銅山ふき金渡し方（かなやまふきかねわたしかた）

出典：国立国会図書館デジタルコレクション『日本山海名物圖會 一』

銅山かなやまふき金かね渡し方

ふきあげたる金をこりに作りて荷物とし、京大坂等へ出す也。銅鉄皆同じ。鋼鉄はがねは鉄をよくきたひたる也。五車韻瑞に鋼は堅鉄なりとあり、刀釼をつくるゆへに刃は金といふ。

※ 「こり」は、梱こり。縄などでくくること。また、荷づくりした荷物のこと。
※ 「五車韻瑞ごしゃいんずい」は、明の時代の類書。

「むしろ包使る所」

ふきあげたる金をこりに作りて荷物とし
京大坂等へ出す也

『日本山海名物図会』の目次はこちら → 「日本山海名物図会 まとめ」👀

筆者注　新しく解読できた文字や誤字･誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介／免責事項」をお読みください。📖