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学校の真価とは

現代の学校は何に責任をとっているのかについて。

1:卒業生の実態

私は、ある大手総合学園に数百万円を払って心理学を学びました。当時の私は就職先が見つからず、アルバイトに明け暮れていたため、就職できないという事に焦りと不安を抱えていました。社会で必要なスキルを身につけるためには心理学が役立つだろうと考えたのです。

しかし、授業の内容は3冊の専門書を買えば同じ知識を得られる程度であり、取得できた資格も無名な民間の資格のみでした。

さらに、授業料は数百万円もかかり友人に保証人になってもらってローンを組まなければなりませんでした。卒業後は、資格を活かす場所もなく、身体を売ってでも支払わなければならない状況になりました。誰もその責任を取ってくれませんでした。

また、私の友人は専門学校に奨学金を使って入学しました。就職率100%と謳っている専門学校だったため就職は何とかできましたが、入社して数か月でクビになり、以後も何度も就職してはクビになるという悪循環が続いていました。

彼女は、残りの奨学金を返すために働かなくてはならず、専門学校を訪れたことがあります。専門学校は、卒業後のサポートを謳っていたため、相談に乗ってくれると期待していたのですが、結局は「クビになった会社に、気持ちを改めて頑張るのでと言って、再びその会社に応募してみるように」という程度のアドバイスしか受けられませんでした。

このように、現代の学校は、学生たちが払った授業料に見合う責任を取らないケースが少なくありません。私たちは、教育機関がどのような価値を提供し、どのような責任を持っているか、考えていく必要があります。

2.自己責任という逃げ道

本人の努力次第という逃げ道で無責任に入学させお金だけ取って、無意味な知識だけを渡して卒業させる学校もあります。しかし、本当に教えることに自信があるなら、本当に意味のある価値のある学校なら、出世払いでいいと思います。

先日、詐欺にあった人から連絡がありました。内容はバイナリーオプションを教えるにあたって300万円先にはらうように言われたとのことでした。頑張り次第で1日5万円ほど稼げると言われ、始めてみましたが、全く稼げませんでした。返金を迫ったところ、「頑張りが足りない」「絶対に稼げるとは言っていない」と言われ、逃げられたそうです。

教えている内容が違うだけで、現代の学校がやっていることと全く同じだと思いませんか。真の教育は、生徒たちが将来必要とするスキルや知識を教え、彼らを成功に導くことであるべきです。学校が責任を持って教育を行い、真の価値を提供することが求められます。


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