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今とこれからの話

前回、前々回とあとを継いでからの話を書かせて頂きました。


今回は『今どうなっているのか』と『これから先どうしたいのか』の話をしたいと思います。

今はどうなっているのか

『知ってもらう』ために動き続けて
そのお陰で多くの人と出会うことができ
それが結果として少しずつ仕事に繋がって行きました。

取引先の数
当時5社と取引があり、しかもその中の1社に9割依存していた状態でしたが、現在では年間約40社。1社に対する依存率もかなり低くなりました。

業務内容
当時は射出成形金型の設計のみを業務としてましたが、デザイン・製品設計・治具や装置設計・加工手配。そして全体のディレクションと非常に多岐に渡るようになりました。
また、業種も自動車、家電、医療、装置、治具、雑貨、アパレルなどなどこちらも多岐に渡るようになりました。

父が引退し実質一人親方でしたが知り合いが増えたことで自分にはできないことでも誰かに相談することができました。そのおかげで四苦八苦しながらですがなんとか対応することができました。

そしてひとつのことに対応すると不思議なものでそこからまた新たなことが起こったりしました。
もちろん上手くいかないことも多々ありますし、
売上が安泰かと言われれば決してそんなこともありません。
課題もまだまだたくさんあります。
しかしながら、あとを継いだ時にあった1社依存に対する危機感は今では全くなくなりました。

さらに一人親方でやってきた弊社ですが、今年の夏には一人入社してくれました。元々知り合いであり能力や性格はしっていたのですが、ぶっちゃけ自分の予想以上に優秀で。。。かなり会社として対応力が上がったと感じています。

こうして少しずつ、本当に少しずつ広がっていって今に至っています。

この先どうしていきたいのか

こうして何とか会社としてやっていっているわけですが、では、この先どうしていきたいのか?
自分が作っていきたい会社は小さくても継続していける会社です

今までは頼まれごとは基本断らないというスタンスでしたが今はやることとやらないことを分けて考えるようになっています。

弊社は製造業で設計屋です。会社の軸はデザインを含めた設計になります。そこから極端に外れたことをやることはしません。
ですから飲食業に手を出すことはありませんし、既成の製品をただ売るということもするつもりはありません。
(もしやっていたとしたら何かしら裏があるかと思ってください)

また、継続する会社をつくるために、その仕事をさせていただくことで3年後、5年後にどうなっているのかを考えます。もちろん、目の前の利益はしっかり追いますが、そこだけにとらわれずに継続性を意識して仕事をお受けしさせていただくようにしています

会社を大きくしたいとか、
日本のものづくりを守るとか、
そういった願望は正直全くありません(怒られそうですが。。。)。
そして今は予測のつかないことが平気で起こります。
ですから、その時の環境に応じて柔軟に判断をしつつ、
新しいことや興味深いことをとりいれつつ、
色々な人と協力しつつ、
小さくても継続していける会社

を目指していきたいと思います。