見出し画像

プロレスリングノア〜N-1【DAY5】望月VS征矢

いよいよ終盤となり各ブロックの優勝争いも佳境に入ってきたノアのN-1。この試合は当初生配信予定に入っていない大会でした。しかしそこは「時を止めないノア」。レッスルユニバースやAbemaではなく、SNSスタッフがTwitterでLIVE中継を行うというゲリラ作戦を敢行しました。そのため東京いる私もこうして試合を観戦し、ベストバウト感想まで書けるようになりました。改めてスタッフさんの熱意に御礼申し上げます。

さてこの日もjrで動きがありましたが、ここではN-1のベストバウトを挙げます。今日の大会の私的ベストバウトは望月VS征矢でしょう。前節GHC王者潮崎を降して勢いに乗る望月と、好試合を行うもここまで一勝の征矢。敗れれば優勝戦線から脱落するサバイバルマッチです。

この試合はまさに正統派なプロレス。言い換えるとシンプルなプロレスだと思いました。場外戦も空中戦も殆ど無く、終始お互いがリングの中央で削り合う試合でした。望月が打撃を繰出せば、征矢がそれを正面から受ける。征矢が突進力を活かして望月を跳ね飛ばせば、望月もそれを耐える。えてしてこうした試合だとワンパターンな技の応酬になりがちですが、そこはベテラン同士。随所に相手の武器を潰すテクニックも交え、一本調子にならない展開となりました。

最近のノアは良い意味で、リング中央での攻防のみに拘ってません。場外戦も上手く使いつつ、試合会場を広く使っている印象です(特に中嶋や小川など)。もしかしたら観客の目を動かして飽きさせないという狙いがあるのかもしれません。

しかし今日の望月と征矢はそうした形ではなく、リング中央での攻防にフォーカスしつつも、観客を飽きさせない素晴らしい試合を行いました。ある意味所属外同士だからこそ、いつもとの違いを見せつけたと思いました。特に終盤望月のキックを受けながらも、前進して圧力を与える征矢の迫力はまさに圧巻でした。

征矢は最終的に望月の三角蹴りに沈みましたが、破れてもその存在感をしっかりと観客に伝えました。もちろん勝利した望月は50歳超えとは思いない力強さを見せつけました。普段は中々見られない所属外同士のシングルマッチを見られるのもリーグ戦ならではの楽しみですね。

さてN-1のリーグ戦も次回の10.4後楽園ホール大会が最終戦です。この日の結果で10.11大阪での決勝進出者が決定します。Abemaでの生配信も行われますので、是非ご覧下さい!

リーグ戦の詳細はこちらより

注目カード情報はこちらより



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?