見出し画像

【教採】不真面目お手軽小論文の解説

※最低限の労力でお手軽に済ませたい人向けです。

小論文、得意ですか?

僕は苦手です。というか、対策のコスパが悪いと思っていました。
この記事では最低限の労力で赤点回避な小論文の書き方を解説します。
ちなみに。
教採本番、全試験中小論文だけABC評価のBでした。残当。

結論
いつものパターンに持ち込むこと

なぜいつものパターンを作るのか

そもそも自信を持って小論文を書ける人は教育時事ガチ勢か現役勢ぐらいなもんです。

対策範囲が広い上に、それぞれへの知見を深めるのには時間がかかる。
一般的な学生や、社会人受験生にとって小論文は重い。

ただ、いくつかのパターンを作っておき、どの切り口からでも誘導できるようになると、対策がグッと楽になります。ブリッジを考えればいいだけだからね。

書くものをパターン化しておくと、本番で考えるのはブリッジだけ。
試験中に本文を考えているようじゃ間に合わない。

パターンを作る際には、包括的で無難なモノを選ぶことをオススメします。
そっちの方が繋がりやすいし、減点も回避できるので。

いつものパターンの作り方

まずは、自分が語りやすい方向性を書き出しましょう。

マインドマップは自己分析で使える神ツール。オススメ。
僕が使ってたのはmindnode。

僕が受験した自治体では「具体的な取り組み」への言及が必要だったので、自分が何をできるのか炙り出す必要がありました。

その中で「これは文字数稼げそう」とか「これは擦れそう」みたいな長所をメモっておくと楽になれます。

自治体の中では、「あなたの意見を述べなさい」みたいな要素が問題に入ることもあるので、自分なりの定番意見も用意しておきましょう。

自己分析や面接対策をガッツリやった人なら、ここはそんなに辛くないと思います。

僕の場合は「自己肯定感を高める生徒指導」や「教員は学び続けるべき」を軸にしていました。

「全く検討がつかないよ〜」って方は、自治体の過去問を全部書き出すのも手です。

いつものパターンには、語りたい意見と関連するエピソードが必要です。

パターンは意見とエピソードの組み合わせ。
本番までいかに量を増やせるかがカギ

意見が指針で、エピソードが文字稼ぎのイメージ。
この意見やエピソードのプールを増やしておくと、どんなお題が出てきてもなんとかなるよね、っていう話です。
お次はエピソードの話です。

補足:過去問研究と問題予想

全然進まない人は、ガッツリ過去問研究をしてみてもいいかも?
過去問を全部並べてみると、自治体ごとの特徴も出てきます。

僕の受けた自治体も「クセのある文章」の出題が目立ちました。
「令和の日本型教育」みたいなやつです。教採経験者ならわかってくれるはず。

そういった「なんかクセのある、格式高い言い回し」はどこかからの引用が大半です。

それを探し出しましょう。県教委や教採のHPなど、pdfの山をかき分けて探し出しましょう。ちなみに僕は県教委の議事録までチェックしてました。そこまでやるさ。

何か一つでも出典を特定できると、そこから芋蔓式に炙り出せます。

もちろんそれが全部じゃないけれど、回答を作る上での指針になるはず。
精神衛生にもいいので、時間がある方はオススメ。

使えそうなエピソードを量産しておく

取り組みは「実際の職員室」を想定すると楽。
イメージが湧かない人は宮澤先生のyoutubeを見よう。

エピソード群は具体策でもあります。
「具体的な取り組み」が指定されている自治体も多いのでは?
このエピソードをどれだけ作れるかで、本番のテンパる確率が下がります。

塾のバイトをしているなら、生徒との思い出を振り返りましょう。結構あるはずです。
教育実習で困ったこととかも使えると思います。放課後ボランティアとか行っているならそれも。
全部経験なくてもOKです。

この中で僕を助けてくれたのは、「ITなどを活用して時間を作る」でした。

出題の形式上、論じるお題は何かしらの教育問題であることが多いです。
そして皆さんご存知の通り、業界の問題の多くは「時間や人員」が解決してくれます。

ですので僕のお決まりのパターンは、

「〇〇の問題が顕在化している。これには人手が必要だ」

「そのために時間を確保する必要がある。ITを活用して時間を作る」

こんな感じでした。これめっちゃ使える。

膨らまし方としては「ITの具体的な活用例」や「空いた時間で何をするのか」あたりを書くと、具体性が増すのでよく擦っていました。

Twitterなんかで教採アカウントを徘徊していると、現職の先生が現状の教育問題に対する答えを嘆いていることが多いです。
そこからヒントを得るのもありです。お世話になりました。

現状の問題を把握しておくと、自分の意見や自分だったらどうするかがまとまりやすいかもしれません。つまりTwitterは神。それでいいのか。

まとめ

こういうところまで顔を出せるあなたは、リテラシーが高い方だと思います。であれば尚更ネットでの情報収集は難しくないでしょう。
悪いのは行政だ。なんであんなに読みにくいpdf量産してるんだ。

教育業界の問題を把握して、お決まりのパターンを作ってしまいましょう。
それぐらいなら教採対策の空き時間でできるはず。頑張って!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?