オーストラリアのローカルカフェを3日でクビになった
こんにちは。オーストラリアワーホリ中のモモです。
今回はタイトルの通り、ローカルカフェの仕事をクビになった時の話をしようと思います。
1ヶ月続いた仕事探し
「オーストラリアのローカルカフェで働く」
これはワーホリ期間中に叶えたい目標の1つでした。ただ日本でもカフェ経験はなかったため、バリスタではなくキッチンやサーバーでの仕事探しを始めました。ローカルで働く雰囲気を味わいたい、というのが1番の目的だったので、日本人が少ないところであれば正直ポジションはどこでも良かったです。
2023年7月下旬に仕事探しをスタート。以下の方法で仕事を探しました。
Seek,Joraで応募/掲載されている店舗に直接レジュメ手渡し(トライアル1件)
レジュメ配り歩き
Facebookのグループでhiringの投稿にメッセージを送る(トライアル3件、うち2件で採用)
結果、ローカルカフェでの仕事は「3:Facebook」にて決まりました。人気店の1つだったため、トライアル時に本当に土日は忙しいけど大丈夫?と何度も確認されましたが、こちらも負けじと大丈夫です!!と強くアピールして、見事採用。
個人的にはレジュメ配りは全く反応がなく…Facebookだとトライアルまではいかずとも返信が返ってくる率が高かったです。また3の方法で同時期にステーキレストランでのキッチンハンドの仕事も採用されて、朝〜昼:カフェ、夜:レストランという掛け持ちスタイルになりました。
念願のローカルカフェでの仕事内容
キッチンハンドでの採用でしたが、最初は皿洗いからスタート。初出勤は金曜の朝でとても賑やかで、トライアルのときの静かさとは全然違った。オージーボーイに教えてもらいながらひたすらお皿を洗い、元の位置に戻すの繰り返し。
職場の人はみんなフレンドリーで、ザ・陽の世界!という感じ(笑)内側からのパワーが溢れ出た人たちばかりで、音楽は大音量で流れていてみんな自由に歌いながら仕事してた。コーヒーも1日に3回くらいバリスタの人が好きな飲物を淹れてくれて、お昼休憩では好きなメニュー1つ出してくれます。キッチンの人が多めにポテトを揚げてくれてつまみ食いもできたし、帰りはパンやケーキは自由に持ち帰ってOK!!ケーキ7個持って帰った日もあったなあ…
オーストラリアのカフェで働くってなんて最高な空間なんだ…と雰囲気はまさに理想でした。ただ朝型人間でもなく、どちらかというと落ち着いていると言われる私は、みんなのパワーにすこし圧倒されていました(笑)
クローズ作業についていけない
なんとか雰囲気に食らいつきながらひたすら皿洗いをしていたら、あっという間にクローズ作業の時間。このクローズ作業が1番皿洗い係にとっては大変なのです。全ての道具が皿洗いスペースに流れてくるので、流れを止めないようにひたすら洗い続ける。初日はオージーボーイが洗い続けてくれたので必死に力を合わせて動き続けてなんとか時間内に終了。
問題は2日目。クローズ作業の時間になったとき、もう1人一緒に働いていた子が「私もうあとちょっとで上がりだから、残りはよろしくね!」と。
え??????
私昨日入ったばっかりなのにいきなり1人でクローズ作業??しかも昨日はほぼオージーボーイが皿洗いと掃除やゴミ出しを「やっといたよ!」といってくれてまだ殆ど分かってないんですけど….
唖然としながらも止まっている暇もないので、教えてもらったことを全力疾走でやりましたが、結果前日より45分終わりが遅くなってしまいました。
優しかったオーナーの態度が曇る
そして3日目の出勤時、オーナーに「前回の退勤時間が遅い。もっと早く時間内に終わらせてくれ。」と今まで優しかったオーナーが少しピリリとした表情に。んなこと言われてもまだ3日目でできるわけなくない?と思ったけれど、今日こそは全力で早く終われせてやるぞ!と気持ちで仕事に取り掛かりました。
この日もとても大忙しの日で、とても頑張ったけど20分の残業になってしまった。まあでもベストを尽くしたのでしょうがないっしょ。と余ったケーキを持って帰ろうとしたら、フロントの女の子の1人に「今ちょっと話せる?」と声をかけれれました。そしてこのとき"Can we chatting?"みたいなニュアンスで聞かれたんだけど、それがDMとかのチャットのことだと思い、連絡先聞かれたのだと勘違いする凡ミス(汗)もちろん!!と乗り気で答えたが、なんやら様子がおかしい。すると気まずそうに、
「あなたの能力は私たちのカフェには不十分だったみたいで、申し訳ないけど、もうこれ以上あなたのシフトをいれることはできないです。ごめんなさい」と。
ん????
予想していなかった会話に、頭を鈍いハンマーで殴られたかのような感じ。思考停止してもう一回聞き直したけど、やっぱり一緒でした。
あ、これがクビか…と理解した瞬間、この場にいることがとても恥ずかしくて申し訳ない気持ちになった。挨拶しながら出たけど、その場にいた同僚たちの雰囲気も一気によそよそしくなったのが分かったし、オーナーにもThank you だけ言ってそそくさとその場を去りました。
クビから学んだこと
初めてのクビがショックすぎて、海を見ながら1人でもらったケーキをやけ食い。もうどうせこのカフェにはこないし。と思って友達にあげようと沢山もらったケーキを全部1人で食べました(笑)ローカルカフェの仕事決まった!て親や友達にすぐ報告したのに、クビになったなんて言えないなぁと。
この経験での反省は3つ。
環境に馴染む努力を怠った
適当にOkayって返事しすぎた
正確さに気を取られて作業が遅くなった
1に関して、みんなフレンドリーでどんどん話しかけてくる環境だったけど、仕事が忙しすぎてコミュニケーションがろくに取れず、後回しにしちゃっていた。英語か仕事かになって、一度に両方やるの非ネイティブの私からしたら難しすぎた。でも失敗してもいいから、挨拶から会話を広げてみたり、名前を呼んだりと馴染む努力をするべきだったなと。
2に関して、英語の指示をしっかり聞くこと。ちゃんと理解できてないのにOkayって言ってしまうのあるあるだけど、しっかり聞き返すか質問するかで流さないのが大切だと思う。
3に関して、早さ重視の風潮は、オーストラリアのどこの職場でも共通していると感じる。たまにびっくりするくらい雑な人に出会うしもちろんできてなかったら注意されるけど、それでも仕事は早ければ早いほど良いって感じする。1分でも残業するな!早く家帰るぞ!って感じでオージーの掃除の早さ半端じゃない。
クビになった話をしたとき、結構周りの友達でもクビになったことあるって言ってる人は多かった。もしこの記事をクビになって落ち込んでいる人が読んでいたら、あなただけじゃないよってことを伝えたい。そして一概に能力不足というよりも、その職場があなたに合っていないと判断しただけであって、切ってくれてありがとう!という気持ちでどんどん他探したほうがいい。
もう一つ同時期に決まっていたローカルレストランのキッチンハンドでは、約5ヶ月間働きました。最初は週3からのスタートだったけど、徐々にシフトを増やしてくれて最後の方は週5で働いてた。そこも忙しくてオーナーが厳しかったけど、他のスタッフはフレンドリーだったし、無理に明るく振る舞わなくて自然体に働けたので雰囲気は自分に合ってたなと思う。だからクビになっても落ち込みすぎず、また仕事探しがんばりましょう!!
最後まで見てくれた方、ありがとうございました!
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