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もしもこのまま一生、目を閉じて眠れなかったら

白目で眠る人はこの世にどのくらいいるのでしょう。

自分は目を閉じて寝られない側の人間みたいで。
でも目覚めに目が乾燥してるとかの自覚症状はなく、たまにはしっかり閉じて眠れてるんじゃないかと思うけれど、真相は誰も知らない。
可愛く、目を閉じて眠りたい。


家族からの話によると、
目が開いてるから、
今、寝てるのか、少し寝かけているのか、
覚醒状態なのか、判別できないほどらしい。
判別できない、、なんてことは流石にない(きっと冗談だろう)と信じたい。
そんなの、不細工な顔になってないわけがない。
父からは、「そんな寝顔じゃ嫁にいけない」と心配されるくらいだった。
子どもの頃からそんな具合だったので、
修学旅行のときなどは誰よりも後に寝入り、誰よりも早起きをして、決して誰にも見られないように努めた。

電車内で寝てしまった時には、隣にいる妹から注意を受けた。「白目、白目!こわ」って。
いや、こっちだってこわいんだよ。
油断したら白目になってしまうんだから。
それからというもの電車内でも絶対に寝ない。

さらには、寝言もうるさいらしく、
夜行バスで大声で寝言(しかも暴言)を言ってしまったり。
寝相も悪く、夜中にカーテンをひたすら開け閉めしてたりもする。らしい。
自分の知らない自分がいるのは本当にこわい。
このように、白目問題だけでなく、寝言、寝相問題もあるため、公共の場で寝ることは自粛している。

そんな自分が、なぜ今さら
改めて白目を卒業したいと思ったかというと、 
内視鏡検査を受ける際に白目で恥をかきたくないから、である
内視鏡検査を受ける予定はまだないけど、いつか来るその日までになんとか目を閉じて眠れるようになりたい。(先日妹が下部内視鏡検査を受けたとのことで、自分も他人事ではないと焦った。)

私は胃カメラを受けるなら、絶対に寝た状態での実施を希望したい。
でも医者や看護師に白目変顔を見られたくない。
なのでどうにか、きたるその日までに目を閉じて眠れるようになりたい。

内視鏡検査時以外でも問題はありそう。
報道を見て、地震で被災した方々に想いを馳せていてもふと思う。
的違いな心配だとはわかりつつも、
「自分は避難所で、いつもと違う精神状態で、"周りに溶け込んだ眠り"を実現できるのかな」と不安になる。共に避難している赤の他人を、白目で驚かせてしまったり、あるいは笑われたり、したくない。
もし段ボール等での仕切りがなかったら、他人の前で眠ることになるなぁと想像すると、恐ろしい。

きっとその時になったらもっと違う不安事によって、自分の白目睡眠(変顔)のことなど大した不安事ではなくなってるだろうけど。
とにかく、地震に対するいろんな不安の一つに
白目睡眠問題がある。

白目睡眠の改善方法を目調べてみると、目の周りの筋肉を鍛える方法がネットに載っていた。
取り組んでみようかなぁ


起きている時間は
"周りと馴染み、なるべく浮かぬように過ごす"ことに疲れているぶん、
入眠時は本当の自分をさらけ出してるのかも。
なんて思ったりする。

こうしてバランスを取っているなら、いっそ自分のアイデンティティとして、白目と共に生きようか。



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