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ファンでもできるチケット販売増加方法〜一言発するだけでも良い!

冬を控えて新型コロナウイルスの感染者数も増加傾向になりました。感染者数のみを指標にしてしまうのは愚策ですが、感染者数を無視することもまた愚策でしょう。

プロレスに限らず屋内エンタメイベントは、未だに新型コロナウイルスの影響から立ち直れていません。販売座席数への制限や、会場内での飲食販売不可。声を出しての声援不可等など。これまでプロレス会場でプライオリティの一つであった「ワイワイガヤガヤ」「飲み食いしながら」観戦するというスタイルが崩れてしまいました。そうしたプライオリティの低下はチケット販売数の減少にも繋がります。

今までチケットを購入することで出来たことができなくなれば、当然チケットの価値は下がります。しかし一方でチケット価格は良くて据え置き、場合によっては値上げという状態です。この負のスパイラルから抜け出すことは本当に難しいです。

ノアも有観客興行再開直後は制限下でもチケット販売は健闘していました。数カ月できなかった生観戦ができる。これだけでチケットの価値は向上します。だからこそセールスに繋がりやすかったのでしょう。

しかしそうした特需は長くは続きません。「生観戦できる」というプライオリティは時間が経過すれば弱体化し、逆に出来ないこと「特に声を出すこと」が目立ち始めます。そうしたネガティブな要素が顕著になればチケットの価値は下がり、セールスに繋がりません。ノアは7月以降は関東集中開催をとりました。選手スタッフの移動リスクをとったわけで、これが失敗だと思いません。しかし同一商圏で興行を増加した結果、プライオリティの一つであった「生観戦できる」という部分が弱体化しやすい状態になってしまいました。

「良い試合をしてるのに」「話題も積極的に作っているのに」チケットのセールスに結びつかないのは、団体にとってもファンにとっても悲しいことです。

チケット販売増加繫がる施策は大事です。しかしそこのアイデアは結局のところ団体に任せる以外にありません。色々論じても外野であるファンに出来ることは少ないのです。私はコロナ禍でも時を止めなかったノアのフロントスタッフを信じてます。

ですがファンにも出来ることはある。もちろん「なるべく生観戦する」というのは大事です。しかし私を含め各々事情がありますし、「応援買い」をやり過ぎた結果生活バランスを崩しては元も子もないです。

それでは何ができるか?単純に言えば「チケットのプライオリティを高めること」です。あまり思い出したくないですが、ノアも会場の雰囲気が良くない時代もありました。なんとなくため息が出たり、新規のファンがとっつきづらい空気があったことも否定できません。

そうしたネガティブな空気では選手もノれませんし、なんとなく観客の足が遠のくこともあります。そんな空気にならないように「ノアって案外楽しいな」「新規のファンにも優しいな」といったポジティブな空気を作ること。それはファンだからこそできることではないでしょうか?

選手に声援を送ることができなければ、自作の応援グッズを作る。選手に精一杯拍手を送る。そんなの恥ずかしいなあと思う人は「団体の決めた観戦ルールをしっかり守る」。これだってとても大事なことです。ルールを破って観戦する観客が多ければ、不快に感じる人も出てきますしね。

もちろん会場に行かなくてもできることはあります。AbemaやWRESTLE UNIVERSEで試合を見ること。試合の感想をSNSに呟くこと(あんまりネガティブ過ぎる意見だと…)。そうした行為全てがポジティブな空気を作り出しますし、それがチケットのプライオリティ向上にも繋がります。

要は外の人が「なんかノアって面白そうだね」と感じさせることですね。再度申し上げますが、これは団体側では出来ないことであり、ファンだからこそできることです。

確かにコロナの影響を払拭するのは難しいです。しかしレスラーは良い試合をし、フロントは新しい施策をとり、ファンが積極的に楽しむ。各々が自分たちにできることを進めてけば、必ず良い結果に繫がると私は信じています!

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