K-09 かくれんぼの木
自己紹介しながら自慢話をしよう
みんな一斉に空に向かって飛び立ちました。
マークンとナーチャンが今飛んでいるのは二人がさっき遊びに来ていたあの雑木林の中なのでしょうか。全く見当もつきません・・・と言うより飛ぶことに夢中でそれ以外の事など何も考えられなかったようです。それは多分仲間達もみな同じだったでしょうね。
誰かが言いました。
『かくれんぼしようよ!』
みんなワイワイ言いながら集まりました。そしてじゃんけんです。
『最初はグ― ジャンケンポン!』
・・・そして決まりました。
『カブトムシが鬼だよ。』
『わかったよ ボクが鬼になるから 見つかった人は自己紹介してね。その昆虫を選んだ理由とか自慢話でもいいよ。』
マークンカブトムシはみんなに背を向けて目を閉じて、木の幹に向かって数えます。みんなが一斉に隠れます。
『一 二 三 四 五、もういいかい。』
『まーだだよ。』
『六 七 八 九 十 もういいかい。』
『もういいよ。』
マークンカブトムシは木の幹から離れて みんなを探し始めました。
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