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金山堀口の図(かなやまほりくちのず)

金山かなやま堀口ほりくち

金山かなやま堀口ほりくち鋪口しきくちとも、または、真府まぶともいふ。吉日をゑらび、神まつりをして普請にとりかゝる也。

かな山のはたらき人を下財げざいといふ。およそきん ぎん どう てつ 通してかな山といふ。

わがてうかねの出ることは、人王四十六代 孝謙こうけん天皇てんわう 天平てんぺい勝宝せうほう 年中ねんちう にはじめて陸奥むつくによりほり出す。白銀しろかね人王にんわう 四十代 天武てんむ天皇てんわう御時おんとき はじめて対馬つしまくによりほり出す。どう てつ神代かみよよりありいゝつたへたり。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『日本山海名物圖會 一
「しきより土を持出すてい」

金山の堀口を鋪口とも又は真府ともいふ
「とめ木」

吉日をゑらび神まつりをして普請にとりかゝる也
「山口寸法ほる所」

かな山のはたらき人を下財といふ


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