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柔らかな自己主張

子供の頃から、自己主張が苦手だった。
何を言っても、頭ごなしに、
だめだ!と言われることも多かったから、
気がついたら、主張することを諦めて生きていた。

大人になって知ったのが、アサーティブ。
柔らかな自己主張。
我慢するでもなく、自分を通そうと攻撃的になるのではなく、
素直に、率直に。
自分と相手を尊重するコミュニケーション。
あなたも、OK。私もOK。
そんなことができたら素敵だ。

その言葉を知ってから、
もう10年以上の月日はたっただろうか。
そしてそんなことができた時がどれだけあっただろうか。
未だもって、身についていないとも思う。
アサーティブな人がいたら素敵だとも思うけれど、
大抵、我慢するか、攻撃的かどちらかに偏った
コミュニケーションが癖になっている
という人は多いのではないだろうか。

素直に、率直に。
それが案外難しかったりする。
自分の欲求を自分でわかっている。
それは、内観上級者じゃないかとも思う。

なんかモヤモヤする、そう思っても
何がどう嫌なのか、それが瞬時に説明できない。
自分の感情を知覚していないだから自己主張もできない。
知覚が甘いまま要求すると、
かなり防衛本能丸出しの攻撃的な主張になったりする。
そして、私は薄々、攻撃的な主張をしたい自分に気付いているから、
我慢するがくせになっていたりする。

自分の感情が知覚できているれば、
主張の範囲は狭くても十分だったりする。
必要なこと以外は歩みよればいいのだ。
自分のOKに必要なことを知覚している。
そこからしか始まらない。

世の中にはステップを踏まないと
できないこともある。
そう思いながら、ひとつづつすすめていこうと思う。
柔らかな自己主張に向けて。

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