「ボウキョウ」第3話 感想note

お待たせしました!
第3話の感想をお届けします。ミトさんへ届け!

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2話の終わりがあんまりにも悲しくて切なかったので、3話のはじまり、ドキドキしながら読ませていただきました。

最初の部分、どこか他人事のような描写で、充希のこころの中が描かれています。
ここ、ものすごくリアルですよね。
受け止めきれないショックが走ったとき、たいていのひとは、冷静を保とうとすると思います。そして、その方法も、たいていは「他人事ように現状を見ること」なのではないかなと思うのです。

後に続く、充希の地雷踏み抜きまくりのシーンも同じように感じながら、読ませていただきました。
わたしは、充希と全く同じ状況を体験したわけではないのですが、似たような状況で、空ぶったり、地雷を踏み抜いてドカン!となったり…覚えがあるなぁ…なんて。

ミトさんのリアルを描ききれるチカラが羨ましくなりました。

3章で「震災」の話題が出てきて、胸が痛みました。
震災から9年経った現実の世界でも、5年経った設定である物語の中でも「復興」はまだ遠いのですね。
繰り返し放送される大きな津波の映像で、わたしもこころの安定が保てなくなり、お医者さんのアドバイスで「震災」から目を逸らすことにしました。この9年間、ずっとそうやって生きてきてしまいました。
直面していないわたしは、そうやって逃げればいいですが、福島に、東北にお住まいの方や、ご家族やお友だちを亡くした方々はそういきませんよね。

「口先だけで祖母を励ましている私は、ずるい」という充希の言葉。
わたしのしていることはそういうことなのだと、喉元に突きつけられたように、身体が震え、こころが揺さぶられました。

そして、第3話の最後。
わたし、完全に、真司をナメていました。
なんだ、その、イケメンぶりは!
真司くん、ごめんよ。

第4話も楽しみにしています!


*以下、感想文ではありません。

わたしは、ミトさんの「ボウキョウ」に最後までお付き合いするつもりで、感想noteを書いています。
3話までしか読んでいない立場で書くのも変ですが、何度も読み返して、応援したくなる、素敵な物語だなと思っています。

ですが、ミトさんに申し訳ないなと思うことが2つあって。

1つは、わたし、読書感想文が苦手です。子どもの頃、賞を取ったことが一度だけあるのですが、父親に全文を書き直されたものだったのですよ。

もう1つは、わたしは、発信力・影響力のある人間ではありません。
わたしの感想noteがタイムラインに流れても、「よし!わたしも読んでみよう!書いてみよう!」と感じてくださる方が少ないのです。
船石和花さんが感想noteを書いてくださったこと、わたしもものすごく嬉しかったです。ありがとうございました。

ミトさんが頑張っていらっしゃるのに、何にもチカラになれなくて、ほんとうにごめんなさい。

「ボウキョウ」の続き、こころから楽しみにしています。

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