PCR検査は大丈夫?(その1:数は不足しないのか?)

海外の例を参考に、私の推測通りぐらいで感染者数が日本でも増加して来ました。

オミクロン株が「日本に入国するのは遅らせること」は成功しました。

しかし、その間に準備を整えていたと言えるのでしょうか?

保健所業務の改善は出来ていないことを以前から指摘していたので今回は触れません。

今回は「新型コロナウイルス」の診断に必要なPCR検査について掘り下げます。

まず、数の問題から議論しましょう。

もともと日本ではPCR検査の数が足りないのではないかという議論がありました。日本より人口の少ない韓国でも「1日85万人分」のPCR検査が出来るそうです。

アメリカは140万人の感染者がわかるということは、検査の陽性率(感染している人が検査で陽性となる確率のこと)が7割と仮定しても、1日200万人分検査が出来ることになります。アメリカの人口は日本の約3倍なので日本では最低60万人分は必要でしょう。

この検査数が可能なのかどうかです。

すでに、若年者は「症状だけでコロナウイルスと診断する」などとおかしな議論が出て来ています。

まともに考えて、「症状だけでコロナウイルスと診断するのは難しい」と考えます。

新型コロナは重症になることだけが問題な訳では無く、後遺症の問題もあります。他の疾患との鑑別など支障が出そうですね。しかも、診断が確定していない人に「長期の副作用などが不明な飲み薬を処方する」ことになるかも知れません。私は「診断が確定してない時期」に飲む勇気はありませんね。

もし政府がこの状態になることを予想していて、経済を優先させていたのならこれから「感染で被害を被る方々」は犠牲者ということになります。

もし政府がこの状態になることを予想していないなら、「最悪を想定出来なかった」ことになります。

私はオミクロン株の市中感染が発見された時ごろから、もっと早い段階で「経済規制が必要」と投稿して来ています。

「感染に関してはワクチンがほとんど無効で感染力の強い変異株」が出てくることもあることを相当以前に投稿してあります。

政府が「パンデミックウイルス」を舐めていたとしか思えませんね。

これから感染のピークを迎える日本の医療や社会が心配です。

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