P-06 狩猟犬の血が騒ぐ
犬族はね、音とか動く物に本能的に反応しちゃうんですよ
おーっ 久しぶり アマガエルのケロチッチじゃないですか。そう言えば田んぼに水が張られ、もう田植えの済んだ所もたくさんあります。またアマカエル合奏団が結成されますね。あの葉森? いや 歯盛り? いや ハモリ具合がとても好きです。
『そうだよ いよいよおいら達の季節だよ。いいだろこの歌声。』
『いいですよ とってもいいですよ 私は好きです。』
『ところでさあ聞いたよ。この間、散歩中に田んぼ町 土手村に棲むモグラのしっぽをかじったんだって。』
『あっ あれは その・・・ついつい えっと…』
『えっとじゃないよ。モグモグ達が相当怒ってだぜ。いきなり天井が崩されてしかもしっぽをかじられたんじゃたまったもんじゃないよ。それはそれはびっくりしたって言ってたぜ。』
いけない。そうなんですよ。この間散歩中のこと、私は・・・
『ケロッチッチ あのね、私達犬族はね、音とか動く物に本能的に反応しちゃうんですよ。散歩中だったんだけど、私の耳にはっきりコリコリカリカリ土を掘る音が聞こえて、音がした瞬間に犬族の習性で体が反応してガバッと襲いかかってしまって・・・それでモグモグのしっぽをちょっとだけ ガブッと・・・』
『ところで今回のイラストは何? 小鳥を捕まえたことになってないか?』
『あっ えっとね はい わかっていますよ。私に捕まるようなマヌケな小鳥はこの辺にはいません。つい見栄を張ってこんなイラストをアップしちゃいました。それからモグモグのしっぽをかじった事も併せて反省しています。ごめんなさい。』
ケロッチッチの カッコいいショットはこちらです
https://note.com/momo10630/n/n77a5ab3c865c?magazine_key=m3cc9f023389d
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