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プロレスリングノア〜N-1【DAY3】丸藤正道VS杉浦貴

後楽園3連戦の初日である初日。Abemaでの無料放映でも視聴回数45万超という高い注目を集めた大会でした。ベストバウトは正直悩むところですが、ここはメインイベントの丸藤VS杉浦を推したいです。丸藤と杉浦はときには共闘し、ときには対角に立ち、ノアの全ての景色を見てきました。この試合をは去年のN-1以来だったということを加味すると、もしかしたらあと数えるほどしかない対戦かもしれません。

コンディションを維持して「驚異の50歳」として君臨する杉浦とは対照的に、丸藤は数々の大怪我も経験しました。この20年でファイトスタイルも、いわゆるハイフライヤー的なものからは大きく変化しています。

たしかに日々過去を超えている杉浦と、過去と同じ動きが出来なくなりつつある丸藤という部分はありました。コンディションを活かしてガンガン攻める杉浦とそれにひたすら耐える丸藤という図式です。しかし今できることを突き詰めた結果、丸藤の受身の技術が光った試合だったと思います。杉浦の厳しい打撃を受けて、闘志を顕にする。雪崩式ブレンバスターや五輪予選スラムなどのダメージを最小限に抑える受身。更には試合終盤のグラウンドの攻防でのポジション争い。もちろんそれは雪崩式不知火を耐え、丸藤の虎王乱れ打ちを全て受けた上、最後にフロントネックロックを繰り出した杉浦にも言えます。何を受けても相手の攻撃を返す。どれだけ長時間の試合でも受身をとる。まさに一朝一夕では得ることが出来ない受けの真髄を知る二人だからこその試合でした。

「ノアのプロレスとは何か?」という問いかけに対しての答えの一つ「受けの凄み」が、丸藤VS杉浦に存在したと言えるでしょう。時代が変わり、選手が変わってもベテランの二人がそれを見せてくれたのはとても感慨深いです。

清宮VSマサ北宮もとても面白い試合でしたが、今日はやはり丸藤VS杉浦に軍配を上げたくなりました。

明日の試合も配信あるので是非ご覧下さい!

こちらの試合予想も是非!



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