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【Mom Garden Story Vol.11】息子の成長を夫婦で見守れた3週間、産後ケアは一番幸せなお金の使い方

「マームガーデン葉山」をご利用された方にお話を伺う【Mom Garden Story】。11回目は、出産直後からご夫婦で20泊されたA.Sさん&T.Sさんご夫妻。夫婦で長期滞在を決めた理由や滞在して気付いた産後ケアの価値をお話しくださいました。

Profile:
東京都在住 A.Sさん&T.Sさん夫妻(30代)
長男との3人家族
滞在期間:2022年8月(20泊)滞在

「産後ケア」で検索して見つけたマームガーデン

産前はふたりで産後のことをよく話し合っていました。漠然と大変だろうなとは分かっていて、ふたりとも強い方ではないので、果たして耐えられるのか……と不安に駆られる中、マームガーデンに出会いました。
「産後ケア」という言葉を知ったのは、母子手帳交付の際に保健師の方から区の産後ケア施設について説明を受けたときです。「産後ケア」で検索してみると出てきたのがマームガーデン。最初に見たときは金額が高いと感じ「自分たちは無理かな」と思いつつも、興味が勝ってLINEから見学予約を入れました。

見学の帰りのバスの中でスマホから予約

マームガーデンに見学に行ったのは4月。東京から電車とバスを乗り継ぎ、葉山までは2時間以上かかりました。都会の喧噪とは別世界の清々しさに、ふたりとも一気に魅了されたのを覚えています。区から紹介されていた病院や産後ケア施設にはない、リゾートのようなロケーションに、居心地のよい客室、24時間預けられるベビールーム。見学したことで、「ここに頼ろう」と気持ちが動きました。
予約が埋まってしまうかもしれないという話を聞き、帰りのバスの中で20泊を早速予約。割引があることに加え、車を持たない私たちにはタクシー送迎が付くことが決め手でした。

産院から直接貸し切りタクシーで葉山へ

出産は計画無痛分娩で、比較的スムーズに進みました。入院中は乳房の張りが辛かったですね。出産後5日目に退院し、病院から3人でマームガーデンに直行しました。
到着後は助産師さんがすぐにヒアリングをしてくれたので、息子が母乳をうまく飲めないことを伝え、授乳指導をお願いました。抱っこの仕方や哺乳瓶の口を乳房に当てて飲ませやすくする方法など、専門的なことを教えてもらい、滞在中に授乳が軌道に乗りました。ふたりで産院から自宅に帰ったら、知識も無く右往左往していたかと思うと、本当に助けられました。

数日は身体を休めることに専念し、育児のペースを掴んだ

産後はむくみがひどかったので、最初の数日は自分の身体を休めることに専念。授乳の際以外はベビールームで預かってもらい、夜はしっかりと睡眠を取るようにしました。
少し身体が回復してきてからは、育児の合間にふたりで湘南エリアを散策するなど外出もできたのがよかったです。夫は滞在中ラウンジで副業をすることもありました。夕方ふたりでホテル周辺を散歩するのが日課になっていました。
長期滞在だったので、助産師さんからアドバイスを受け、最後の数日は自宅に戻ってからの生活と同じように夜間は3人で過ごしました。

“ママのための場所”で、妻への接し方の勘所を習得

(夫T.Sさん談)マームガーデンはスタッフ全員がママのことを考えて動いている、まさに“ママのための場所”なんですね。夫の私からすると、そういう場所に産後直後の20日間滞在できたことで、妻への接し方の“勘所”を学べたと感じています。
沐浴指導やミルクの与え方などはもちろんのこと、産後はエレベーター移動の方が楽なことや、円座クッションを差し出すタイミング、哺乳瓶は飲んだらすぐ洗ってあげると助かることなど、言葉にすると簡単なことでも、その場にいることで体感できたのは大きかったです。マームガーデンでの学びが、育児生活を頑張る糧となっています。

夫婦の前提条件が揃っている状態で育児をスタートできた

夫婦で滞在してよかったのは、助産師さんのアドバイスをすぐにふたりで相談できたことです。
例えば自宅で子どもを寝かせる環境やどんな寝具がよいかなどを教えてもらったときに、ふたりで話を聞いているので、すぐに相談しベビーベッドを一緒に選ぶことができました。もし母親と子どもだけが滞在していたら、父親に電話して助産師さんの話を伝えるという段階を経るため、夫婦間で情報格差が生じてしまいます。これを母体が回復しないときにするのは、大変なことだと思いました。夫婦で情報の前提条件が揃っていることで、負担を減らせたのは、滞在してから分かったメリットでした。
また、滞在した20日の間にも息子はグングン成長していったので、それを夫婦で見守りことができたことも、貴重な時間になりました。

後になればなるほど「幸せなお金の使い方ができた」と実感

コロナ禍で結婚した私たちは、式も旅行もしていなかったこともあって、ふたりで使うお金の額としては、マームガーデンへの支払が一番高額でした。それでも利用して10カ月が経つ今、「今までで一番幸せなお金の使い方ができた」と実感しています。
産後すぐに「人に頼る」経験ができたことで、育児で辛いことがあれば外部サービスを利用するという解決策があると気付けたことは、大きな収穫でした。マームガーデン滞在後は、夫が育休復帰するタイミングで、区の産後ケア施設も利用しました。すでにフルタイムでふたりとも職場復帰したので、今後は家事代行サービスなども活用してみたいですね。

夫婦仲を保つのを助けてくれるのが「産後ケア」

子どもが生まれるということは、どんな夫婦にとっても一大事だと思います。どんなに仲が良い夫婦でも、理解し合えないことが起こって険悪になってしまう瞬間があるのではないでしょうか。私たち夫婦にとって産後ケアは、痛みや辛さのマイナスをゼロにしてくれるサービスでした。育児の知識や経験の無い夫婦ふたりで力を合わせたとしても、マイナスをゼロにはできません。産後ケアは、産後のマイナス面をゼロにしてくれることで、私たち家族に幸福感をもたらしてくれました。

もちろん産後の過ごし方は家族によってさまざまあると思いますし、ふたりでも乗り越えられるご夫婦もいると思います。とはいえ、産後に手助けがいらないママはいません。産後ケアホテル以外にも病院や公立施設、産後ドゥーラなど、調べれば「産後ケア」は複数あるので、まずは「産後ケア」自体を知ってもらえるといいなと思います。

さいごに

ご夫婦からいただいた「今までで一番幸せなお金の使い方ができた」というお言葉、とても嬉しく思います。
滞在期間中の学びが糧になっているというご主人のお言葉が力強く、ご夫婦でこれからの育児も楽しく、そして支え合いながら進められていかれますことを心より応援しております。
A.Sさん、T.Sさん、この度は、貴重なお話をありがとうございました!


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