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006 循環が太くなると

地域の『幹となる』循環が太いほうが、もちろん地域としてはうれしいわけです。

なぜ、うれしいのでしょうか。

そのことを考えるために、こんな例を考えてみます。

地域外に支出していたガソリン代を、年間で1億円減らすことができたとします。

地域の人は、そのお金を週に一度の家族での外食に使うようにしました。

そうすると、人手の足りない飲食店が店員さんを増やすことができました。

地域の外から、新たに飲食店を開こうと考えて、移住してくる人もいました。

こうして1億円分の支出に見合う仕事が増えるのです。

そうした飲食店が仕入れる食材が、地域の中で育てられたものだったらどうでしょうか。

1億円のうち、たとえば原材料費である3,000万円が、地域の農家などの収入として増えました。

そうなると、耕作放棄地になっていた畑を使って、農業を始める人が出てきました。

というように、地域に回るお金がどんどんと繋がっていきます。

この地域の平均年収が350万円だったとします。

最初に地域内で使うお金として増えた1億円のうち原材料費を除いた7,000万円で、20人の仕事を生み出すことに貢献します。

原材料費として地域内で使うお金として増えた3,000万円は、5人以上の仕事を生み出すことに貢献します。

こうして仕事をする人が増えたことは、またその人たちが収入からお金を支出することになります。

そのお金で、さらに数人の仕事が増えます。

地域外に支出していたガソリン代が、年間で1億円減らすことで、地域に30人ほどの仕事を生み出すことができます。

地域の『幹となる』循環が太くなることは、このようなメリットを地域にもたらすのです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。