「ウィズコロナ政策」の限界!

韓国では「ウィズコロナ政策」を転換せざるを得ない状況になりました。

ワクチン接種率も高いのに「デルタ株」の感染爆発で「医療体制」に問題が生じたためです。

英国でも「今後規制は2度としない」と首相がおっしゃったのに、「オミクロン株」であっさり「規制再開」になっています。

「ウィズコロナ政策」と虚勢をはってみても、「医療体制」に問題が生じれば、規制せざるを得なくなるのです。

私をはじめ医療関係者からは「ワクチンがあまり有効でない変異株」の存在を指摘していました。にも関わらず、政治家が「良いシナリオ」しか用意していなかったのでしょう。

新型コロナウィルスは「無症状感染者が多いこと」「症状が出る前に感染させる力を持つこと」「感染者が検査で陰性になること」などがありました。そして、デルタ株より感染力が強いため、一度市中感染すれば、イギリスのように短期間で大量の感染者が発生します。

日本は「検査体制」や保健所問題などがきちんとクリアされているとは思えず、感染が急拡大すれば再びパニックになる可能性が残ります。

今回政府は最悪を想定して準備されているようですから大丈夫と言うことでしょうが、想像力が欠如していれば、「最悪の想定」そのものが間違っているかも知れません。

新しい変異株は今までの経験ではクリア出来ない問題がある可能性があるということを忘れてはいけません。

今後の展開で政府の「想像力が問われる」でしょう。

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