆者プロフィール
・平成5年生まれのアラサー
・17歳から摂食障害
・IT企業と大学職員のダブルワーク(たまに近所のパン屋でバイト)
・令和5年2月~IT企業を休職中。現在週2日勤務

プロポーズ当日

1年記念日は1泊で温泉旅館へ行くことに。有名な温泉街ですが平日だったこともあり、観光地も旅館もほぼ貸し切り状態。
露天風呂付きのお部屋で、和洋室ツイン。お風呂は露天風呂が2種類、大浴場が1つ、貸切風呂が1つと温泉パラダイスな旅館でした。

夕食は生わさびをふんだんに使った懐石料理。「今日プロポーズされるんだから、酔っぱらってしまってはもったいない!」と私は極力お酒を控えました。おかげで頂いたお料理の内容も含めて、味の記憶は鮮明です。

そしていよいよプロポーズ。
夕食後、お部屋に戻ると「見て見てー」と声を掛けられ、108本の薔薇の花束を渡してもらいました。改まるのが恥ずかしそうで、にこにこしながら「結婚してください」と言葉をもらいました。

「1年記念日プロポーズ大作戦」で花束の用意までは詰めておりましたので、たぶん恐らくどこかのタイミングでお花をくれるんだろうな、夕飯のときか、その後だよな、というところまでは想像しておりましたが、108本の薔薇の花、そして私が好きなカスミソウ(映画『恋空』の影響もろ受け)を混ぜた花束にしてくれたことは想定外でした。

花束は本当にずっしりと重く、たぶん2~3キロはあったと思います。その重みもなんだかうれしくて。ずっと抱いていたいなぁなんて言葉にするとこそばゆいですが、そんなことを心から思いました。
と言いつつ、フェイクリングでも良いから婚約指輪はないのかしら、と寝るまで考えていたのはこちらでだけ打ち明けさせていただきます。

旅館には私たち以外に1組しかいらしていなかったので、旅館の皆さんに存分におもてなし・お祝いしていただき、宿を後にしました。
車の後部座席にお花を鎮座させて、出庫。私の中には一つやり切った感がございました。

とにかく事を推し進める姿勢 でも彼のプライドに意識を向ける

プロポーズへの第1歩から実際のプロポーズまで3週間弱で完結させたわけですが、私としては前衛にボールが渡ってからゴールまで、相手方に近づかれる間もなく、つまり障害物に触れるまでもなく、ボールをゴールへ押し込んだ感覚でした。

恐らくですが、私のパートナーの場合「結婚」というものへの意識はあっても何をどのように進めれば良いのかと考える足踏み段階が長く、今か今かとウキウキして待っていてもなかなか事が進まずに時間だけが過ぎていき「放置されている?」というマイナス感情すら抱いてしまっていたかもしれません。

プロポーズ=男性が申し込むもの・ロマンチックなもの というイメージや憧れは、女子たるものお持ちの方が多いと思います。でも、当たり前なことですが結婚は二人でするもの。そこへ至るステップも二人で踏んでいけば良いのだと思います。

【補足】お花の綺麗な残し方

ちなみに薔薇の花束は、どうにか少しでも形として残したいと、帰宅した翌日にプリザーブドやドライフラワー、押し花などに加工してくれる業者を調べ、個人でやられているプリザーブドフラワー専門の方にブック型のフォトスタンドにしていただくことにしました。
お花の加工は比較的高価で、大手でも個人でも3万円前後から7~8万円のレンジが多い印象でした。
お花の加工はお花の鮮度が大切なので、もらって即業者引渡し、みたいなスピード感でやらないと、綺麗に形を残せないようです。本当は余韻に浸りたいですけどね。

それでも108本全て使ってフォトスタンドを作ったら大変なことになってしまうので、余った薔薇たちでポプリを作ることに。完全に枯れてしまう前に花びらを1枚ずつ剥がし、今は新聞紙の上で乾燥させています。
不織布の巾着に入れて、アロマオイルを垂らせば香り袋の完成です。

こんなこと、仕事してたらできないよなぁと、薔薇を剥がしながら考えました。とりあえず今週はポプリ作りの最終工程に入ります。

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