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プログラミングスクールRUNTEQでの生活の振り返り

はじめに


初めまして、Webエンジニアへの転職に挑戦した山本と申します。
プログラミングスクールRUNTEQでの学習を経て無事エンジニアとして働くことが決まったので、簡単に振り返りたいと思います。エンジニア実務未経験、33歳、正社員経験なしというなかなかハードモードでの挑戦でしたが、自分が納得いく形で転職活動ができたのは本当にRUNTEQのおかげだと思っています。以下に述べるのは私個人の意見になりますが、読んでいただけると嬉しいです。

自己紹介


RUNTEQ入学時は32歳(就活時は33歳)でした。大学卒業後は3年間スポーツクラブでインストラクター勤務、その後コンビニエンスストアで働きながら2021年12月にRUNTEQに入学して学習を続けてきました。以下が入学後の大まかなスケジュールです。

  • カリキュラム(卒業要件まで) 約5ヶ月

  • PFで使う技術学習期間 約3週間

  • PF作成期間(README〜本リリース) 約3ヶ月

  • 就活期間 約4ヶ月

スクールに通ってよかったこと


・コミュニティが活発

毎月懇親会があったり普段からDiscordで話したり、年齢や期を問わずとにかく色々な人とコミュニケーションを取ることができるのは良いなと思います。独学だとどうしても孤独な闘いになるので挫折しやすいですが、交流イベントや技術的なイベントなど定期的に開催されるので、自分から積極的に参加すれば疎外感を感じることなく最後までやり抜けると思います。卒業された現役エンジニアの方から実務について色々聞けるのもRUNTEQコミュニティならではだと思っています。

・サポートが手厚い

入学すると専任キャリアトレーナー(以下「CT」)が就職までサポートして下さるのですが、私は必ず毎月CT面談を入れて進捗報告していました。どうしてもカリキュラム受講期間中うまくいかずモチベーションが下がったり、PF作成や就活に入ってもうまく進められず落ち込むことは誰しもあると思います。そんな時に相談するととても心の支えになったし、第三者目線でのアドバイスや誰かに心の内を明かすというのは詰まったときにとても良い起爆剤になりました。なので「だめだ〜」となった時こそ担当CTさんに頼ると良いと思います。また技術面でも、月2回の技術面談や質問フォーム、コミュニティ内で講師の方や技術サポーターに相談することができるので、カリキュラムやPFで詰まったときでも不安になることなく進めることができました。

・性格が変わった

これは個人的な感想ですが、RUNTEQに入っていい意味で性格が変わったと思います。私はRUNTEQに入る前は保守的でネガティブで、人前で話すのが苦手でした。ですが勇気を出してLT会に登壇、クソアプリ開発、定期的に開かれるイベントに片っ端から参加したりとにかくなんでも挑戦してみることで変化があったのかなと思います。何もしないより何か今までとは違ったアクションを起こしてみようと前向きになれました。
また、スクールにはとにかくすごい人が多くてつい比べてしまいがちですが、絶対にやめた方がいいです。人にもよりますが他人と比べても落ち込むだけなので、1ヶ月前の自分やスクールに通い始めた頃の自分を振り返って「これだけ成長した!」という自分軸で過去の自分と比べる方が自信が持てるし折れずに続けられると思います。

・自走力が身につく

RUNTEQはカリキュラムの難易度はもちろん、質問時に求められるレベルも高いです。なのでただ「分からないです、教えてください」だけでなく、何を試してどこが分からないのか、ここが原因だろうという仮説まで立てて考えるという意味ですごく自走力がつきました。これは就活時でも評価して頂けたし、今後実務でも役立つと思っています。

やっておいてよかったこと


・毎日Twitterで進捗報告

Mattermostで自分のTimesでもいいのですが、とにかく毎日進捗を呟いていました。そうすることでサボらないように自分にプレッシャーをかけられるし、同じRUNTEQ生やCTさん、講師の方から反応をもらえたりするので続けていて良かったなと思います。最初から壮大なことを書こうとしなくても、「カリキュラムでこんな学びがあった」といった感想でもなんでも呟いとくと後で振り返った時に分かりやすいです。

・学習内容をNotionにまとめる

インプット内容を分かりやすく自分なりに纏めて、参考サイトのリンクを貼ったりできるので後から振り返ったときに復習しやすかったです。私はNotionで纏めていましたが技術ブログでもQiitaでも良いと思います。

・チーム開発

就活中に誘って頂くご縁があって、チーム開発に携わることができました。面接でチーム開発の話は結構聞かれたので、やっておいて良かったなと思います。忙しい中でもなるべくMTGに参加したり積極的に連絡や相談したり、コミュニケーションを図るようにしていました。チームでのGitの使い方や開発の進め方など、個人開発では学べないことを実務に入る前に経験できたのも良かったなと感じました。

PF


やっておいてよかったこと

  • 新しい機能追加するたびにデプロイ

作り込んでからデプロイしたら何かエラーがあったときに原因特定が大変だと聞いていたので、環境構築が終わったら真っ先にデプロイ確認しました。本当に思わぬことがきっかけでデプロイエラーや不具合が起こるので、それ以降は開発してmainブランチでマージするたびに行っていました。

  • スマホでの本番環境確認

スマホでのサービス利用をメインで考えて実装していたのでデプロイするたびに動作確認していました。レイアウト崩れやPCで動くのにスマホだとうまくいかないみたいなことも度々あるので、隅々まで確認していました。

  • いろんな人のPFやGitHubを見る

他の人のPFを触ってみたりGitHubのコードを見ると勉強にもなるし、コミットの粒度なんかも参考になりました。同じ技術で開発している人がいたら話を聞くのもおすすめです。

  • 人に頼る

環境構築で詰まったりデプロイエラーが出たり実装がうまくいかないことが何度かありましたが、講師の方や卒業生の方、受講生の方のおかげでリリースできたと言っても過言ではないです。どうしても無理な時はTimesで相談したりDiscordに突撃したり、何かしらの方法で助言・解決いただけて本当に感謝。特に実装の3ヶ月間、PF技術面談が使えたのは大きかったなと思います。

  • カリキュラムで使わなかった技術を使う

新しい技術を学ぶいい機会になったのでよかったなと思います。Tailwindcss(+daisyUI)、Rails6系、Vue.jsの組み合わせは思いのほか大変でしたが今となってはいい勉強になりました。カリキュラム時はJavaScriptが苦手だったけれど、Vue.jsを使うにあたって基礎から勉強し直したり実装しているうちに慣れたので良かったです。

  • Notionにまとめる

これも学習期間と同じで、調べた内容や詰まったところ、エラー解決など残しておくことで後にサービス作成した時など同じような内容で分からなくなったときに便利です。

  • リリース時にやっておくべき内容の確認

独自ドメイン取得、利用規約周りやOGP設定、GoogleAnalytics導入、レスポンシブデザイン、テストを書く、管理画面、利用規約、プライバシーポリシー、連絡先の作成など。意外とやることが多いけど面接ではPFをちゃんと見てもらえていたので、その辺りも意識してどこまで作り込むかの取捨選択が大事だなと思います。

やっておけばよかったこと

  • 早めのリリース

MVPリリースと本リリースのハードルが高くて引き延ばしてしまった感は否めないので、もっと早くリリースしちゃっても良かったかなと思います。特にMVPは最低限の機能でリリースして、いろんな人の意見をもらって作り込んでいけばよかったのかなと。RUNTEQ内限定とはいえ心理的ハードルが高かったのが原因かなと思っています。

  • Twitterアカウントの運用

サービス専用アカウントを作成したものの最初に告知した程度だったので、追加機能実装も含めて就活と同時並行でもう少し運用しておけばよかったなと反省してます。

就活


スケジュール

準備期間も入れて約4ヶ月半
自己分析:自己分析シート記入して8月下旬に自己分析2回目面談
履歴書・職務経歴書作成:添削期間含めて1ヶ月半、並行して企業探し面談や技術模擬面談2回と通常模擬面接2回
選考:10月中旬から5社受けて、1月中旬に1社内定

面接対策


  • 技術的に聞かれる内容まとめは以下がおすすめです

Rails開発者が採用面接で聞かれる想定Q&A 53問(翻訳)|TechRacho by BPS株式会社

  • 私は明るい色があまり似合わないので黒や紺など濃いめの色のトップスで最低限の身だしなみで受けてました。照明も特に使わず部屋の電気だけ、窓際でカーテンを引いてそこを背景に面接受けていました。接客業をやってきたのもあってコミュニケーション面は特に不安はなかったです。模擬面接2回のみで面接トレーニングは使いませんでした。

  • wifiを使って安定したネットワーク環境を用意(もしくは有線接続)、音声は普段から特に指摘されなかったのでiPhone付属のイヤホンマイクを使っていました。

  • 面接でよく聞かれる内容や面接に臨む際のコツなど一通り目を通しておくとおすすめです。

  • 自己紹介、志望動機、なぜエンジニアになろうと思ったのか(きっかけ含めて)、エンジニアになってどんなキャリアを考えているか、この辺りはほとんどの企業で絶対聞かれる内容だと思うので澱みなく話せるように心がけていました。

  • 人によると思いますが面接で聞かれそうな内容を一問一答式で暗記しすぎると変化球が来た時に困ると思ったので、これまでの人生や将来の在り方も含めて自分という人間をどう伝えるかに意識を向けて面接を受けていました。

企業選びの軸

私自身ずっと接客業をしていて、お客様から感謝されることや何か反応をもらってそれをもとに現状を改善することにやりがいを感じていました。なのでエンジニア転職でもユーザー目線で開発ができるかを軸に企業を選んでいました。とはいえやっぱり第一印象が決め手になっていて、なんとなくここはちょっとな・・・という企業は外していました。あと技術ゴリゴリの企業や企業規模の大きい会社はなんとなく自分に合わなさそうだったので避けていました。事業内容やサイトの雰囲気、企業理念などをざっくりみて個人的に刺さったところだけ受けていたので言語化が難しいですが、強いていえば開発しているサービスが面白そうかどうかを見ていました。

志望動機

志望理由→現職やRUNTEQでの実績(やったことだけでなくその結果どんな変化があったか)→どういう形で貴社に貢献できるか
上記の三段構えで書いていました。

やっておいてよかったこと

  • チーム開発

どの企業の面接でも聞かれました。私はご縁があり誘ってもらってチーム開発に携わることができましたが、迷っている方は是非おすすめします。最初は自分が関わっても迷惑にならないか不安だらけでしたが、それに勝る勉強になることだらけだったので余裕のある方はチーム開発の経験があると面接でも話題が盛り上がると思います。

  • CT面談

選考がうまく進まない、モチベーションが下がってきたなど悩んだときにはすぐ面談を入れていました。客観的な目線でアドバイスがもらえることと、誰かに話すことで思考が整理されるのでおすすめです。色々な受講生の方を見てこられていると思うので経験も豊富でいらっしゃるし、的確なアドバイスをもらえたので良かったなと思っています。面接で落ちたときにも励まされたり何が原因で落ちたのか、次にどう活かすか戦略練られたので良かったです。

  • 息抜き

受けた企業が少なくてそこまでメンタルやられることがなかったですが、大抵の人は面接でお祈りされると落ち込むと思います。それだけでなく志望動機考えて面接受けての繰り返しはどうしても疲れるので、趣味や友達と会ったりして息抜きできたのは良かったなと思います。あとは落ちた企業は仮に受かって行ってたとしてもマッチしなかったかもしれない、単に相性が悪かっただけと切り替えて、面接の受け答え面での改善点だけピックアップして次の面接で活かすのがいいのかなと思います。

  • 面接の録音

私は後で振り返るのにスマホを近くに置いて「ディクタフォン」という無料アプリで録音していました。(ただこれだと相手の声は入らないのでもっといいほうほうがあるはず)
自分がどんな表情で面接しているか知りたい人は録画でもいいと思います。どんなことを聞かれてどんなふうに答えたか、話す時のスピードや印象を掴めるのでやっておいてよかったです。面接が終わってすぐ記憶が鮮明なうちにどんなことを聞かれたか、Notionに残すようにしていました。

やっておけばよかったこと

  • カジュアル面接を受ける

私は受けたい企業だけに絞って書類送ってすぐ選考に入ったので、もう少し色々な企業の話を聞くだけでもやっておいたら良かったのかなと思いました。とはいえ毎回志望動機を考えるのに結構時間がかかって疲れたので、現実的に考えたら自分のやり方でよかったのかも。

  • スケジュールの見積もり

準備期間をだらだら過ごしてしまったのでもう少し早めに動けたらよかったかなと思います。技術模擬面談のハードルが高かったので書籍で学習したりpaizaでアルゴリズム勉強したりやっておいてよかったものの就活から現実逃避みたいになっていたので、もう少し復習してからみたいな理由で先延ばしにしてしまったのは反省。

  • 質問の裏にある意図を汲み取る

質問に対して詰まることはなかったのですが、どうしても突っ込んだ質問をされるとあやふやな回答になってしまったり軸がぶれていました。なので相手がこの質問をすることでどのようなことを知りたいのか、質問の裏にある真意はどこにあるのかを把握しておくことでもっとスムーズに選考を進められたのかなと思います。これはたくさん面接を受けて場数を踏むしかなかったと思います。

さいごに


冒頭で述べた通りエンジニア実務未経験、33歳、正社員経験なしというなかなかハードモードでの転職挑戦でしたが、自分が納得いく形で転職活動ができたのは本当にRUNTEQのおかげですし、ここまで頑張ることができたのも担当のCTさん、RUNTEQ運営陣や受講生のコミュニティのおかげだと思っています。
こういう書き方をするとステマか?サクラなのか?と疑心暗鬼になるかもしれませんが、私自身これ以上失うものはない覚悟で真剣にエンジニア転職に挑戦したおかげで今の自分があると思っています。
私のような

・年齢面で不安
・大した職歴がなく不安
・でもエンジニア転職したい
・とことん突き詰めるのが好き
・学習が苦にならない
・他人任せで丸投げせずにある程度自分で解決策を考えられる

一つでも当てはまる方は個人的にRUNTEQとの相性ピッタリだと思います!以下のリンクから無料相談もできるのでよければ覗いてみてください!

本記事がエンジニア転職に挑戦する誰かの役に立つことを祈っています。
ここまで長々とお読みいただきありがとうございました!

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