細川モモ

予防医療•栄養コンサルタント、ラブテリ代表の細川モモのnoteです。14年女性と子ども…

細川モモ

予防医療•栄養コンサルタント、ラブテリ代表の細川モモのnoteです。14年女性と子どもの健康をテーマに研究し、英語論文も。全国で“測って・知って・学ぶ”をコンセプトとした保健室を開催中!!著書累計34万部。100万DL突破の生理用品No.1ブランド「ソフィ」生理管理アプリ開発協力

最近の記事

もっとも手軽にビタミンDを摂れる食材はコレ!!

アフターコロナで深刻な問題となった 日本人の“ビタミンD欠乏パンデミック”について NHK『あしたが変わるトリセツショー』で特集が組まれました。 ビタミンDの欠乏がここまで蔓延する背景には、 活動自粛による日光浴の不足・日焼け止めの使用だけでなく、 そもそもビタミンDを供給できる 食材の乏しさが課題にあります。 血中濃度をあげられるくらいの含有量を含んでいるのは魚がメイン。 サケ、サンマ、イワシ、ブリ、シラスなど。 (残念なことに日本人の海産物の消費量は年々低下) 続

    • ポストコロナ時代のメインテーマとなる“ビタミンD欠乏”激増のいま

      さて、2020年初めから新型コロナウイルス感染症が国内でも広がり、 多くのひとの日常生活から社会生活に至るすべての行動に 大きな影響がありました。 最大の行動パターンの変化は、 「外出自粛生活」感染症の拡大防止のために、不要不急の外出はとにかく減らし、仕事はできるだけテレワークに切り替え、日用品などの必要な買い物もできるだけオンラインショッピングを利用して、自宅からほとんど外に出ることなく生活する生活様式に変わりました。子どもたちは学校が一定期間休校になったところも多く、

      • 20代“痩せ”産後ママの70%が低骨密度の衝撃

        目を疑うタイトルですが、私も論文のタイトルに目を通したときに体中に衝撃波が走りました。更年期以降の骨折リスクは周知の事実で、多くの女性が不安を感じているテーマだと思いますが、これからの日本においては「産後低骨密度」が同じくらいに危惧される事態になりそうです。 日本女性の健康課題といえば、骨なんですよねええ 骨粗しょう症患者数、なんと1,590万人 年々増加の一途を辿っています さらに、20代の痩せ女性では、 なんと13.6%が骨粗しょう症、 全体の70%が低骨密度という

        • かゆい・痛い・クシャミ‥炎症のセルフケアに「20人の専門家が選ぶ抗酸化食品ランキング」1位は!?

          前回の記事では、食事を通じて炎症を誘発する“炎症性脂質メディエーター”を多くとってしまうことが痛み•痒み•ケガの治りなどの不快症状に関わっていることをお伝えしました。 花粉症も例外ではありません。 炎症は、黄砂などの大気汚染やストレスなどにより体内でつくられる活性酸素が原因のひとつですが、自前の抗酸化物質である「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」や「メラトニン」は加齢にともなって減少してしまいます。 そこで、食事を通じて高酸化力の高い食べものをとることをオススメし

        もっとも手軽にビタミンDを摂れる食材はコレ!!

        • ポストコロナ時代のメインテーマとなる“ビタミンD欠乏”激増のいま

        • 20代“痩せ”産後ママの70%が低骨密度の衝撃

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          かゆい•痛い・傷の治りが遅い‥食事に潜む“炎症メディエーター”

          本格的な花粉症シーズンを前に、ぜひ知っていただきたいアレルギー症状を強める食事に潜む“炎症性脂質メディエーター”についてお話しします🔥 痒い•痛い•傷の治りが遅い‥ そうした不快症状の背景に炎症がありますが、複数ある炎症物質のなかで食事の内容に強く影響を受けるものがあります。 知らず知らずのうちにアレルギー物質によるくしゃみ•鼻水•目の不快症状も、頭痛•生理痛といった痛みも自分が選んだ食事により症状に拍車がかかってしまっている可能性があります(と言うと大抵びっくりされるの

          かゆい•痛い・傷の治りが遅い‥食事に潜む“炎症メディエーター”

          コロナ感染後は脳に悪い食事を避けよう

          まもなく全国的な大寒波がやってくるそうで(白目) 憂鬱な細川です☃️ さて、気を取り直して前回の記事では、新型コロナウイルス感染による脳への影響についてまとめ、とくに高齢者においてアルツハイマー発症リスクが高まることや高齢者以外でも感染後に嗅覚や認知・記憶をつかさどる脳の領域の萎縮・減少による影響があることをお伝えしました。 そして、記憶をつかさどる海馬のサイズは、 年収や教育レベルより食事の影響が大きいこともお伝えしましたね。 新型コロナ感染後は“脳の認知機能の低下を

          コロナ感染後は脳に悪い食事を避けよう

          新型コロナ感染により脳の老化が進む⁉︎

          この年末年始でコロナを経験した人がことさら多い印象ですが、 COVID-19に感染すると特に高齢者において脳の認知機能が低下することが知られており、家族としては一層心配になってしまいます。 なぜか?という点が明らかになっていなかったのですが英オックスフォード大学やハーバード大学の医療センターが行った研究によりCOVID-19に感染すると脳に変化が起こる可能性があり、ここでもやはり炎症物質がキーワードでした。 新型コロナに感染した高齢者では、1年以内にアルツハイマー病を発症

          新型コロナ感染により脳の老化が進む⁉︎

          あらゆる病気の予防に/健康診断で炎症レベルチェック

          炎症物質は新型コロナの他にも 歯周病菌やピロリ菌などへの感染、 体内でつくられる原因として 酸化と糖化があるぞという話をしました。 正確には、高血糖•高血圧•高コレステロールなどの いわゆる生活習慣病に関連する項目の上昇(異常値)も 酸化ストレスを増加させて炎症を促してしまうのですが。 そして、脂肪細胞からも炎症物質が分泌されるため、 肥満も慢性炎症体質の原因になってしまいます🍖🍔🍟 そういった要因がとくになくとも 私たちの体内にある抗酸化物質は歳ともに減少するため (

          あらゆる病気の予防に/健康診断で炎症レベルチェック

          コロナ後遺症を引き起こす慢性炎症とその原因

          前回の記事で新型コロナウイルスの感染は、 感染した死亡は死滅するけれど周辺細胞に“細胞老化”が起き、 これが炎症物質を出し続けることで様々な症状が続くという 研究報告を紹介しました。 これによりなぜコロナ後遺症は こんなにも個人差があるのか がすっかり腑に落ちました。 なぜなら、新型コロナ感染に関わらず、 その前から慢性炎症を抱えていた人が少なくないからです。 慢性炎症は、異物を除去しようとして起こる炎症が 対象物がうまく除去できず炎症が長期的に長引いてしまうことが 原因

          コロナ後遺症を引き起こす慢性炎症とその原因

          コロナ後遺症は細胞老化と炎症がキーワード

          女性の鉄欠乏について綴るといっておきながら 自分の学びの兼ねて突然コロナ後遺症編でごめんなすって! 職業柄よく相談を受ける“コロナ後遺症” 3年で研究がだいぶ進んできた印象です。 ネイチャーにも掲載された大阪大学 微生物研究所の研究によれば、 新型コロナウイルスの感染は“細胞老化”を引き起こすことで 炎症反応が持続するそうです※ “げ、地獄…” というのが一言目の感想。 なぜなら、私たちのありとあらゆる不調や病気の背景には炎症があり (最新ではうつ病も脳の炎症反応が

          コロナ後遺症は細胞老化と炎症がキーワード

          生理がある女性はほぼ鉄が足りない

          noteはじめます 2023年明けましておめでとうございます。 今年は新刊が3冊でることと、解析してきた日本女性データが7000名を超え (アプリを入れたら万単位)国際学会で計5本の演題を発表できたことから ラブテリにしかない情報をnoteでも発信していこうと思います。 初めましての方のために私たちについてです↓ 記事はラブテリ アソシエイト会員・ウィメンズヘルスケア会員向けのものと 一般向けの公開・有料(会員は全て無料で専用サイトから閲覧可能)で 分けて発信していく予

          生理がある女性はほぼ鉄が足りない