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【前編】保育園にカミングアウトしたよ。

こんにちは、マミーチャンヌです。
久しぶりのnoteだ…

実は10月以降、立て続けにカミングアウトしていってます。

Facebookで、実父に、そして保育園に。

今回は保育園にカミングアウトしたお話を書きます。

保育園にカミングアウトしようと決意した理由

保育園へのカミングアウト。
当初、全く想定していませんでした。
私はシングルマザーとして、子供2人をひとりで育てている、そんな風に見せておくつもりでした。

しかし、そんな気持ちが変わって行ったのが、数ヶ月前あたりからです。

「卒園式には、ママとるいちゃんで来て欲しい」

次男がそんな風に言いました。

卒園式かぁ、そりゃあるいさんと2人で出席したいけども!
うちの保育園は小さな施設で、年長児だけで15名。大勢の中に紛れ込むってことが不可能なので、「あれ次男ちゃんママ、一体どういうご関係の方を連れてきたの?」となる確率500パーセントなのです。

「そうねぇ、るいちゃんも卒園式に来て欲しいよねぇ」

と、最初はイェスともノーともつかない返事で誤魔化していました。

そうしているうちに、担任の先生からこんなことを聞きました。

「次男ちゃんからよく、るいちゃんという名前を聞きます」。

保育園で、何かとるいちゃん、るいちゃんと、るいさんの名前を出しているらしいのです。

「すごく楽しそうにるいちゃんの話をしています」と。

それから、担任の先生以外の先生にも「るいちゃんという名前を聞くことがありますか?」と尋ねると、

「えぇ、それはもう、毎日のように言っているので職員みんな知ってますよ」とのことでした。

時々、るいさんとチャンヌ2人でお迎えに行くと、るいさんに気づいた次男は「るいちゃんを皆に紹介しないと!!」と言い、お友達を次々に連れて来ては「これがるいちゃんやで」とお友達に紹介。

お友達も「あ~これがるいちゃんかぁ!」と、るいさんの名前がすでに浸透している感。

しまいに先日は幼児主任の先生にも紹介していたのでした。

10月に行われた運動会には、るいさんとチャンヌ、長男の3人で観に行きました。しかもるいさんとチャンヌはお揃いの帽子とお揃いのジャージだったので、ただの友達じゃない感もあったのでは…。

更にここから、冬から春にかけてスポーツ参観や発表会などもあり、いずれもるいさんの仕事が許す限り一緒に出席してもらう予定なのです。

という風に、行事への参加も続く中、特に人数制限のある行事には家族として参加を認めて欲しいこともあり、カミングアウトを決意しました。

カミングアウトのタイミング

いざカミングアウトしようと決めたものの、難しいのがそのタイミング。
先生方は保育中は常に忙しくしておられるし、立ち話で数分話せばいいというような話でもありません。

どの先生にお話するかもポイント。
年長児担任のF先生、幼児主任のA先生が候補。お二方とも日頃から、チャンヌ的にとても話しやすい先生です。

お二方のどちらかにお話し、その後、他の先生方にシェアしていただければ良いかと。

誰に話すか決めたとて、さぁいつにしよういつにしようとそのタイミングを見計らいます。そうしているうちに、時はどんどん流れ、11月下旬。

12月からるいさんは我が家で暮らし始めます。そうするときっと次男は、「るいちゃんが引っ越してきたー!」などと、先生に言うのでしょう。できればその前に伝えるのがベストかと思いました。

チャンスは突然やって来た!

チャンス到来!
その日はいつもよりお迎えが早い日でした。
園庭で外遊びを楽しむ園児達、数名の先生。
そこにF先生の姿はなかったので、もうお帰りになったか、建物の中にいるかどちらか。
A先生は子供達に縄跳びを教えていたので、今はタイミングではなさそう。

建物の中に入ると、ほとんど子供のいない教室でF先生がお仕事をされていました。

こ、こ、これはチャンスなのではーーーーーー!?!?!?

全然今日言うとか思ってなかったけど、このチャンスを逃すと、もうまたしばらくタイミングがなさそう。

「あの、実は家庭環境のことでお話したいことがありまして…。今、お話してもいいですか?」

チャンヌ、切り出した!切り出しました!

すると、「はい、いいですよ~。なんだろう~?」と言いながら、隣の部屋に通してくれました。

F先生とチャンヌ、2人しかいない教室。
ひぇぇ、緊張する…!!

「るいちゃんのお名前をよく次男から聞いておられると思うのですが…
実は、私の同性のパートナーなんです」 

シンプルに伝えてみました!

すると先生は「そうなんですね~!」と。

「12月からうちに引っ越してきてくれて、一緒に暮らし始めるので、そうなると更に次男からその名前を聞くことが多いので一応報告しておこうかと思いまして…」

そこにひょっこり現れた次男に、

「次男ちゃんちはママ2人だよって先生にお話してるねん」

と言うと「あぁその話か」みたいな顔をする次男。

先生は「次男ちゃん、るいちゃんが一緒に住んでくれるのいいねぇ」と次男に声をかけてくださいました。

その他お伝えしたこと

・行事への参加、特に卒園式に親として出席させてほしい

・緊急連絡先として追加して欲しい

という2点をお願いとし、

・園での生活にこれまでと変化はないと思われるが、次男にとって先生方が「次男ちゃんのおうちはママ2人だよね」と認めてくれることに意義がある

・マイノリティではあるが、変ではない。親や周りの大人が下手に隠そうとすると、次男が自分の家族に自信が持てなくなるので、できるだけ堂々としたい

・お友達から「ママ2人変なの」と言われた時の対応法を次男に教えている。
「君はママ2人のお家に出会ったことがないかもしれないけど、僕の周りにはたくさんいるよ。パパ2人やママひとりとか、色んな家族がいるよ」と伝えるように言っている

という点をお伝えしました。

行事への参加と緊急連絡先については園長に1度確認すると言っていただき、その他の話についてはよく理解していただけたかな、という印象でした。

「これまでこういう家庭に出会ったことあります?」と聞くと、やはり初めてのパターンだと。

「でも、言えてないだけで、いるかもしれませんよね」と仰っていました。その勢いで、近年子供を持つ同性カップルが増えていることを話すと「へぇ~!そうなんですね!!」と驚かれてました。

ひとまず、ここでF先生にお話したことでカミングアウト完了。
後は、先生方にシェアしていただくことをお願いして、降園したのでした。

次回は保育園にカミングアウトその後!!
他の先生はどんな反応なのか…!?について書きます。

読んでくださり、ありがとうございました!!

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