40代MBAサラリーマンサブ3ランナーが教える「超効率的サブ3実現法」-19

いよいよレースに向けた準備の話

今回からレースに向けた準備に関する話を書いていきたいと思います。

基本的に私はレースの3ヶ月前から身体を作っていきます。以前書いたミズノのトレーニングプログラムを参考にした独自のトレーニングスケジュールをiPhoneのスケジュール帳にプランを書き込んでいきます。

毎日、明日は何のトレーニングをするのかを決めて、臨みます。とはいえ、仕事の都合で予定通りいかないことも多いですが、それは仕方ないと割り切って、できるときにできる練習をします。

実際、予定通り練習できてる率は60%ぐらいです。全部できれば月の走行距離は300~350km/月ですが、実態は150km~200km/月という感じです。

それでも、時間が確保できない分、出来る限りウィンドスプリントやインターバル走などで質(負荷)を上げるようにして、リカバーするようにしています。

レース直前の週は、毎日5kmのジョグ程度にして、レース前日は、できる限り何もしないようにします。何ならベッドで一日中ゴロゴロしっぱなしぐらい。それぐらい脚を使わず、身体が走りたいとウズウズ感じること大事にして、それをレース時に開放するようにしています。

もうひとつ、レース前に行う儀式の一つが、カーボローディングです。炭水化物が体内を支配するぐらいの勢いで炭水化物を摂取します。実際のところどれくらいの効果があるのか、わからないのですが、人間は自分をだましてナンボだと思っているので、これをやったら速くなる、という自己暗示のためのルーティンとして実施しています。

餅ローディング

カーボローディングといえば「パスタ」。ひたすらパスタを食べまくる、という話はよく聞きますし、私もパスタが大好きですが、私がカーボローディングで食べるものは「餅」です

いわゆる、「餅ローディング」です、

とにかく餅を食べます、食べまくります。
レースの2日前の夜ぐらいから餅一色モードです。正直飽きます。でも食べます。

サトウの切り餅」とかそれの類似品を買い、ひたすら食べます。

金曜夜に10個、土曜朝に4個、昼に10個、夜に10個、そして日曜朝に6個、レース会場までに4個。合計44個。お腹の中は餅だけで満たされます。

餅が何故いいのか?科学的にはわかりません(科学的にわかっているのかもしれませんが、すくなくとも私はわかっていません)。ただ、餅は炭水化物が吸収しやすいようで、以前書いた湘南国際のトレーニングプログラムの時もプロのコーチに、「餅を食え!」と言われました。また、以前紹介した岩本さんの本にもやはり「餅を食え!」と書かれていました。

おそらく効率的に糖分が身体に浸透して、レース当日のスタミナを蓄えてくれるんだと信じています。これも自己暗示ですね。

餅を飽きないように工夫する

餅の飽きない食べ方ですが、どう食べても飽きるので、説得力はないですが、これまで試した食べ方としては、、、

①醤油をかけて食べる
②きな粉と砂糖を混ぜたものに絡めて食べる
③目玉焼きとベーコンと一緒に焼いて食べる
④餅きんちゃくにして食べる
⑤味付けのりで巻いて、醤油をつけて食べる
⑥ふりかけをかけて食べる
⑦どん兵衛に入れて力うどんとして食べる
⑧わかめスープに混ぜて食べる

という感じです。

泊まりの時の餅対策

大変なのは泊りがけの時です。まさに本命レースである「別府大分毎日マラソン」の時です。

いつも大分に着いてからコンビニで小さい醤油とふりかけのバラエティーパック(いろんな味が入っているやつ)と日清のどん兵衛を買います。

ホテルについて食べるタイミングになると、部屋にあるポットに水を貼り、切り餅を袋ごと入れて沸騰させます。沸騰したら袋を裏返して蓋をして5分。それを繰り返しながら、餅全体が柔らかくなったら取り出して、袋を開けて食べます。

袋に餅がへばりついたり、ポット内で餅をひっくり返そうと思っても、ふくろの空気の配分がお湯につかっていない側に集まるので、ひっくり返そうとしても、「クルンっ」と元の位置に戻るなど、マラソンをしに大分に来てるのに、夜はひたすら餅と格闘する、というお笑いのような光景を毎年繰り広げています。それでも、餅を食べることでレース本番のスタミナが維持できる、と信じて格闘しています。

当日の朝は、ポットで温めて程よく柔らかくなった餅を味付けのりで巻いて、軽く醤油をつけた餅をラップで包み、ジップロックにいれます。これを4つ、お守りのようにレース会場に持っていきます

餅は、温めて柔らかくなった後にラップで包むと、それほど硬くならずに、冷めてもおいしく頂けます。味付けのりと醤油との相性はばっちりなので、レース前にとる補給としては、とても相性がいいと思います。

私のこれまでの経験で言うと、補給がハマったレースでは良いタイムが出ます。一方で足りなった、食べ過ぎた、と感じてしまうときは、ろくなタイムが出ません。本当に毎回難しいなと思いますが、少なくともマラソンは「食べる」スポーツなので、事前のカーボローディングやレース中の補給(今度書きます)がハマらない限り、良い記録が出ないという非常に面白くもあり、難しいスポーツです。

今回は、レース直前までの「餅ローディング」の話を中心に書きました。今後更に踏み込んだ、具体的な話を記載していきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





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