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27 フランス映画 ”デリシュ”

映画の中の料理を味わう

 世界で初めて 『レストラン』を作った男の物語であり フランス革命と共に訪れた美味しくて美しい庶民の為の料理の革命物語。

 宮廷料理人だったマンスロンは 雇い主の貴族からの指示通りに美味しい料理を作っては貴族達の開くパーティでみなの舌を満足させていました。
ある時自分の作り出した自慢の一品を提供したところ
『こんな物はブタにでも食わせておけ』と言われて解雇されてしまいます。

この時の一品がタイトルの ”デリシュ”

この映画とコラボする形で一週間限定で 当時の料理を提供してくれるレストランがあり 出かけて行ったシバイヌモモの飼い主さん達は大満足だったようです。
お店の名前は ラ・メゾン・グルマンディーズ
シェフお一人で いくつかのお店を掛け持ちしているので完全予約制。

シェフからメニューに関する説明がありました。
・今でこそトリュフと言えば高級食材ですが 当時の貴族の考え方としては 地中で育つジャガイモとかトリュフは下等な食材なので せいぜいがブタのエサだと思っていたようです。

このデリシュはジャガイモとトリュフを段重ねにしてパイ生地で包んで焼いた物です。


 だから絶品だったにも関わらずマンスロンは解雇され、その時貴族の中には ジャガイモを好んで食べるドイツ人を揶揄するようなシーンもありました。

・当時の野菜サラダは パイ生地に載せて焼いた物が多かったようです。今回はパイ風に完全に包んで焼いてあります。


・地元のキノコを使ったデミグラス風ソースで味わう鶏肉料理


・デザートは ゼリーです。 今ならばゼラチンなどを使えば簡単にゼリー状になりますが当時は料理人の技術を必要とするものでした。クエン酸を使っていますのでさっぱりした味ですがほぼ砂糖の塊りですので食べすぎには注意が必要です。


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