こころと駆け込み訴えの読書感想文(短い)【9/12】
長いこと積読していた夏目漱石の「こころ」読み終わった。高校の時に教科書で一部読んだけど全部読むと印象変わるな。軽蔑している人間に近づいてしまう悲しさが良かった。先生は結構ちゃんとお嬢さんのこと好きだったみたいだ。Kのことをちゃんと話せていたら違っただろうにな。「私」は先生の遺書を読み終わった後どうしたんだろうか。
読んだのだいぶ前だけど駆け込み訴えの感想文も書く。大切な人の大切になれなかった男の話という印象。ここまで思いをこじれてしまうとやはりあの結末しかなかったのだろうなと思う。最後には自分の持っていた愛情まで否定してしまうのが哀れで好きですね。
太宰治人間失格は昔読んだけど登場人物にイライラしただけで終わったので苦手意識があったけど「駆け込み訴え」と「葉桜と魔笛」はすごく好き。短編の方が合うのかもしれない。
当たり前だけど文豪と呼ばれる人ってみんな文章上手い。読みやすさは人によりけりだけど表現がみんな美しい。他の有名どころも読みたいなー
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