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Moloco・Ipsos 共同調査「モバイルアプリ パフォーマンスマーケティング グローバルレポート」を発表

この記事は2023年10月18日に配信したプレスリリースを転載したものです

モバイル広告予算が世界全体で増加、
日本でもパフォーマンスマーケティングへの評価が高まる

モバイルビジネスの成長・成果を最大限に支援する Moloco, Inc.(本社:米カリフォルニア州レッドウッドシティ、共同創業者・CEO:Ikkjin Ahn、日本事業責任者:坂本 達夫、以下 Moloco)は、この度、調査会社Ipsosとの共同調査「モバイルアプリ パフォーマンスマーケティング グローバルレポート(2023年版)」を発表しました。

調査によると、世界全体で64.7%、日本においては55.0%といずれも半数以上の企業が、モバイル広告予算を前年から増加させたと回答しました。また、日本のモバイルアプリマーケターはパフォーマンスマーケティングを高く評価しており、企業の平均的な予算増加率は前年対比で20%を上回り、不確実な経済下での収益性の期待度を裏付ける結果となりました。

「パフォーマンスマーケティング」とは、企業やサービスの認知・イメージ向上などを目的とする「ブランドマーケティング」に対し、クリックやコンバージョンなどの特定の結果(ユーザー行動)を目的とするマーケティング手法のひとつです。多くのデジタル広告はパフォーマンスマーケティングに該当します。

本調査は、日本、米国、英国、韓国、フランス、ドイツ、インドネシア、シンガポール、ベトナムの9カ国・1,675人のモバイルアプリマーケターを対象に、調査会社Ipsosと共同で実施したものです。主な調査結果は以下の通りです。

モバイルアプリのパフォーマンスマーケティングは、世界全体で継続して成長中:
2023年、調査対象企業の64.7%が、モバイル広告予算が前年から「増加した」と回答しました。予算額の増減率をみると、世界全体で昨年から25.7%増加したことが明らかになっています。
また、調査対象企業の63.2%が、モバイル広告予算のうちパフォーマンスマーケティングにかかる予算が昨年から「増加した」と回答しました。
モバイル広告予算全体のうち、パフォーマンスマーケティングにかかる予算の割合は45.7%を占めており、これはブランドマーケティングにかかる予算の割合(41.4%)を上回っています。パフォーマンスマーケティングは、売上と利益を高めるための重要な投資として認識されていることがわかります。

日本においても過半数の企業が、モバイルアプリ広告およびパフォーマンスマーケティングの両方の予算を増加させていることが明らかに:
国別のモバイル広告予算が昨年から増加した企業の割合をみると、日本は55.0%で半数以上という結果でした。特に割合が大きかったのはインドネシア(81.8%)、米国(73.7%)、英国(67.1%)でした。
予算額の増加率は日本は21.3%で、特に高かったのはインドネシア(33.9%)、英国(29.3%)、フランス(27.3%)でした。パフォーマンスマーケティングの予算が増加した企業の割合については、日本は54.0%でこちらも半数以上を占めました。特に割合が大きかったのはインドネシア(83.1%)、米国(69.0%)、英国(68.0%)でした。

日本のマーケターによるパフォーマンスマーケティングへの評価は、ブランドマーケティングに比べて高く、将来的な収益性への期待があらわれる結果に:
68.5%と非常に多くの割合の日本国内のマーケターが「パフォーマンスマーケティングには、従来のブランドマーケティングよりも収益の拡大を促進する効果がある」と回答しました。これは世界平均(58.2%)を上回り、9か国中2番目に高い割合でした。
また、「パフォーマンスマーケティングが不安定な経済下でも収益性を確保する鍵となる」と回答した日本国内のマーケターの割合も42.6%と高い水準でした。

パフォーマンスマーケティングは、ユーザー獲得を促進し、広告費用対効果(ROAS)を向上させる成果の好循環をもたらす:
パフォーマンス目的のモバイルマーケティング施策を導入した企業の満足度評価は、世界平均で5点満点中4.4点と高い結果を示しました。マーケターはパフォーマンスマーケティングによって、新規ユーザーや質の高いユーザーの獲得、広告費用対効果(ROAS)の改善に成功したと評価しました。

モバイルアプリのマーケティングソリューションを選ぶときの最も大きな要素は「先進的な機械学習」:
機械学習は、グローバルに活躍するマーケターが成功するための重要な要素となっています。マーケターがパフォーマンスマーケティングのソリューションを選ぶときに重視する点のなかで、最も重視されているのは「先進的な機械学習/AIテクノロジー」で、回答者の37%が重視すると回答しました。機械学習の役割は、意思決定や効果測定のために、リアルタイムで正確なデータを提供することにあると位置づけられています。
次いで「グローバルリーチ(23.1%)」と「質の高いユーザー獲得(18.1%)」が重視する点として挙げられています。

調査結果を受けて、Moloco グローバルマーケティング担当バイスプレジデント 横川 大輔は次のように述べています。
「リーチよりもパフォーマンスを追い求めるというマーケティングの世界的な転換は、地域や業界を問わず、その勢いを増し続けています。そして、ビッグテック企業が広告事業で成功しているのは、先進的な機械学習技術と成果型ソリューションの提供によるものであることを、多くのモバイルアプリマーケターが認識しています。
この流れは特定の国や地域だけでなく、世界的なトレンドとなっています。なぜなら、モバイルアプリのパフォーマンスマーケティングは、特に経済が不安定な時期において、収益、ユーザー獲得、利益を促進する明確で大きな力を発揮するからです」

また、調査会社Ipsos プロジェクトリーダー Jennifer Haは次のように述べています。
「パフォーマンスマーケティングは世界的なトレンドになっていますが、今回の調査によって、戦略的マーケティングにおける意思決定と投資に関する詳細な洞察を得ることができました。つまり、測定可能でインパクトをもたらすROASのような一貫した結果を獲得することが、グローバルで大きなパフォーマンスマーケティング予算の獲得につながるのです」

調査について

MolocoはIpsosと共同で、2023年4月3日から5月1日の期間、9カ国のモバイルアプリマーケターを対象にオンライン調査を実施しました。調査は、詳細な洞察を収集するために設計された複数選択式の質問で構成されています。偏見や曖昧さを最小限にするために設問の設計には注意が払われ、すべての回答は匿名化されています。

調査対象は、米国(300人)、英国(225人)、ドイツ(190人)、フランス(207人)、韓国(146人)、日本(100人)、シンガポール(184人)、ベトナム(169人)、インドネシア(154人)のモバイルアプリを保有する企業のマーケティング担当者、およびマーケティングエージェンシーのアプリマーケティング担当者、計1,675人で、様々な業種から回答を得ました。調査対象者には、モバイルアプリマーケティングにおいて予算執行に直接関与し、責任を負う立場のマーケターが選ばれています。

全ての調査結果は、下記ウェブサイトからご覧いただけます。
https://www.moloco.com/mobile-app-performance-marketing-global-report

Molocoについて
Molocoのミッションは、実用型機械学習を通じて、あらゆる規模の企業が成長できるよう支援することです。成長とパフォーマンスのためのMolocoの機械学習プラットフォームにより、すべてのアプリパブリッシャーやECマーケットプレイスは、独自のファーストパーティデータの価値を引き出せるようになります。
Moloco Cloud DSPは、予測モデルにより、パフォーマンスマーケターがユーザー獲得を迅速に拡大し、より大きな生涯価値を達成することを可能にします。
Moloco Retail Media Platformは、コマースプラットフォームが独自のパフォーマンス広告ビジネスを確立することを可能にします。
Moloco Monetization for Streaming and OTT*は、動画メディアや配信事業者が、広告主に成果をもたらすスケーラブルで収益性の高い広告ビジネスを構築することを可能にします。
*OTT (Over The Top) = インターネット回線によってアクセス可能なコンテンツ配信サービスの総称

Molocoは、機械学習エンジニアのチームによって2013年に設立され、米国、英国、韓国、中国、日本、シンガポールの各地にオフィスを構えています。
詳細は https://www.moloco.com/ja/ をご覧ください。



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