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日本のジャズミュージシャンは生計を立てられるのか?どうやって生計を立てているのか?

はじめまして、もみと申します。

アマチュアのジャズギタリストです。

タイトルについて、考えていることを書いてみようと思います。


カラオケ登場でほとんどのジャズミュージシャンは転職しました。昔はキャバレーで生演奏があったらしいのですが、僕の大学時代(80年代)にカラオケが登場し、ジャズミュージシャンが仕事をする場所がなくなったそうです。キャバレーでは時給1万円だったと言っているお爺さんを知っています。
以降、ジャズのライブハウスで細々とジャズのライブが続いている。ジャズのライブハウスに行くとお客が3人とか、演奏者より少ないです。当然、ミュージシャンへのギャラは少ないです。

そもそも現在の日本でジャズを演奏できる店が少ないです。普通の人は難しいジャズをやろうとしないと思います。日本でジャズのライブだけで生計を立てている人はいないのでは、と思います。日本で有名な人でも、音大や専門学校で教えているようです。
現在は音大でジャズを教えているところもあります。音大出身者でも楽器の講師とかが仕事になるようです。ジャズの演奏だけで十分な収入を得ることは難しいようです。

バークリーを主席で卒業できる能力があるような人は特別です。特別な才能ない人は、学費や卒業後の生活に困らない財力があるなら音大に進んでもよいと思います。

音大に行かない人、ジャズ研とか、年をとってからジャズを始めた人は、セッションに通い、練習を続けてセッションホストになれればよいほうだと思うのです。そういう人は、音楽の他に自分が無理せず、練習時間を確保できる音楽以外の仕事が見つけられるとよいです。

今時、ジャズスタンダードを演奏するのは、セッション以外はあまりないと思います。スタンダードはアメリカの懐メロですよ。懐メロでなくて、ジャズの香りがして新鮮な音楽なら需要があるのかもしれません。日本人をターゲットにしてもジャズでは食えないと思います。海外で需要なありそうな新しいジャズを作れるのならチャンスはあると思います。

日本人のほとんどの人が聞く音楽というのは、NHKの紅白歌合戦のような音楽だと思うんですよね。もしくは、自分がカラオケで歌いたい曲だとか。商業音楽ですね。商業音楽にしないとお金が発生しないと思います。芸術はお金とは関係ないと思うんですが。

ジャズは、楽器、音楽の修行とも言えると思います。

ジャズだけが音楽ではないので、別の音楽をやるのがおすすめかもしれません。バックバンドの仕事がもらえたらラッキーだと思います。でも、現在は楽器の生演奏というのがレアですし、音楽はコンピューターのDTMで作られるので仕事が少ないと思います。
音楽の仕事をもらうには、コミュニケーションの能力が重要だと思います。
また、毎日演奏するのは本当に音楽が好きでタフでないとキツいのです。

ジャズのライブだけで生計を立てるのは難しい思います。音楽を教える仕事か、バックバンドの演奏の仕事をやりながら、ジャズのライブする、というのが一般的だと思います。


以下、自分のことです。

お金をとれるほどの演奏能力はまだないと思います。あったとしても、上に書いた通りお金にはなりません。

自分には別に人に聴いてもらいたいという強い気持ちがないというのが性格的に問題。とにかく上手くなりたいという気持ちはあります。毎日練習しています。お金を払ってセッションに通っています。セッションで素晴らしい音楽が産み出される瞬間そこにいたいという気持ちはあります。自分が素晴らしい演奏をしたいのです。

演奏者が、演奏者それぞれの音楽を奏でる、ということだけではダメなんですかね?

私は毎日練習をしないと頭がおかしくなってしまうのです。

一生をかけてギターの演奏を追求したいのです。

修行を続けるのに必要なのは時間、体力、金です。

これからもギターの練習とセッション通いを続けるつもりです。

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