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管理職5年目、ファッション迷子から抜けました

仕事の現在のポジション(いわゆる管理職)に30代後半から就いています。仕事における役割が大きく変わるに当たり、仕事への心構えや担うであろう役割への準備のために参考に出来る書籍は古典を中心にたくさん出会うことができましたが、最後まで悩んだのが服装でした。

職種によると思いますが、私は外部の方と会う時はスーツ、通常勤務の時はオフィスカジュアルのタイプの仕事で、長らく保育園→仕事→保育園という生活だったのもあり、服選びの基準は、
 ①汚れても気にならない
 ②洗える
 ③会社の風景にとけこむ 
の三拍子だったこともあり、殊更に悩んだのかもしれません。

職責が変わると、オケージョンに合わせて必要な服装のバリエーションも増えるので、グローバルエグゼクティブの女性のインスタや若干年齢が上の雑誌も見てみたものの、華やかすぎたり、形が好みではなかったりと、個人的にしっくりくるスタイルを見つける事が出来ませんでした。そこで、何年か模索した結果、何となく見えて来た、自分なり結論について書いていきたいと思います。
※あくまで個人的な結論です※

1)イメージボードは“クワイエットラグジュアリー“
まずは、目指したい方向性を定める事が大切だと考えています。

私の場合、しっくりきたのが、“クワイエットラグジュアリー“。キーワード検索すると、イメージ図がたくさん出てきます。実際に着用されている物と同じブランドは高価で、購入出来ませんので、私の場合は、こんな雰囲気を目指すというイメージボードを作る参考にしています。

白、黒、紺、グレー、キャメル、チョコレート、ブルーが基本色です。

2)何を着るかの前に、まずは清潔感
管理職に求められる視覚的な印象は、落ち着き、信頼感、品だと思います。一朝一夕で醸し出せるものではありませんが、まず手をつけることができ、全てのベースとなる清潔感。黒や紺の服に何かのはずみで白い埃がつく事はあるので、エチケットブラシを自宅と会社どちらにも置いています。

また、いざ着る時にほつれ、ボタンのゆるみ、袖の汚れ、思わぬところのシワや生地のテカリがない事は予めチェック。予め始末をつけておきます。

3)印象に残るのは意外と靴
個人的に、仕事で「この方にお願いして良かった。」と思う方は決まって靴が綺麗でした。履き込まれていても、お手入れが行き届いていて清潔。

会食等で靴を脱ぐ時もあると思いますので、靴のインナーソールも汚れていないかも気をつけたいです。

女性の場合、ヒールとフラット靴があるかと思いますが、ヒールであれば5-7cmが実用的で、ヒールの踵側の革が何かにひっかかってめくれていないかも要チェックです。オフィス内での勤務時はポインテッドトウのバレーシューズか柔らかい皮のローファーを愛用しています。

4)ボトムスはサイズ感
フルレングスのパンツが好みで、ふくらはぎが張っているので膝下がストレートの物をよく選びます。後ろ姿やお腹まわりは皺が寄らない様にピッタリではなく、若干余裕があるサイズを選びます。単色のベルトも見つけた時に購入しておくと便利です。

自分が一番すっきりと見える型選びは、紺のパンツを複数型、複数サイズを着比べて納得したものを選ぶ様にしています。生地は少し肉厚な物の方がクワイエットラグジュアリーのイメージに近づける気がします。

スカートも腰回りにしわが寄らないように、着用時に必ず座り姿勢もしてみてから購入するようにしています。丈の長さは非常に重要で、ひざ下何センチのどの型が一番すっきり見えるか、タイト、フレア等紺のスカートを何パターンか試着して一番見栄えが良いものを選びます。

試着時の靴も重要で、買い物に行く際は、実際の仕事で履く予定の靴を履いていきます。そうすると、購入後の「なんだかお店で来た印象と違う?」が減る気がします。

5)シャツは少し予算を割く
シャツ・ブラウスは消耗品ですが、一番顔の近くに来る衣服なので、張り、光沢、色味、生地感にこだわりたいです。こちらも若干肉厚な生地を選ぶと、例え白のYシャツでもリクルートウェア感が無くなります。シャツ類は白とブルー、紺を揃えておくととても便利です。

6)頼れる相棒のワンピース
年を重ねると、胸元がそげたり、二の腕が気になったり、足の形が気になったり、色々悩みが出てきます。解消するためのお手入れも楽しいものですが、それらを優しく包んでくれるワンピースが数着あるととても心強いです。私が選ぶ時のポイントは胸元が詰まっており、ロングスリーブかノースリーブ、フルレングスで軽やかな素材の物になります。これも、いくつかの素材や形を選んで、最もすっきりして見えるデザインを選びました。

7) ジャケット等の上着は最後に揃える
カーディガンやジャケットといった上着は、ある程度コーディネートが固まってからベーシックな形のものを何色か揃えると、手持ちはあるけれどコーディネートが組めないという問題に直面しにくいです。カーディガン等はベーシックなものに加えて少し明るく見せたい、トレンドカラーを取り入れたい、優しい雰囲気にしたい等変化させたい方向に併せて色味のあるものを少しずつ揃えると服装の幅が出来ます。

気にする点は多いものの、体形にあっていたり、すっきりしている服であればコーディネートがパターン化していても問題なく、それ程多く枚数を持っている必要はありません。

少しずつ自分にしっくりくるアイテムを揃えて、クローゼットを育てていくのも楽しいです。

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