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セリアのガラスペンを試してみたはなし。

セリアのガラスペン(再販ぶん)

 セリアのガラスペンが再販されたという話を聞きまして、前回買い逃した自分としてはどうしても欲しく、会社の友人の力を借りて2本入手しました。(理由は後述)

 友人の家の最寄りのセリアには全ての軸色があったようなので、LINEでピンクと薄紫をお願いしました。

紫のほうは蛍光灯下で色変化する

 お互い在宅勤務メインで出社タイミングがなかなか合わなかったので、漸くきのう受け取れました。やはり紫はアレキタイプだったので嬉しい。

説明書は必要十分な内容

 ケースはけっこう頑丈で、台紙の裏は取扱説明書になっています。有効な筆記仰角とペン先を瓶のフチに触れさせない旨記載があるのが個人的に高ポイントです。45°〜60°は一般的な範囲ですね。

 さて早速試し書きです。レギュレーションについてはこちらの記事に書いた通り。

 まず持ってみた印象は「軽い!」軸が長いので余計そう思います。それと気になったのが溝の山が鋭く尖っていたこと(特に紫)。ランプワークで作られるガラスペン先の場合、溝の山が鋭角になってるのはまず見たことないです。ペン先根本を見ても鋭いし、製法が普通のガラスペンと違うんでしょうか?

 またピンクのペン先根本に大きな気泡があって「本当にガラスなのか……?」と疑いそうになりますが、紫の色変わりとピンクの欠け(開封時点で既にあった)、ペン先形状の個体差から硝子であると信じたい……。

ピンクの試し書き
軸に貝殻状断口の欠けがある
紫の試し書き
ペン先の形状に個体差があるのが見てとれる

 で、書いてみてびっくり。2本とも紙当たりはカサカサしてて嫌な引っかかりが全然無い! インクのぼた落ちも無い! 継戦能力も十分ある!

 数千円以上のガラスペンでも上記全てをクリアしてないブツはザラにあるのに税込110円でこの品質は凄すぎます。選んだ友人が豪運だったのかもしれませんが、より紙に引っかかる方でペン先研磨を試そうと思っていた私の目論見は脆くも崩れ去ったのでした。

 幾らかの謎はありつつも、コスパ面ではマジ最高のセリアのガラスペン。ぜひ定番品になって頂きたいものです。みんなガラスペン沼に落ちてくだしあ。


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