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世界一贅沢な授業づくり!JICA教師海外研修(キルギス)#05 現地研修パート3

こんばんは。日曜日をいかがお過ごしですか?

さて、今日は、キルギスでの教師海外研修2日目!

JICA関係 OVOPショップへ

 OVOPとは、one village one  productionの略で、日本の大分県が最初に行った一村一品運動のことです。
 キルギスでは、遊牧文化ということもあり、畜産など第1次産業が主です。日本のように加工工場がたくさんあったり、6次産業かされていたりということはなく、そのものをそのまま売るという現状です。そこで、現地のもので、現地の人で、キャッシュを稼げるような仕組み、製品作りをしているのが、OVOPです。
 そのショップが、ビシュケクにあり、中心となっている方のお話を聞きました。
代表的なものとしては、フェルト製品です。ショップで爆買いしたのですが、動物のマスコット、スリッパ、小物入れなどなど、デザインも素敵な、手触り最高の製品が並んでいます。日本では、MUJIで取り扱っているので、購入することもできます。

MUJIで売っている子たち
こちらがビシュケクのOVOPショップ

 実際の作業ワークショップは、次の日に訪問したので、次の記事で。

病院にも日本の力が

 この後、キルギスの国立病院を訪問しました。所々に日の丸が見られ、協力していることが伺えました。食生活から、2つの大きな病気が多く、問題になっていることなど、キルギスの現状を知ることもできました。

27番学校へ

 昼食を挟んで、午後から、ビシュケクの27番学校へ訪問しました。海外協力隊の方がお二人いる学校でした。
 玄関前では、盛大な歓迎を受け、案内された体育館では、より盛大な歓迎の式をしていただき、伝統的な踊りや演奏の披露、日本語での歌唱などもあり、盛大に歓迎する文化に驚きました。

ボルソックで歓迎
コムズという楽器の演奏もありました。衣装の刺繍が可愛い
英語の授業(協力隊の方)
高校生にあたる学年の生徒と交流

 キルギスの学校では、日本でいう小学校1年生から高校2年生までの11年生が集う形で、学校は2部制でした。この日は午後からだったので、大きい子たちが。高校生たちとは、英語でコミュニケーションできました。日本の大学に行きたいとか、日本の文化を知りに行きたいとか、日本語を勉強しているとか、とにかく親日でした。
 街中で買い物をするときにも、だいたいアンニョンハセヨ!と声をかけられますが、ロシア語でイエポーニ(日本人だよ)!というと、「おおよくきたな!JICAか?」とすぐ良くしてくれました。こちらが、キルギスのことをよく知らないのが申し訳ないぐらい、親日の国でした。

 学生と話し合あとは、先生方とも話しました。授業を見てどうだったか、日本の学校の仕組みはどうなっているのかとか、キルギスの先生方の待遇はどうなっているのかとか、色々話せました。ただ、先生方はあまり英語ではなく、ロシア語が多かったので、通訳さんに頼りまくりでした。

ちょっとの隙間に観光も

 懇親会までの間に時間ができたので、クリスマス時期のマナス広場へ行きました。キルギスの英雄マナスの像があり、キルギスの国旗を守る衛兵がいたり、10m以上のクリスマスツリーがあって、イルミネーションで賑わっていました。近くには、遊園地もあって、ぐるぐるする乗り物に乗りました。結構緩めの作りはスリル満点ですw

裏マナス 奥の4000m級の山脈も綺麗

夜は、この日も懇親会

 もちろん、懇親会!この日は、協力隊の方々がたくさんきてくださり、キルギスの情報をたくさん教えてくれたり、コムズを披露してくれたりと楽しい時間でした。また、連絡先を交換して、この後の授業への協力をお願いしたりもしました。
 食事は、とにかく肉が多いのですが、馬、羊、牛と色々で、どれも美味しかったです。

馬、羊、牛のソーセージ
野菜は少なめだけど、ビーツがよく出る

ホテルではもちろん

 本日の振り返りをします。参加者それぞれの視点での気づきがあるので、自分のことを話して頭を整理しつつ、色々な視点でも見ることができる学びもありました。どんな授業にするかについては、いつも聞かれますが、この日はOVOPを学んだので、中学校高校の先生方はかなり興味深く感じてらっしゃいました。

最後に取材

 地元紙の記者さんが同行していたので、取材も。1日中インプット祭りだったので、色々聞いてもらえると、少し整理しながら考えることができました。
 終了したのは、12時次近く。どうしても洗濯はしないといけなかったので、シャワーを浴びながら済ませ、次の日は地方への移動日だったので、荷物を整理して、ようやく就寝。すぐ寝れました。

この日、役立ったもの

・自撮り棒 どこを取材するにしても、ある程度の人数で行くので、うまく写真が取り  づらいことも。自撮り棒があると、アングルを変えやすく、助かりました。
・マスク 大気汚染の街中、病院への訪問とリスクだらけでしたので、マスクは持参してよかったです。
・名刺 事前にJICAさんから持っていくように指示がありました。協力隊の方と連絡先を交換する際に、ラインやワッツアップだけでも良いのですが、後々所属を確認したり、お名前の漢字を確かめたりと何かと役立ちました。
・日本の写真 現地に行って何を聞きたいかにもよりますが、生徒と話す際に、きっかけになったりもします。自分は写真だけではなく、刺繍の模様が似ているアイヌ民族の衣装の写真や楽器のムックリを数本、日本ぽい柄のシールや付箋、折り紙、筆ペンなど持っていきました。たくさん質問に答えてくれたり仲良くなった子にはあげてきました。

さて、次は、地方へ移動しての活動です。

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