感染者数のピークアウトは「即安心」にはなりません!

日本でもオミクロン株の感染爆発が継続しています。よく「感染者のピークアウトが早い時期に訪れる」という予想がされています。私もそう思います。

しかし、ピークアウトしても「即安心」にはなりません。

その理由は

①ピークの人数が多すぎて、その後の感染数はしばらく高いままであること

②感染者のピークの数週間遅れて、「入院のピーク」や「感染死亡者のピーク」が来ること

③PCR検査の容器などが既に不足して来ていること

などの理由です。

①について、アメリカでも一時1日140万人でしたが、ピークアウトしても1日70〜100万人です。

②について、アメリカではとっくにピークアウトしていますが、入院患者数は過去最多になっており、今週1週間で約6万人の死亡者が出ると推測されています。

③について、アメリカでも一部のPCR検査の試薬などが不足して来ているところがあります。今まで潤沢に行われていたアメリカでもPCR検査が出来ない地域が出ています。また、日本より人口の少ない韓国は1日85万人分の検査が可能でしたが、65歳以上の方の検査を優先する方針になって来ています。

感染医療体制が脆弱な日本は「既に救急医療や一般医療に影響」が出ています。

今後、仮に「すぐピークアウト」しても検査や医療そして社会活動が混乱することになる可能性が高いと考えます。

「最悪を想定」した「最悪の状態の想像力」が政府に不足していたのかも知れませんね。

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